SQを意識してるから強烈には戻せない!?:4月3日(水)後場

SQを意識してるから強烈には戻せない!?:4月3日(水)後場

日経平均株価 ¥39,451(▲¥387)

一本調子の調整ではなくて、下げて戻っての繰り返しから・・・

後場の相場概況

今回の日米株式市場の下落は、何か事件、事故が発生したとか、世界的な地政学リスクが発生したという、明確な理由があってのものではなく、基本的にはインフレ再燃懸念と米国の不動産リスク、さらには中国経済後退による世界的な影響等々、様々な懸念を理由として、過熱し過ぎた株価の調整という段階にあると思う。

勿論、気が付くと、刻一刻と米国の商業用不動産問題は、とんでもないクラッシュが近付いているし、さらには欧州で懸念されているロシアとNATOの全面戦争、そしてシリアのイラン大使館を攻撃したイスラエルに対するイランの報復宣言と、輸送船の航行がままならない中東地域のとんでもない火種と、まさに危機的状況が目の前にある。

にもかかわらず、金融相場でリスク不感症に陥った株式市場は、目先の株価や金利だけにとらわれて、ネガティブな要素を極力無視する姿勢を変えていない。ここが、最大のリスクであると個人的には考えざるを得ない。

なので、何かにつけ極めて楽観的な投資家は、正直株価上昇に浮かれ過ぎていると思うし、押してくれば逆張りで買う動きも必ず出てくる。

今日の日経平均も、前場、かなり深いところまで押したにもかかわらず、ショートカバーだけでなく、押し目買いも入って来て、下値¥39,217から後場¥39,625までの戻りがあって、大引け¥39,451。こうした動きになるのも、株式市場に対する楽観のなせる業、といいたい思いだ。

兎に角、岸田政権は、本当に罪なことをするな、と思ってる。言うまでもなく新NISAのことだけど、個人投資家はこの期末の一連の流れのなかで、日本株の個別銘柄に触手を伸ばし始めてる。ちょっと待てよ、株式市場ってそんなに甘いものなのか?ってどうしても思ってしまう部分があるよ。

株を買えば老後は安泰!って、それは馬鹿な政治家と糞な官僚と、儲けたい証券業界、銀行業界の戯言であって、老後が安泰なのはそういう連中のことを指してるんじゃ!?まさに自分の利益のために国民を「甘言」で誘導する仕組みなんじゃなかろうか。

一本調子で下落するタームではまだないし、戻りながら調整するという感じがするけれど、こういう流れなのかで、何か起こると、暴落になる。もしなったら、今回は酷いよ。

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後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥29,465(▲¥575)
空売平均)¥29,912×3280(含み益¥1,460,000
買戻)¥29,465×3280(変わらず)
まぁ、この局面では戻る可能性も大いにある、ということでヤバいから大引けで両建てにしておいた。後場中に我慢がしんどかったし、引けにかけて売られてくれたのでホッとしたけどね。


1699 原油先物 ¥444.2(△¥4.2)
買)¥444.0×100000(含み益¥20,000

1605 INPEX ¥2,400.0(△¥75.5)
買)¥2,400.0×6000(変わらず)

買)¥2,394.0×8000(含み益¥48,000
買)¥2,393.0×8000(含み益¥56,000
買)¥2,391.0×8000(含み益¥72,000

さて、中東情勢が俄然キナ臭くなってきて、原油がスルスルを$85まで来た。イスラエルのネタニヤフを貸しかけてるのは、もう間違いなく米国の産軍複合体だ。米国の兵器産業と、シェールオイル業界が望んでいることは、イスラエルとイランの戦争だということが、徐々に表面化してきてる。

今回の米国国務省のヌーランド退任と言うのは全く解せないし、ブリンケンもあまりあてにできなくなってきて、しかも大統領選挙ではトランプが勝ちそう、となれば、もうあまり時間が残されてない。そういう意味では、個人的な感覚だけど、仕掛けにはいったのでは?と思ったのでね。原油は跳ねるかも。

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9501 東京電力HD ¥925.3(△¥19.7)
買)¥899.5×20000(含み益¥516,000
買)¥898.0×5000(含み益¥136,500
買)¥896.0×5000(含み益¥146,500
買)¥895.0×20000(含み益¥606,000

9508 九州電力 ¥1,355.5(△¥28.5)
買)¥1,323.0×10000(含み益¥325,000
買)¥1,320.0×5000(含み益¥177,500

