FOMCへの期待感過剰!

FOMCへの期待感過剰!

今夜(日本時間では明日の午前3時頃)に、FOMCの製作発表とそしてパウエル議長の声明があるわけだが、これがマーケット的には12月最大のイベントだ(個人的には18日だけど)。

このところ、新型コロナの感染拡大が急激で、しかも11月の景気指標は悪化していたことを受けて、市場はFRBが金融政策で何か手を打ってくるのでは?という期待感にあふれてると思う。大統領選挙や新型コロナ対策の景気対策予算、ワクチンと様々な期待感はあったものの、本質的にはFRBへの追加金融緩和の期待が米国ダウを$30,199という大台に乗せたのだと思う。

そして昨夜$337の大幅上昇をFOMCの前日に演じたことで、その期待感はどれだけ大きいかが推察できるよね。そして今夜もまた日本市場が引けてからなお、ダウCFDが$80~$100上昇していることからも分かる。

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でも、俺にはちょっとこの株高が理解できないというか、どれもすでに織り込んだと思われるような材料に反応しているように見えるし、もっとも不思議なのは大統領選挙期間中にパウエル議長やFRB理事たちは、「FRBはできるだけのことをした。あとは財政で景気を持ち上げるしかない」と再三にわたって発言してたわけで、そして新型コロナ対策予算は数日中には上院を通過すると見られているにも関わらず、さらにFRBの追加金融緩和を期待するってどういう意味なのか?ってことだよ。

今夜のFOMCの政策発表は恐らく目新しいものはないんじゃないか?パウエルは発言こそ穏やかだけど、多分従来通りの政策を維持するという内容に徹するんじゃないか、と思う。また来年のガイダンスをここで発表するのか?というと、基本的にFRBは財政政策の進捗や効果を見てからでないと、何も言えない可能性が高いよ。

そもそも、金融政策の効果確認と言うのは通常では最短でも半年はかかるし、新型コロナ禍で緊急を要した対策も実際のところ効果の検証はこれからだと思うからね。いま、ここで新たに追加緩和をするとなると、今度はFRB自体の信頼性の問題も出るだろう。

なので恐らく今夜は目立った政策の変更、ないし追加はないと思うんだ。

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さてしかし、そうなったらなったで、今度は株式市場は失望して売られる可能性がかなり高いと思う。年内に期待できるすべての材料が出尽くすというタイミングに政策への失望が加われば、現時点ではCFDは堅調に推移していて、急落の兆候はないけれど、どうも今夜が節目だからこそ、その可能性は高いだろうし、さらに言うと今の$30,000超の株価と言うのは、決算を控えた今月、願ってもない売り場だろうと思うしね。

結構キツイのが一発来るんじゃないかと言うのが俺の見立てなんだけどね。

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そしてそれに加えて、18日のXデーが待っているわけだよ。だからこんなところで買持なんて絶対にしたくないという事だったわけだよね。

ただし、売り建てる勇気もなかったわけで・・・。何を言ってるんだが、と言う感じだけど、かろうじて自動車だけは売っておいたんで・・・。ドル円は順調に円高方向にきてるんで、明日が容易じゃないって言うのは理解できる状態に近づいてる。

多分、本当に俺の勝手な予想が当たればだけど、特に小型株を持ち越してる個人投資家は、ちょっと心の準備はしておいた方がいいと思うよ。

とうとう12月最大の山場に株式市場は突入するね。

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