日本の政治と米国FRBのやっちまった感

日本の政治と米国FRBのやっちまった感

午前中、大動脈瘤手術後の定期健診に行って、担当医と雑談しながらそれとなく癌のことを報告。セカンドオピニオンじゃないけれどいろいろ気を使ってくれて、アドバイスしてくれた。大学が同門ということで、親しくなれたことがこうして後々まで良い関係を維持できているのでね。血圧も安定しているので、薬を減らしてみた。

なんか老人介護をやっていてずっと機会あるごとに老人と向き合ったけれど、常に多くの薬を飲んでいて、長寿の秘訣は薬漬けかぁ、なんて思ってたけど、気が付くと自分もそんな老人たちの仲間入りじゃん!って感じ。診察後いつものルーティンで院内のドトールでエスプレッソを飲んだけど、相変わらず不味い。でもその不味さに安心したりしてるんだよね。

さて気が付くと、というか相場をフルタイムで張ってる生活してると、季節感が無くなっちゃって困る。ずっと籠ってるような生活になっちゃうから、時折立ち寄るドラッグストアで「今日は寒いですね」なんて言われても気の利いた返答なんてできない。店を出てから「オヤジっぽかったかな?」と変に意識して反省してもどうせ次には忘れてるから意味がないね。

もう完全にオヤジ入ってます。

今月になって清和会のパー券裏金疑惑で、政権がメチャメチャになった、というか自民党そのものがメチャメチャになっちゃって、人数合わせみたいな閣僚人事なんかやっても、時事通信の世論調査で内閣支持率がなんと10%台にまで落ち込んだ世間を誰が支持すると思ってるのかねぇ・・・。それでも辞めない岸田首相って計り知れない神経してるんだろうね。本当に凄い人だよ。

岸田首相は清和会という党内最大派閥をぶっ壊した。ここまでくると派閥の存在意義なんか何もないわけで、だったら全派閥を解散したらいいのに。人間三人寄ると派閥が出来る、って言うらしいけど、そもそもカネが分配されない派閥に忠義を尽くす議員なんているのかね?第一国会にはいくつ議員連盟があると思ってるんだよ。とても数えきれないからLINK見てください。

国会の議員連盟

まともにやってる議連なんかいくつあるのよ。まったくふざけた話だ。名刺の肩書のために作ってるんじゃないの?

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今回のパー券裏金疑惑に関しては派閥単位でやっているけど、特に清和会(安倍派)と二階派がターゲットになってる。でも結構気合を入れてるのは、パー券のキックバックの方じゃなくて、派閥に残った資金の使途なんだそうな。そりゃそうだろう。数億~十数億の資金が過去5年間で集められてるその資金って何に使われてる?誰が使ってる?みたいな部分。

そういう意味で言うと、清和会は(本命)森喜朗 ー(対抗)下村博文という図式が出てるらしい。松野や西村なんていうのは小物で派閥の金庫から溢れたものに集るという感じ。果たして特捜は何処までやれるのかね。

また自民党の幹事長一任のような十数億とも二十数億ともいわれる党本部金庫の現金と言うのも怪しいけどね。なぜ現金なんだ?って気がするでしょ。官邸の官房機密費もあってそれはどういう使途でも構わないという法律の建付けらしいけど。けれどすでに明らかになってるようにメディアやマスコミ対策で使われてるのは問題でしょ!都合の悪い記事は書かせないという体質ね。また簡単に現金を受け取るジャーナリストや大半だって。これじゃまともに政治批判の記事は書けないや。

と言うことで、腐ってるのは政治だけでなくメディアやジャーナリスト、新聞記者、それに補助金目当ての大学教授も、腐敗どころかもはや死臭が漂ってるよ。いやいやそれだけじゃない!警視庁は木原夫人がかかわった可能性がある元夫の変死事件の三度目の再調査を、またもや「事件性なし」として送検した。安倍元首相暗殺事件もろくに捜査でしてないけれど、この件も幕引きだって。全くやる気なし。いまさら面倒だってことなのかもね。

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さて、こうして日本の政治や行政、メディアとか社会全体が腐りつつある中、岸田内閣が延命すると、いよいよウクライナ巨額支援の話が持ち上がる。要するにまたしても増税ってことになるわけで、またぞろ介護老人の負担割合を増やすとか、そのてのキナ臭い話のオンパレードになる予感。それで使命が終われば辞めます、なんてことにでもなると、岸田って日本を思い切り壊して売り飛ばした首相と言うことになる。もう日本が米国の属国であることを疑う国民は居ないぞ!

多分だけど来年辺り、恐らく今度は半導体もやられると思う。いま半導体関連の株価は絶好調だけど、近いうちにドカドカと来るかもしれないよ。太陽光やヤバそうなので思い切り風力もって感じだけど、全部中国製だからね。商社株も大丈夫か?あとはNTT利権もね。

東京地検特捜部って本来こうした捜査をやらなきゃいけないし、パー券裏金なんてちょっと小さすぎるんじゃない?これまでのカネ次第の政治がもたらしたものは、ろくなものじゃないし、本当にどれもこれもカネと利権にまみれてる。老人福祉では介護利権が、医療費では医療利権、水産利権に農業利権、検察や公共事業も利権の嵐。国民からは絞れるだけ絞って、カスカスの生活を強いてるのに、既得権者は金満な生活をしてるんだよ。

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だから馬鹿な国会議員も、余り問題にされない地方議員も、既得権者が羨ましくて、自分もカネ欲しい!ってなっちゃう。だからあの手この手で金集めに血道を上げる。今の日本は本当に堕落したよなぁ・・・。

さてさて、今週のFOMCは、なんというかまたFRBが政策を間違えた感が非常に強い。ブルームバーグに記事が出ているけれど、今回珍しくもっともな記事の内容だった。

でも一番の過ちと言うのは、今回FOMC参加者の予想FFレートのドットチャートで、利上げは終了で、2024年は最低3回の利下げを見込んでいるというのを発表した上で、パウエル議長はハト派発言をしたこと。

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これには何か理由があるはず。だって今回、ハト派コメントしても何の意味もないと思うのよ。利上げがないと確定して、此の先利下げになることも確定したようなもので、金融政策を今の時点で決めつける必要なんかさらさらないし、政策が硬直化するだけになっちゃう。と言うことは、これね、下手するとバブルが来るかも。

普通金融緩和マネーがジャブジャブ、と言うのがバブルの条件だけど、いやいや現実に投資に帰するマネーはジャブジャブなんだよね。今後、段階的に利下げするというバイアスが掛かったら、米国投資家のことだからそれこそイケイケになるしかないんじゃ?

それってバブルってことだよね?

だからFRBはインフレは徐々に沈静化していくというシナリオで、多くのアナリストもストラテジストも同じようなことを言い出した。市場は2024年に5回、6回の利下げを織り込む始末。その結果今の米国株の位置にあるってこと。

このままインフレが下がらなかったら、FRBはどうする気なんだろうね。中立金利が2%から3%になりました、なんていうに違いないけど。12月のFOMCはやっちまった感満載だと思うけどね。