実はトランプにも結構勝ち目がある:2020米大統領選挙

実はトランプにも結構勝ち目がある:2020米大統領選挙

トランプ大統領の新型コロナは主治医が「すべての症状が改善された」とコメントし、「CDCの条件を10日には満たす」と加えた。当の本人はいたって元気?で、10日のホワイトハウスでの演説に続いて、12日フロリダ、13日ペンシルバニア、14日アイオワと一つも落とせないスイングステート(接戦州)での集会を予定している。

米大統領選挙制度は、現状ではどう考えても民主党が断然有利な制度になっている。基本的に投票によって各州の選挙人を勝った方が総取りするもの。そしてリベラル色の強い大都市を抱えた州は極端に選挙人の数が多い。ロスアンゼルスのあるカリフォルニアは象徴的で55人、ニューヨークは29人と伝統的にリベラル色の強い大都市は民主党が圧倒的に強い。

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つまり、民主党にとっては誰が候補者になろうと84人の鉄板基礎票が最初から約束されているのだ。それに対し共和党は中央部の農村地帯を中心に恐らく鉄板票は40前後しかなく、あとはなんとしてもスイングステートを勝ち抜く以外にない。

なので、世論調査で支持率云々といくら言ったところで、あまり関係ないと言ってもいい。

そこでトランプは絶対に落とせない3州を新型コロナから復帰後、ローラーするしか当選の目はない。フロリダ29人、ペンシルバニア20人、そしてアイオワ6人の計55人をゲットして、さらにテキサス38人、ジョージア16人は有利とは言っても絶対に落とせない州。

民主党は現時点で180~190が確実となっていて、共和党は115~125といったところ。よって集会を開催する3州を取れてようやくイーブンという情勢だ。なので大統領選挙の行方はフロリダ(29)ペンシルバニア(20)をどちらが制するかで決まることになる。

正直、冷静に見ると、メディアの支持率の世論調査などは、言われてるほどに影響がでることはなく、現時点では意外に大接戦の可能性が高いことが分かる。

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個人的には、まぁ、米国民はバイデンが大統領で良しとするのか!?っていう疑問が強い。バイデンは11月20日で78歳になる。ということは任期4年の終わりには83歳、さらに再選されれば87歳という絶対に無理な年齢になる。いくら若いと言っても、米国大統領に求められる判断力、決断力、理解力の衰えはいかんともしがたく、とてもじゃないけれど、そんな老人に国の運命を託そうと、米国民がするのか?って思うだろう?

言われている痴呆やアルツハイマーにしても、初期段階ではほとんどわからないけれど、徐々にしかも確実に進行してゆく。年単位で考えれば数年というのはあまりにハイリスクだ。まぁ、日本ではさしずめ二階幹事長を首相に選ぶようなものだからね。

選挙戦の前から、民主党の候補選び、そして本選挙を通じて、バイデンが何か具体的な行動をとったか、とか独自の政策をぶち上げているか、と言った重要な部分は完全にすっ飛ばしているし、対中関係、中東の扱い等々外交に関しては全く無策。それでいて自宅の地下室に籠り、時々動画を発信してトランプ大統領の新型コロナ対策を批判しまくるという愚かな候補者など、選んでいいはずがないと思うけどねぇ・・・。

しかも副大統領候補は元検事のくせに出鱈目ばかりを堂々と主張するハリスを選ぶ。多分勝って上院の過半数を確保したらペロシ(80歳)辺りを国務長官にしたりするかも。そうなると、政策の中心はペロシということになって、米国自体かなり変な方向に行きそう。というかそうなったらホワイトハウスは特養になっちまう!(苦笑)

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日本は民主党政権誕生の時に、メディアが国民を煽りまくって情けないけど国民はまんまと誘導されてしまった。その結果出鱈目をやりたい放題やられて本当に暗黒の時代だった(個人的にも絶対に思い出したくない時代だけどね)。

いまの米国は、FOX以外のメディアはすべて反トランプなんだよね。なので、バイデンはお金をかけなくても待ってると自然にメディアがトランプを批判してくれる。けれどもバイデンが仮に大統領だったら、新型コロナは封じ込めできたのか?っていうと全くできなかったと思う。現に新型コロナが大流行してるのは民主党の地盤だったり民主党の州知事のいる州だしね。民主党はリベラルだから、個人の行動や判断を尊重するだろうし、もっというと人権と言われると手も足も出ない。

新型コロナは、今の欧州の状況を見れば、何をしても完全な封じ込めなんかできやしないということがよくわかる。いずれにしても世界経済を牽引する米国だから、トランプ政権のやり方をしない限り、ここまで株価が戻ったかどうか・・・。

ハリスはトランプ政権の経済的繁栄はオバマの遺産だ!と討論会で言っていたけど、冗談がきつすぎる。それこそ現在の中国の非道を許したのはオバマであって、バイデンならその状況ははるかに酷くなってたのは火を見るよりも明らかだろう。

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だからこそ、米国民だってその辺のことは薄々感じてると思うし、このままバイデン楽勝はないと思うね。リベラルが蔓延れば保守層はますます固まるもの。ここからの株価の行方も大統領選挙同様にまったく予想がつかないと思うし、こんなところは勝負処じゃないしね。

少ない資金で楽しむ、くらいの余裕が必要な時期だと思う。それと2Q決算が近いから、決算勝負と考えている個人投資家も多いと思うけど、今回の決算勝負はとっても危険な香りがするしね。やってもデイトレだね。

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