日本市場の物悲しさ：3月22日（月）後場

日経平均株価　￥29,174（▲￥617）　TOPIX　1,990.18（▲22.03）

後場の相場概況

この弱さの根源は言うまでもなく日銀の「ETF買いません宣言」だろうし、その上米国でも金融機関の国債保有特例終了となって、金融政策の面で日米ともにネガティブさが印象付けられたこと。特に日本市場は、昨日も書いたけれど、先物やオプションのポジション変更も伴ってるわけで、市場が揺れないはずもない。にもかかわらず、「日銀の政策は株式市場に影響なし」とか「むしろ株価形成がナチュラルになるから」などと週末出鱈目なコメントをアナリストが発言しまくってたんで、週明け油断していたという側面も否めない。

しかし、米国債10年物金利はかなり下がっていて、安定してきてるように見えるにも関わらず、そのことには全く反応できないというのは、日本市場の主体性のなさを露呈してる。米国で特例廃止で金融機関が国債売りに出る、というのは分かっているわけだが、それで金利がどの程度上昇するかは未知数だし、もしかしたら上昇しない可能性もある。

長期金利が下げるなら、インフレ懸念も和らぐわけだし、今夜あたりはNASDAQは普通にもどるんじゃないか？と思うんだが・・・。ダウにしてもCFDが安く推移してるけれど、戻さないとちょっとおかしいことになるしね。

いずれにしても、一方的な玉建ては、やめておこうと思ったので、売り買いのポジを維持して終了した。この相場は、俺くらいの腕じゃ太刀打ちできない難しさがある。こんな時は無理したら痛い目みるからなぁ・・・。

後場の取引とポジション

6758 ソニー　￥11,460（▲￥95）
買）￥11,510×3000（含み損￥150,000）
買）￥11,500×1000（含み損￥40,000）
買）￥11,490×2000（含み損￥60,000）
買）￥11,485×1000（含み損￥25.000）
買）￥11,480×2000（含み損￥40,000）
買）￥11,475×1000（含み損￥15,000）
買）￥11,470×1000（含み損￥10,000）
まぁ、ソニーくらいしか買える銘柄が見当たらないというか、こんな位置で買持だから何をやってるんだ、みたいなことなんだろうけど、でもとにかくテクニカルではここで買い勝負しないと仕方がない、みたいな感じ。いつでも￥12,000にトライするぞ！という気合を感じるんで・・・。米国金利が上昇しても行けるんじゃないの？って思ってしまった。ところが・・・とにかく日経平均が弱すぎたぁ・・・。まぁ、仕方ないかも。

5706 三井金属　￥3,835（△￥75）
買）￥3,825×2000（含み益￥20,000）
買）￥3,820×6000（含み益￥90,000）
買）￥3,810×3000（含み益￥75,000）
買）￥3,795×4000（含み益￥160,000）
ようやく需給がほどけてきたここは銅銘柄の本命ということで、船株のような動きになる可能性も無きにしもあらず。とにかく業績はこの状況ではぶっ飛びだろうから、もう行く！行くと決めた！

8058 三菱商事　￥3,277（△￥66）
買）￥3,255×14000（含み益￥308,000）
商社はジリジリ上昇して、この辺りから切り替わるかな？という期待もあって買い勝負に出た。どうも船株のイメージが頭にあって、そんなスケベ心がムクムクと・・・ヤラレの元なんだよなぁ・・・。

8031 三井物産　￥2,384.5（△￥23.5）
買）￥2,391.0×2000（含み損￥13,000）
買）￥2,390.5×4000（含み損￥24,000）
買）￥2,390.0×10000（含み損￥55,000）
買）￥2,389.0×2000（含み損￥9,000）
商事と住商はなんとか踏ん張ったものの、物産はかなり売られた。いつものことだけど、物産は資源依存度が高いので・・・。

8053 住友商事　￥1,633.5（△￥23.5）
買）￥1,630.5×4000（含み益￥12,000）
買）￥1,628.5×10000（含み益￥50,000）
買）￥1,627.5×2000（含み益￥12,000）
買）￥1,627.0×4000（含み益￥26,000）
住商もなんとか頑張ってくれたけど、いかんせん日本市場の地合いが悪すぎる。

9983 ファストリ　￥86,890（▲￥4,130）
空売）￥89,700×100（含み益￥281,000）
空売）￥89,600×100（含み益￥271,000）
空売）￥89,500×100（含み益￥261,000）
空売）￥89,400×100（含み益￥251,000）
空売）￥89,300×100（含み益￥241,000）
何度か利食いしようとして指値したんだが、どうも日経平均を見てると、買い戻す気が失せたというか・・・￥100,000つけて￥90,000におちて気が付くと￥80,000台になってるという、何とも言えない売られっぷり。この売りが収まらないことには日本市場は・・・。

2413 エムスリー　￥7,368（▲￥227）
空売）￥7,530×4000（含み益￥648,000）
エムスリーもチャート見てたら底抜けの楽しみがあるかな？という感じになって買戻ししなかった。ファストリとここはある意味ソニーのヘッジのようなもの？

8306 三菱UFJ　￥653.9（▲￥5.5）
空売平均）￥658.2×80000（含み益￥344,000）
米国金利上昇で上げてきた銘柄だけに、今日の押し目が押し目で終わるか、短期調整入りかは判断できないからなぁ・・・。持ち越すことにした。

8316 三井住友　￥4,302（▲￥41）
空売）￥4,333×2000（含み益￥62,000）
空売）￥4,332×2000（含み益￥60,000）
空売）￥4,331×2000（含み益￥58,000）
玉数が少ないので、あまり期待感はないにしても・・・。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥1,140,000

雑感彼是

1年のうちには何度も、こうした意味不明の相場展開がやってくる。まず前提条件として新型コロナはワクチンの普及に伴って収束方向に至るのは（今のところは）目に見えているし、企業業績も上向いているのも間違いはない。ということは景気回復をある程度見込んでいる相場のはずなのだから、こうした先高感をスポイルした動きになると、何が何だか分からなくなってくるものだよ。

もちろん今週の相場は弱いというのは先週の内からある程度覚悟できていたはずだし、俺自身も読みを外したということもないわけだが・・・。それでも、日経平均が￥600以上下落している中で、大きく上昇している銘柄がこれほどあったりすると、全体相場に対する迷いが出てくるよなぁ・・・。

あの、船株の強さってのは一体何？みたいなこともあるし、緊急事態宣言解除でJRは買われてるのかもしれないけれど、JAL、ANAまでプラスされたんじゃ意味が分からなくなってくるよ。東京五輪は海外の観客を排除するわけだから、そんなことはJAL、ANAにとってはネガティブじゃないの？って普通は思うからね。

けれど、自動車がとんでもない売られ方をしてて、金融株も今日という今日は弱かったわけで、もちろん値嵩株が犇めく半導体・電子部品も買い辛いとなると、陸空海運って事みたいだけどね。

じかしポジトークだけど・・・ソニーの大引けのぶん投げ方はないだろ！ってちょっとムカついた。デイトレ大集合だったのはいいとして、とりあえずそんなぶん投げ方したら儲かってないだろ！？そういうことをやられたので・・・。ソニーは明日▲200は覚悟したよ。くそっ！