来週はトランプ大統領は敗北宣言するだろう
- 2020.11.15
- 放言
残念だけど、トランプ大統領は完敗の様相。各州の訴訟では全く話にならない状況でほとんどが取り下げに追い込まれた。これで、民主党側が不正を行ったという証拠はほとんどなく、結果的に今回の選挙に関する不正行為でバイデン候補が勝利したという主張は退けられた。
メディアの反トランプ報道が今回の選挙結果に大きく影響したことは紛れもない事実だが、それ以上に新型コロナに対する米国民の過度な警戒心が影響したことも事実で、やはりトランプ大統領は、新型コロナに負けた、ということになるのかもしれない。
しかし、こんなに悔しい週末は久しぶりというか、朝から何もする気力がなくなってしまったよ。これで、米国は民主党政権になるのだろうけど、極左の存在を全く無視できないわけで、とんでもない政権人事をせざるを得ないだろうし、日本にとっても今まで(トランプーアベ時代)のようには行かなくなるだろうし、ますます中国の影響を排除できなくなるだろう。
RCEP(東アジア地域包括的経済連携)も合意されて、これで新たな自由経済圏が誕生したと騒いでいるが、当然ここで主導的立場になったのは中国で、日本は米国に影響されずに対中貿易の手段を確保したということになる。まんまとしてやったりという経団連中西会長の会見をみたけどねぇ・・・・。
そうした日米の流れのなかで、来年以降の状況は、今までとは大きく変化してゆくのは決定的であって、結局のところ日米の同盟関係は弱体化し、日本にとっては非常に憂慮すべき時代になるだろう。菅首相はバイデンとの電話会談で「尖閣は日米同盟の対象」という言質を引き出したものの、バイデンは中国に対しては早速「尖閣」を消したコメントをしている。
まぁ、さもありなん、というところだ。
自分自身も今回は希望的な観測を含めて、どうしてもトランプ大統領に勝って欲しかったし、そうした様々な情報もかき集めて、トランプ陣営が民主党の不正の証拠を暴けると期待していたのだが、結局不正はほぼなかったという結論になって、保守派のフェイクに踊らされてしまったことを大いに反省した次第。
記事の内容に関しては保守陣営から公式に発表されていた内容が多かったので、仕方がないと自分では思っているけれど、読んでいただいた方々に誤った先入観を与えてしまったならば、この場を借りて十分に謝罪しなければなりません。
申し訳ありませんでした。
さて、今年は残りわずかになったけど、来年からの投資行動を改めて考え直さないといけなくなった。とりあえず日米のトランプーアベ倍時代は完全に幕引きだ。でも裏を返すと、これで売り坊主の出番が増えるわけだから、痛し痒しと言えるけどね。
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