期待先行の日米株式

期待先行の日米株式

各連銀総裁達のタカ派発言にもかかわらず、株価はパウエル議長のどっちつかずの発言を見込んで、「ならば買い」とばかりの市場の機運が強気に傾いた。それはザラ場の値動きをみても分かる通り、大引けにかけて高値引けしていることからも分かる。この際、イケイケだ!と言わんばかりに買われた格好。いやいや、いつもながら米国投資家の強気には恐れ入る。

個人的には7月PCEは気にならないのか?って思うけど、ちょっと後を付いていけないような、そんな上げ方が嫌らしい。

そうした米国市場の動きならば、当然日経CFDも連動するように上昇する。こんな時ばかり連動するのか!っていう感じだけど、米国債10年物金利が0.1P以上低下して、日本国債10年物金利が上昇したにもかかわらず、ドル円が¥136.500を維持していることも、日本市場が思い切り強いことを予想させる。

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ポイントは景気指標よりも9月6日の米国レーバーデイ明け以降なんだろう。それまでは、日経平均とてイケイケ相場になる可能性も大いに出てきてる。こうなったらそれ迄に、日経平均¥30,000到達があるかもしれないね。それも結構確率は高いのではないか?って思うもの。

とにかく今の日経平均は、CFDベースならば¥28,678まで来てて、EPS¥2.204(8/25)なのでPER13.0ちょうど。¥29,000はPER13.16、¥30,000はPER13.61と今年度のMAXとなる。まぁ¥30,000の確率はオーバーシュートしかないし、定着はちょっと無理なんだろうけど。

というわけで、昨夜にYOUTUBE動画を紹介した通り、岸田首相のいう原発再稼働は簡単ではないということで、その辺の事情を分かって計算して言ってるのかは甚だ疑問だけどね。今までが今までだけに今年の冬の電力不足を強いリーダーシップで乗り越えられるかが最大の焦点になりそう。だめなら、来年の今頃は別の総理になってるかも。

日本市場は期待が先行するような相場展開なんじゃないかな?もっとも株式市場はそうやって上がるものなんだろうけど。

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