いよいよ日米株式市場の正念場!?:4月23日(火)後場

いよいよ日米株式市場の正念場!?:4月23日(火)後場

日経平均株価 ¥37,552(△¥113)

ある意味今夜の値動きが日米市場ともに正念場かもしれない

後場の相場概況

さて本格的な決算シーズン入りとなる今週の日米株式市場だけど、必ずしも企業業績に対する期待は従来よりも高いとは言えない。米国では今後個人消費がタイトになるだろうという予測・観測があり、また日本では、いいのはインバウンドだけで、全体的な消費実態は依然として可処分所得マイナス状態という厳しさ。

その中で、米国は利下げが出来ないという状況、日本は利上げは不可避という状況で、どちらにしても厳しい経済運営を強いられる。その中で、債務問題と地政学リスクというネガティブファクターが横たわっている状況で、リスク資産たる株式投資がどうなるのか・・・。

今まではただただイケイケで日米株価は上昇してきた。米国では今年6回行われるという前提が株式市場にあり、それが3回になっても、上昇の勢いは止まらなかった。また、日米金利差から円安が止まらない日本でも、企業業績への期待と海外から見た日本株の割安感とが相まって、大きく買われてきた。

その日米相場が前提条件が崩れることで、調整が始まっているというのが今の株式市場の立ち位置なんだと思うし、その状況ではアクシデントに非常に脆いという部分がある。

Advertisement

まずはそのアクシデントに相当するのが、MAG7の決算なんじゃないかと思うんだよね。米国では1Q決算ということで、通期の見通しに言及する企業が多いだろう。そこで最も注目されるのはMAG7の決算であり、半導体関連の決算であることは言うまでもない。生成AIの収益化をどう織り込むか、という一点のみが期待値として残るものの、NVIDIAの先端半導体以外は、すでに見通しをTSMCが発表している。

日本では介入に対する警戒感が本格的になってきた今、それが実際のマーケットでどこまで通用するか、そして賃上げで実質所得がプラスにならない懸念が台頭してきていることもある。そうした前提で、企業決算をどう見るか?が問われることになる。

さて強気で鳴らすニデック決算は予想を下回ったね。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥26,560(△¥100)
空売)¥26,328×4800(含み損¥1,120,000
後場は上ブレたものの、もみ合いに終始した日経レバ。上がり¥113高の日経平均はほぼ前引けと同値だった。がしかし・・・強気の米国市場は、引け後のCFDが上昇方向へ。高寄り上値追いの欧州市場を意識した動きだと思いたいけど・・・。嫌な感じ。

Advertisement

 

6501 日立 ¥13,215(▲¥80)
空売)¥13,415×3000(含み益¥600,000
動くに動けないと言った感じの日立。好業績予想でPER23がどうなるかが焦点。


6861 キーエンス ¥64,370(△¥650)
空売)¥65,720×1000 (含み益¥350,000
売られてきただけに買いが入りやすいキーエンス。今週決算なのでポジションを調整していると言った感じの動きは、日立と同様か!?


8035 東京エレクトロン ¥32,500(△¥50)
空売)¥33,480×1000(含み益¥980,000
空売)¥32,450×1000(含み損¥50,000

6857 アドバンテスト ¥5,245(▲¥24)
空売)¥5,399×4000(含み益¥616,000
空売)¥5,269×4000(含み益¥96,000

6920 レーザーテック ¥33,850(▲¥670)
空売)¥35,100×1500(含み益¥1,875,000

7735 スクリーン ¥16,145(△¥120)
空売)¥16,630×2000(含み益¥970,000
空売)¥16,025×2000(含み損¥240,000

6146 ディスコ ¥46,400(▲¥1,220)
空売)¥48,990×500(含み益¥1,295,000
空売)¥47,620×500(含み益¥610,000

目先は買戻しが優勢になりそうな、半導体関連。でも嫌でも決算を意識しないといけない時期だろうし、これがすんなり戻るような動きをするとは思えない。もしもそうならNVIDIAの戻りとともに、もっと強い動きをしただろう。その意味では、ルネサスも弱かった。




9101 日本郵船 ¥4,146(▲¥91)
空売)¥4,273×4000(含み益¥508,000
空売)¥4,260×2000(含み益¥228,000
空売)¥4,255×2000(含み益¥218,000
空売)¥4,250×2000(含み益¥208,000

9104 商船三井 ¥4,687(▲¥42)
空売)¥4,746×4000(含み益¥236,000
空売)¥4,720×4000(含み益¥132,000

9107 川崎汽船 ¥2,057.0(▲28)
空売)¥2,110.0×4000(含み益¥212,000
空売)¥2,090.0×4000(含み益¥132,000

主力株と真逆の動きをしがちな船株。業績を気にするならそう易々とは買えないんじゃないかとおもうし、何よりも今期予測に不安が残る。


本日の収支(前場・後場合算):+¥5,120,000


Advertisement

雑感彼是

大きく下げた後、リバウンドすると考えるのが真っ当で、それでもその時の状況次第で、戻り切れなくてそこ抜ける、という動きになることが稀にある。何か大きな懸念があって、上値を抑えてしまう場合だろうと思うけど、相場が厳しい下落に見舞われる場合というのは、その懸念が一気に表面化する場合であってその確率は限りなく小さいのだろうということも一応分かっているつもり。

けれども、結局後になって考えると、そんな時が空売りで大きく獲れる唯一のチャンスだったりするから、非常に厄介なんだよね。

相場がリバウンドに傾いた時というのは、簡単には下げないし、その兆候もかき消されてしまうから。ならばどうすればいいのか?と昔はいろいろ考えた。で、結局下げてきたところで大きなリスクと取る以外に方法はない、ということが結論だったんだよね。

それはザラ場の値動きでさえ言えることで、下げたところで売れば10中8,9は担がれる。けれども大きな下落の前には、必ず下落のシーンが見られるもの。

後は大きな下落をどう想定するかによるんだけどね。

今回は気合でリスクを取った形になった。

Advertisement