方向感全喪失：5月20日（月）後場

日経平均￥21,301（△￥51）

後場の相場観

何とも厄介なGDP速報値と言った感じ。個人的にも、この先が想像できずにポジションの取り様がなくなった。ただ、増税延期だけが日本経済の浮上するファクターだった事に変わりはなく、当面は輸出企業の苦戦は否めない。輸出がダメなうえに増税となると内需企業も苦戦するだろう。

後場の値動きは、売りこまれるでもなし、買われるでもなし。すべての投資家の想定が狂ったという感じ。けれど、ザラバで何故か米国ダウCFDが強い動きだったことで、プラスで引けたけど、もしもそうでなければプラスは維持できなかったのでは？

GDPが実体経済を表しているわけではないだろうけど、それにしても名目3.3％と言うのは出来過ぎ、作り過ぎだろう。

後場の取引

8306 三菱UFJ　￥504.4（△￥2.4）

空売平均）￥505.7×138000（含み益￥179,400）

ブルームバーグで邦銀の海外での苦戦が記事にされ、また米国債10年物金利も2.401％とまったく買える要素がないメガバンク。そこに持ってきて消費税増税が決定的となってしまうと、国内経済が苦戦するのは明らか。さらには日銀が追加緩和でもしようものなら、どうにもならなくなる可能性もある。

特にUFJの場合海外での債券運用が全然ダメで、一発狙いのCLOも金融庁からお灸を据えられる始末。これじゃ、どうやって生きていきの？みたいな寒い状況で、￥500割れが底値とは言い難くなってきてると思う。

短期的な値動きは分からんけど、今夜は海外投資家はじっくりとGDPを分析するだろうからね。明日は売られるんじゃないかな？

6954ファナック　￥18,655（▲￥270）

空売）￥18,745×1000（含み益￥90,000）

空売）￥18,715×500（含み益￥30,000）

空売）￥18,705×500（含み益￥25,000）

米中関連の話題は週明けとともに、火が消えたようになった。それが意味するものは、米中交渉は当面は行われず、米国の中国に対する強権が着々と実行されるのみ。

そういう状況に入ったからには、トレンドは変わることはないだろう。中期なら負ける気はしないけど、短期だからやられるかもしれん。それでも、今の状況は買いじゃないことは確か。

7203 トヨタ　￥6,527（△￥25）

空売）￥6,532×3000（含み益￥15,000）

空売）￥6,526×1000（含み損￥1,000）

空売）￥6,525×1000（含み損￥2,000）

とにかく日本市場はトヨタなんだよな。今後、トヨタ株がどうなるか？＝日本株がどうなるか？なのよ。消費税増税ともなれば、やはり自動車の国内販売は打撃を受ける。還付があるから、というのも米国の睨みが効いていて輸出を増やせない。そこに社長の「終身雇用維持困難」「トヨタは軍事的脅威ではない」等々様々な発言が飛び出した。

いまの方向性はトヨタにとっても四面楚歌なんだろうね。

6758 ソニー　￥5,870（▲￥30）

空売）￥5,850×3000（含み損￥60,000）

空売）￥5,847×4000（含み損￥92,000）

さてぶっ飛んだソニーだけど・・・今日あたりの値動きを見ていると、ソニーに対する期待感は相当に高いんだろう。しかし、いまソニーがどれほど危険な状況に直面しつつあるのか、投資家はあまり意識出来てない気がする。

なので、自社株買いしようがMSと提携しようがなにしようが、需給は必ず悪化すると思う。タイミングを測る意味でも、ソニーのポジションは外せないのよ。

本日の収支：（前場・後場合算）+￥2,030,000

後場の反省と今夜の米国市場

しかしこの相場、恐ろしく勝つのが難しくなってるような気がするのよ。個人投資家もここは歯の食い縛りどころというか我慢どころなんだと思う。とにかく市場に参加してる投資家も、どうしていいのか分からなくなってかなり出鱈目な取引をしてると思うね。かく言う俺だってひたすら売りポジションだけ探してるだけだからね。

と言うわけで今夜の米国市場にしたって、週末の変な値動きを否定するようなCFDだけど、それも全く当てには出来ないと思うね。まず、イラン情勢が相当に緊迫してることがある。とりあえずどうなっても軍事衝突はあっても、本格化することはないと思うし、せいぜいトマホークを核施設に打ち込む程度かも。

けれども最も懸念されるのは、米国とイランの直接対決じゃなくて、テロなんだろうね。イランは支援過激派組織にたいして攻撃命令を出した、とされる。攻撃って言ってもそれはテロなんだよ。

俺はかなりヤバイと思うし、最悪はホルムズ海峡まであるかも。だからそういうリスクを少しは織り込むんじゃないかと思うけどね。