相場が軟調ならば、買われるのは電力株。そう見ていると、東電は置いて置くとしても、主役はどうやら九電から北電に移りそうな感じになってきた。経産省はラピダスにまたまた大型支援を表明してるのでね。でも北電なんて電力足りるのか?って思うけど。まさに日本は電力バブルになるそうな雰囲気がある。

一方東電は、IEIAの検査は2日で終わった。その結果を発表はしていないけど、ここまでくればどうしても電力問題は何とかしないといけなくなる。太陽光や風力と言ったバカげた政策は何の足しにもならないどころか、環境をどんどん破壊してる。いい加減に再エネなんかやめろ!と言う意味でも、世界最大の原発である柏崎苅羽の再稼働は必須だからね。




9983 ファストリ ¥45,200(▲¥1,780)
空売)¥47,170×1500
買戻)¥45,210×1500(+¥2,940,000
今日のファストリは圧巻だった。これほど執拗に日経平均を押さえたかったという裏にはどうやら最終のSQがあるんじゃないか?またまた荒れそうなSQになるかも。とにかく日経平均を下で決めたいと見たけどね。それでもここは一旦利食いと言うことにしたけれど、流石に売り返すことはできなかったな。


8604 野村 ¥928.5(▲¥2.4)
空売平均)¥927.8×42000
買戻)¥929.2×42000(-¥59,000
野村は本当に食えない銘柄になったな。悔しいけどね。


8035 東京エレクトロン ¥39,620(△¥10)
空売)¥39,830×500(含み益¥105,000
空売)¥39,800×1000(含み益¥180,000

6857 アドバンテスト ¥6,300(▲¥138)
空売)¥6,363×1000(含み益¥63,000
空売)¥6,362×2000(含み益¥124,000
空売)¥6,361×1000(含み益¥61,000
空売)¥6,360×2000(含み益¥120,000) 

7735 スクリーン ¥19,000(△¥140)
空売)¥19,265×1000(含み益¥265,000
空売)¥19,250×1000(含み益¥250,000

6146 ディスコ ¥56,210(▲¥800)
空売)¥57,000×500(含み益¥395,000

空売)¥56,920×500(含み益¥355,000

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半導体関連は米国市場NASDAQやSOX指数の下落にもめげず、終日なかなかシブトイ動きだった。というか、それどころか後場には上値を追って買い上がりを見せたわけで、半導体に対する期待度はとにかく相当に強いんだろうね。けれど、インテルの業績が極めて不振であることや、中国が独自に先端半導体を開発する動きに対し、ナーバスになってる米国は、同盟国に対し、さらなる厳しい輸出規制を要請してきてる。オランダのASMLはそれによってかなり苦戦してることも伝わってる。

つまり、生成AIブームがNVIDIAに一極集中している間は、半導体業界はある意味苦しいということを、もう少し意識したらいいんじゃないか?って思うけどね。後場の買戻し場面で迷ったけれど売り向かってみた。


本日の収支(前場・後場合算):+¥8,210,000


雑感彼是

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またぞろ、米国債10年金利が上昇し始めてる・・・。背景にはインフレ再燃を意識し始めた、という事情があると思うけど、とにかくFRBにはもう打つ手がないというマーケットの判断が見え隠れすると思うんだよね。

さて米国の逆イールドは徐々に解消の方向に向かい始めてることは確か。パウエル議長は短期金利を是が非でも上昇させたくなくて、その代わり長期金利を上昇させても、逆イールドを解消することが、課題だと考えているに違いない。

長期金利を上昇させるには好調な景気指標が出て、金利の先高観を演出するしかなく、なにやら米国では現実と乖離した景気指標を出しまくってるのはそのためかも。3月にパウエル議長発言が、年3回の利下げを頑なに主張して、それをハト派発言と捉えたマーケットだけど・・・。

その先には逆イールド解消の罠、が待ってることを意識しないとまずいのでは?と思う。どこまで現実に即さない経済指標を出し続けられるのか?って思うけど、企業業績は現実を隠せないからね。あぶない、あぶない!

危ないと言えば、金正恩だ。このところの北朝鮮の動きは、いよいよ停戦を破るつもりなんじゃないか?と思う。岸田は大馬鹿にも、北朝鮮へ約5兆円のお土産をもって訪問するつもりらしいけど、頭おかしいんじゃないの?

世界はプーチンやジョンウンはイカレテルと言うけれど、俺に言わせれば岸田よりはマジだよ。でも、北が本気を出せば、ソウルなんか1日、2日で陥落だろう。それも大きなリスクの一つだと思うけどね。

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