雇用統計で上昇するとは限らない!:5月7日(金)後場

雇用統計で上昇するとは限らない!:5月7日(金)後場

日経平均株価 ¥29,357(△¥26)

買いに慎重なのは単に手がかり不足だけじゃない!?

後場の相場概況

大引けにかけて急騰した昨夜の米国市場だが、いかな米国投資家と言えど、この局面は相当に迷いがあると見えるし、それを感じさせる日中足だったと思うのよ。最終的には雇用統計の期待が上回ったということかもしれないけれど、今回の雇用統計が良い数字になると、いよいよ6月のFOMCではテーパリングに言及せざるを得なくなるかも。

そしてそれ以前の、例えば今夜にでもそうしたことを意識させる記事がでたり、インフレ懸念が再び台頭するかもしれない。したがって今夜の雇用統計が良好でも、必ずしも堅調に上昇となるとは限らないと思うんだよね。

後場はいろいろと考えて、突然の来客もあり、11日から入院するためにPCR検査用の唾液採集をしたりと、雑事も多かったけれど、相場の方も膠着したまま行き詰ってる感じがアリアリだった。

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来週の予定がなければ、もしかしたら売り玉を建てたかもしれないと思う。そのくらい微妙な地合いだと個人的には思っているのよ。なので、流石においそれと玉を建てられなかったし、またわからないまま無暗に建てるというのは、「博打」になってしまうので。

ギャンブルはいかん!と師匠に何度も言われたしね。

後場の取引とポジション

(信用)

4063 信越化学 ¥18,400(▲¥215)
空売)¥18,920×1000(含み益¥520,000
空売)¥18,900×2000(含み益¥1,000,000
空売)¥18,890×3000(含み益¥1,470,000
ヤバイねぇ・・・。本当にヤバイ。とにかくNASDAQが立ち直ってくれないことには下げ止まらない。このままじゃ、一体何処まで下げるのか見当もつかなくなってきた。

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この調子じゃズルズル下げて、会社が今期の業績予想を出すまでは・・・。いやいや何度か思惑買いも働くだろうから、どこかでは切り返すはず。なんかこのポジションは、現物と一緒にして別枠で考えようか・・・。それとも現渡し?いやいや、勝負した銘柄なので、耐えてみせるわい!(苦笑)


(現物)

4063 信越化学 ¥18,400(▲¥215)
現買平均)¥18,733×10000(評価損¥3,330,000
現物の評価損が、ヘッジ売りの含み益を上回るレベルに突入した。さてさてここからが根性の見せどころ!とはいうものの、気分は良くないね。これも決算勝負をした結果なので、仕方ないとは思うけど、それにしても今期予想くらい出せよ!と言いたくもなる。雀の涙の増配でお茶を濁すつもりかよ!ってことだよ。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥3,180,000


雑感彼是

今夜の雇用統計が良好ならばインフレ懸念再燃で、騰がるのは商社とかメガバンクとか・・。でも今日思い切り三菱商事で冷やされたから商社は嫌~な雰囲気になったし、米国の長期金利が全然動かなくなってメガバンクも買い辛くなってるし・・・。

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金利が上がらなければ円安にはならんし半導体はないしで自動車も手が出ない。しかもトヨタが慎重な今期見通しを出しちゃうとソニーパターンになるかもしれないし・・・。日本製鉄の決算は良好だったけれど、6%跳ねた後の月曜、ということでこれも乗り辛い。ならばJALで決算勝負といっても、ANAがいかにも無理筋の今期予想を出しちゃったので、黒転しないと売られそうだし・・・。

じゃ、半導体が買えるかと言えば、せいぜいエレクを少し、という感じ。どうでもいいJTとかが上昇してるけど、変な銘柄だよな。相変わらず船は後場も買われてるけど、チャートを見るともう買えない、みたいなね。

この後続々と決算が出てくるけれど、なんかこうも閉塞感が出てくると、ポジションの建てようがなかったよ。

しかし、ここにきてこういう地合いになるとは思わなかった。もちろん決算期なので個別には動く銘柄も多いと思うけれど、基本的に海外勢は買ってない気がするし、先物やオプションで誘導されてる相場って感じが嫌らしいし、後場は諦めたよ。いくら探しても買いの材料が出てこないんだ。もちろん、決算の真っ只中なので全体相場が売りに傾くということもないしね。GIVE UPだよ。

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