徐々に中東情勢への危機感がでてきた日本市場:10月13日(金)後場

徐々に中東情勢への危機感がでてきた日本市場:10月13日(金)後場

日経平均株価 ¥32,315(▲¥178)

やはり荒れ模様の10月相場。徐々に中東情勢への危機感が・・・。

後場の相場概況

後場になっても日本株は下げ止まらず。何があったというわけではないのだろうけど、結局のところSQまでに強烈なショートカバーを巻き込んだ買い仕掛けで急騰してたんだな、と。なので、利食いが出て当然で、日経平均も75日線を越えて上昇する理由もなかったからね。

そんな状況で、後場は売り建てても良かったのかもしれないけれど、どうもその気になれず、結局原油先物とインペを買い追加して勝負でいいかな、と思った。

女房と「沈黙の艦隊」を見て帰宅し、原油価格の上昇を見てちょっとビックリした。それだけではなくてゴールドが上昇、米国債10年物が低下、となれば有事!?ってことでいろいろ調べ始めた。

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結局理由としては、今日サウジとイランのトップ会談が行われて、その結果イランは痛烈にイスラエルを非難し、サウジもパレスチナ寄りのコメントを出した事が、中東の緊張を高める結果になったという事らしい。イスラエルは国連にガザ地区の住民の避難を勧告したけれど、今度はエジプトが「ガザを離れるべきではない」と言い出した。

ガザ地区はイスラエルの中にあるけれど、唯一エジプトとは隣接してる。だから脱出となると、エジプトへ行くしかないのにもかかわらず、難民だらけで財政が破綻寸前のエジプトは、もう御免だ!と言ってるわけだよ。そうなってくると、イスラエルに脱出する人道回廊を作るしかないのに、これも全然進んでない。

そんな中でイスラエルが地上部隊を侵入させたらとんでもないことになるのは明らかだけど、実はハマスはそれが狙いでもあるんだよね。もう完全にゲリラ戦の準備が整ってると言われてて、ガザに攻め込めばイスラエル軍も相当に被害がでるのは必至。

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そこへ来てイランとサウジはイスラエルを批判し始めたとなると、これはもう大変なことになるんじゃないか?という予測が成り立つからね。いま急激に上げたゴールドと原油は利食いが出て下落中だけど、今夜次第では再度上値を追う可能性もあると思う。

もちろんパレスチナ人の迫害を止めなかったイスラエルも悪い。悪いというか、相当に悪どいと思う。けれども目には目を!方式で民間人をターゲットにしたテロを始めたハマスも相当に悪い連中であることは間違いない。でも、肝心なことはイスラエルは挙国一致の戦時体制をとっていて、米国が全面支援するとなれば・・・。

このまま行けば、大事になるのは避けられないと思うからね。

さて、米国市場、始まったね。

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後場の取引とポジション

1699 原油先物 ¥408.3(△¥5.5)
買)¥410.3×60000(含み損¥120,000
買)¥410.1×20000(含み損¥36,000
買)¥410.0×40000(含み損¥68,000
買)¥409.8×10000(含み損¥15,000

買)¥409.7×10000(含み損¥14,000
買)¥408.0×30000(含み益¥9,000
買)¥407.6×30000(含み益¥21,000
買)¥403.8×10000(含み益¥45,000
買)¥403.4×10000(含み益¥49,000
買)¥402.7×10000(含み益¥56,000

1605 INPEX ¥2,075.5(△¥17)
買)¥2,060.0×10000(含み益¥155,000

買)¥2,040.0×30000(含み益¥1,065,000

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原油の動きは思ったよりも緩慢で、米国シェールの在庫急増とか米国がロシア産原油の価格制限違反に制裁と言うニュース、それに原油の消費が米国で減少しているというニュースなど、いろいろ出てきたせいもあるんだろうけど、肝心の中東情勢に関する見方が甘いんじゃないか?と思ったよね。

ここに来てOPEC+とかBRICS+の加盟国がどういう反応をするかによってイスラエル・ネタニアフ政権と米国・バイデン政権の対応次第では、変な方向に行くんじゃないか?と思って、ここは強気で先物も、INPEXも追加した。何せ週末に何が起こるか分からない怖さがあるし、これを考えるとポジションなしではいられんし、勝負と決めた以上甘いポジションでも意味がないからね。

これからアップしないで沈黙の艦隊を見に出かけてしまうけど、とにかく有事であることに変わりはないのでね。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥9,250,000


雑感彼是

「沈黙の艦隊」を見てきました!流石に原作からもう30年も経ってるのでいろいろ、例えば潜水艦の形とか、女性自衛官が乗船してるとか、なんか今風になってました。

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それはそうと、実は沈黙の艦隊は全巻何度も読んでいるのでストーリーは分ってるんですよ。で、実際にあのアニメをどうやって実写化するんだろうという事にも興味があったわけです。それで感想はよくやってるけれど、不十分という感じが否めなかったよね。

それにあの長いストーリーの本当にさわりの部分だけしか、映画化されていないわけで、このペースだと5本くらい撮らないと完結しないかな。後は俳優陣もミスマッチ。海江田は本来母親思いの優しい男なのに、なんかカルト教団の教祖のような雰囲気がちょっと嫌だった。

それにしてもなんか、原作のストーリーを淡々となぞっただけの映画で、流石にヒットは無理だなと。やはり人間をもっとクローズアップしないと映画にはならんよなぁ・・・と。横で女房がアクビ連発でした。

さて、帰宅して食事して風呂に入って、原油先物を見ると、なんか天井知らずで上昇してた。で、原油だけでなく、ゴールドも同じように急騰中!おまけに米国債10年金利が低下ということは、何かあったな?とピンときた。そして慌てていろいろ調べて、概況を書いた次第。

今夜、米国市場がどう反応するのだろう?と楽しみではあるけどね。