逆イールド解消でリスク資産は売られまくる！？：10月23日（月）後場

日経平均株価　￥30,999（▲￥259）

後場の相場概況

経済が調子のいい時は、中国に投資してくださいと言うけれど、中国進出のメリットはほんの一部の大企業が優遇されるだけで、会社組織の実権は共産党（工会）に握られ、利益は容易に持ち出すことが出来ず、馬鹿みたいに人民元を内部留保しているという事例が大半。グローバリズムとか言ってそれを連結してドレッシング決算を出し、業績好調と言っている企業ばかり。

でも、輸出入のために財務省が独自に人民元との交換枠を設定し保証しているからいいようなものの、現地でいくら人民元をため込んでもそんなの何の意味もないことくらい分かってるはずだけど。何かを始めるな、と言う気はしたんだよ。でもいよいよ経済が頓死の状態で、外資企業から難癖をつけて集金するつもりなんじゃないかな。そんなことくらい中国なら朝飯前だろう。

だがそうだとしても、現地で拘束された社員は堪らないよなぁ・・・。いつ釈放されるか分からんし、どんな罪状をでっち上げられるかもわからない。恐ろしや～～～。

で何を勘違いしているのかイスラエルとハマスの戦闘は、ますます危険な状況になっているにもかかわらず、人質解放交渉が進んでいるとか、G7首脳がアピールのためにイスラエル入りするとか、ブルームは緊張緩和を演出するような記事ばかり書くけれど、現実は戦禍が広がっていよいよイランを引っ張りだす手前まで来てるということを敢えて書かない。

市場はまるで緊張が緩和されたかのように振る舞って投資家を嵌め込む。そんな簡単な話じゃないし、やらなきゃやられる世界というのを日本人は想像できないのかもしれないね。それでもG7首脳は面子もあるので、公式声明を発表し現地視察に出向くけど、われらが（！？）岸田首相は・・・。本当にポンコツ野郎だな。

という世界情勢の中、米国金利は思った通り5.000pに向かって動き出し、あと僅か0.009pのところまで来た。これは今夜行くでしょ！その結果・・・個人的にはキツイのが来ると思ってますけどね。急落はこんな何もないようなときに来るものだから。気配は相当にヤバイと思った。狙いの本筋は別だけど・・・。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥18,215（▲￥300）
空売平均）￥18,316×4320（含み益￥430,000）
精一杯売り建ててこの枚数まで。1日ではやはりキツイ。それでも勝負と決めてたから行くしかなかった。多分、今夜は厳しいのが来るんじゃないかなぁ・・・。

8306 三菱UFJ　￥1,223.5（▲￥11.5）
空売平均）￥1,246.6×64000（含み益￥1,470,000）

8316 三井住友　￥7,152（▲￥38）
空売）￥7,308×4000（含み益￥624,000）
空売）￥7,207×4000（含み益￥220,000）

米国金利、国内金利ともに上昇で、買い傾向だったメガバンクも流石に後場になると警戒感も出始めたよね。金利上昇で買われるというフェーズはもう終わっていて、いかな好決算だろうと警戒感の方が上回る。いろいろと相当におかしくなってる米国経済と言うのもあるし、たっぷりといままで飴をしゃぶらせていた植田総裁頼みじゃ・・・。所詮メガバンク独歩高なんてないと思うしね。

8058 三菱商事　￥6,852（▲￥95）
空売）￥6,904×1000（含み益￥52,000）
空売）￥6,901×1000（含み益￥49,000）
空売）￥6,896×4000（含み益￥176,000）

8031 三井物産　￥5,391（▲￥127）
空売）￥5,467×4000（含み益￥304,000）
空売）￥5,463×2000（含み益￥144,000）
空売）￥5,460×1000（含み益￥69,000）

戦争が始まってて、中国もおかしくなってて、米国経済が瀬戸際となれば、為替差益満載の商社株も売られざるを得ないだろう。しかも中東危機でコモディティ上昇を見込めば景気後退で価格は下がる・・・。商社の時代も怪しくなるんじゃないか？

9983 ファストリ　￥33,310（▲￥530）
空売）￥33,370×2000（含み益￥120,000）
不況になればなるほど業績アップと言うのがこういう商売なんだろうけど。所謂デフレビジネスの典型。でも指数を下げるとなれば、売るでしょ！

9101 日本郵船　￥3,813（▲￥50）
空売）￥3,858×2000（含み益￥90,000）
空売）￥3,857×2000（含み益￥88,000）
空売）￥3,856×6000（含み益￥258,000）

9104 商船三井　￥4,026（▲￥62）
空売）￥4,065×4000（含み益￥156,000）
空売）￥4,062×4000（含み益￥144,000）
空売）￥4,061×4000（含み益￥140,000）

商社と船株は似てるよね。商社は海兵隊で船は上陸用舟艇って・・・。まぁ、船株も世界景気後退には勝てません。今までもダメだったから株価低迷時代が続いた。それでもコロナという奇跡的な出来事でコンテナ価格が暴騰してとんでもないことになった。その利益をちゃんと投資したのかよ！って言うと？？？

6723 ルネサス　￥2.188.5（▲￥60.5）
空売）￥2,245.0×4000（含み益￥226,000）
空売）￥2,242.0×4000（含み益￥214,000）
空売）￥2,237.5×2000（含み益￥98,000）
空売）￥2,235.0×2000（含み益￥93,000）
空売）￥2,233.0×2000（含み益￥89,000）
空売）￥2,232.0×2000（含み益￥87,000）

8035 東京エレクトロン　￥20,065（▲￥20）
空売）￥20,500×2000（含み益￥870,000）
空売）￥20,100×500（含み益￥17,500）

6857 アドバンテスト　￥4,132（▲￥127）
空売）￥4,280×4000（含み益￥592,000）
空売）￥4,211×4000（含み益￥316,000）

6920 レーザーテック　￥26,300（▲￥200）
空売）￥26,670×2000（含み益￥740,000）

4063 信越化学　￥4,255（▲￥42）
空売）￥4,368×4000（含み益￥452,000）
空売）￥4,290×4000（含み益￥140,000）

さて今夜勝負の半導体関連！中国がヘソを曲げたのは米国の中国叩きがずっと続いているから。ならば、こっちにも考えがある、みたいなことを考えても不思議じゃない。とにかく規制・規制の嵐。でもあまり効果がないところが不思議というか、ポーズなの？と米国には言いたいけどね。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥330,000

雑感彼是

ほぼ全開で半導体を売り建て、しかもファストリまで行ったとなると、これはもう全力勝負ってことだよ。俺の読みが正しければ今夜の米国市場は相当にキツイ下げになるはずなんだけど・・・。理由は米国債の10年2年の逆イールドが急激に解消に向かっていること。

このグラフでは赤線が10年-2年の金利差を表しているけれど、もうあと僅かで逆イールドは解消される！なぜこんなことになるのか？というとまずはFRBが利上げ停止となるだろうという読みと、リスク資産から安全資産である米国債に資金シフトが起きてるから。

もちろん長期国債なんかは買わないで、2年物を中心に短期国債を買います（当たり前だけど）。これが加速するときには急激に株式やコモディティから資金が抜ける。それが分かってるから「ブラックマンデー」なんて騒いだわけですよ。

でも超絶に深かった逆イールドが急激に解消に向かうとなると、やはり株式は売り建てるでしょ。そんな理屈です。

（PS.なぜこいつは登壇した最初に水を飲むんだ！？）