騒然としてきた米国社会:不正だらけの大統領選挙
- 2020.11.05
- トレード雑感
とうとう米国大統領選挙はサスペンディド状態!決着のつかない大統領選挙で米国社会は騒然としているということだ。トランプ大統領は、今回の選挙における郵便投票等の不正をいくつかの州で提訴したが、そのことに対して米国の各地で民主党派による反対デモが繰り広げられている。
なんだ!?結局率先してデモをしているのはやはり民主党支持者の一部だったんだぁ、と思わざるを得ない。BLM(ブラックライブズマター)とかアンティファ(アンチファシズム)とかの過激なデモも、結局はいわゆる政権批判のようなもので、とても人権運動の一言で片づけられないと言われていたけど、どうやらその通りだったみたいだね。
さて、偶然というわけじゃないけれど、あのウィスコンシンとミシガンでの異常なバイデン票の伸びは、やはり不正のようだ、と国際政治評論家の藤井厳喜氏などは断言している。あれはなんだ?と言えば郵便投票分と言い訳がンされたらしいけど、劣勢のバイデン票が同時刻にほぼ同数(約13万票)一気に追加されたわけで、そのときトランプ票は1票もなかったということだ。
トレード日記にも書いたけれど、遠隔地で同時刻にほぼ同じ現象(大量のバイデン票が追加されバイデンが逆転した)が起こり、なおそこにはトランプ票は1票もなかったという怪事件は、どうやっても説明がつかないだろう。
郵便投票による不正というのは以前から指摘されていたことで、今回の大統領選挙でも、消印有効という条件下で消印のないものをカウントしている、有権者以上の投票が行われている地域が多数ある、投票用紙に通し番号がないために、複数の同名投票がカウントされている、投票用紙をコピーして複製する、共和党の開票監視委員の締め出し、等々あらゆる不正が行われたということだ。
それらをトランプ陣営は把握し始めて、開票途中で郵便投票は無効と言い出したし、また10月に入ってからもトランプ大統領は再三指摘していた。それは、トランプ大統領の唐突なツイートが嘘くさい(乱暴な)言い回しであることも理由であると思うけど、すべて反トランプの材料として使われ、また保身に走る大統領というイメージで広がってしまった。けれども郵便投票の不正は米国では過去に何度も話題になった事実でもある。
そして、現在最終集計が行われている州もあり、またいまだに郵便投票を開票していない州もある。例えばメディアがバイデンが取ったと断定したアリゾナは、共和党支持者の多い地域からの郵便投票を開票する前に中断してしまったわけで、実際は選挙管理委員会が確定するまでは分からない。今後開票が再開され、その結果如何では形成が全く逆転してしまう可能性もある。
僅差で民主党が優勢でここを取ればバイデンが270人確保、というネバダも混乱を避けるためという理由で開票を中断してしまった。そしてここでは郵便投票に関してトランプ陣営が提訴している。
従って、メディアが報道するトランプ大統領、バイデン候補の選挙人獲得数は、現時点ではメディアの想定でしかない。
トランプ大統領が法廷闘争の構えを見せていることで、「負けたら潔く認めるべき」という意見も多いとは思うけど、個人的には妥協せず徹底的にやるべきと思っている。偶然にもほぼライブでウィスコンシンとミシガンの異変に気付くことができた俺としては、全く納得できないことだ。
そして、中国べったりで政治家をやってきてるバイデンをどうやって信用しろというのだろう。オバマ政権時代、中国の蛮行の数々を黙認してきた結果、そして中国からの資金提供を受け入れていたということが露呈してなお、しらを切る人が信用できるはずがない。
とにかくこの先、まだまだ大統領はきまらない可能性が十分にあるし、トランプ大統領再選の可能性も十分にある。それは今後の調査次第ということだろう。
さて、株式市場だけど、こんな状況にも関わらず、バイデンポジションを取ったウォール街の大口投資家は、不確定要素満載の選挙結果を無視するかのように、暴走を始めている。日米ともに決算によって多少は株式市場のファンダメンタルズの適正化方向へ、と思ったが、この一連の暴騰でまたしても株価水準を上げてしまった結果、大いに過熱水準に達している。
しかし、その裏で米国債10年物金利は低下し続けている。株価が暴騰しつつ一方で資金を国債に逃避させてると言うことが、どういう志向なのかが分からない。株価が上昇するということは、本来リスクオンで国債は売られるはずなのだが・・・。
またドル円を見ると、バイデンが次期大統領という前提で、大型追加対策への期待感と金利低下からドルが売られ、ドル円は知らぬ間に¥103台半ばまで到達している。バイデンポジションを取った投資家がここまで強引に動いてくるとは思わなかったし、通常はあり得ないことだと思うし、株価と国債の動きはいかにも行き過ぎだと思う。
なので何かトリガーがあれば、一気に落とされてもおかしくない、非常に怖い上昇が続いていると言えるのではないか?なんと米国では早速新型コロナ感染者数が102,831人となり最高を更新した。欧州はもっと悲惨でフランス、ドイツも1日の感染者数が最高となり、尋常でない急増を記録している。
また世界の死者数は大いに増加し、感染第一波のパニックを超え始めた。欧州では体制が変わらない限り、ロックダウンの解除など夢のまた夢だし、医療崩壊も目前に迫っている。
個人的には欧州はECBが追加緩和というアナウンスを受けて上昇はしているが・・・完全に無理筋だと思う。
さて、今夜の米国市場は・・・そろそろ大統領選挙による混迷や新型コロナの急増を織り込み始めると見るが・・・どうだろう。
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