各連銀総裁の軽さが目立つ米国市場

各連銀総裁の軽さが目立つ米国市場

米国の連銀総裁達は、9月のFOMCでの利上げを0.500Pと0.750Pの二派に別れて、市場で偏らないように誘導している。米国市場は株式も債券もとにかく金融政策次第の動きをしているから、楽観に対する警鐘を鳴らすようなコメントを著名人がしたところで、まったく意に介さない。要は今のインフレ状況をFRBが軟着陸させるだろうという一点で株に買い向かってるということかも。

けれどもあまりにいろいろモノを言い過ぎるというか、各連銀総裁は実際にインフレに対してどれほどの機知を持っているのか、対応経験があるのか、かなり疑わしい。はっきり言って楽観するような事態になるというのは、単純に投資家のポジショントークを変わらない脆さがあるよ。

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実際の経済はほぼほぼ、景気後退を織り込むような流れにならざるを得ず、これから復活するであろう原油価格にしてもOPEC+が増産微増としたことで米国はシェールの輸出禁止をできなくなった。バイデンのシェール輸出禁止案はプーチンとまるで同じ戦略だからね。結局強権的な政策を打ち出すと、ロシアも米国も中国も、何も変わらない大国のエゴを世界中から見透かされる。

というわけで、米国市場はインフレお構えなしに爆上げ上昇。目標株価までは買い決めで行くという方針なのだろうし、その辺は個人も機関もイケイケなのが米国人気質だからね。

米国債10年物金利上昇、ドル円は再び円安方向で大きく動いている。とにかくドル円は振れ幅が大きすぎて、ポジションを間違えると即大損みたいなかなり危ない状況ではある。そんな状況で日経平均はCFDが再び¥28,000を獲って返ってきた。大幅上昇となって昨日の値がさポジションをすべて持って行かれた俺としては、直撃を喰らってしまい・・・非常に厳しい状況を迎えてしまったよ。かなりヤバい状況だよ。

でもね、日経平均はドル建てではほとんど上昇していないという事実もあるから・・・常に叩かれる可能性があるよね。

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