買いも売りも手がかりが見つからず！：6月29日（火）後場

日経平均株価　￥28,812（▲￥235）

後場の相場概況

ただそれは、膠着しきった日本経済や政治状況をダイレクトに表しているようなもので、無難な人選じゃないけれど、何の経済政策に関するポリシーを持たない人を首相に据えた与党の責任は大だと思う。いつも相場が活力を失ってしまうのは、政策的な方向性を示されないからだし、日本の悪い点がモロに出ているということだ。

こんな時は、本当に割安な好業績期待の銘柄の水準訂正が、活発でないといけないのだが、やはりというか案の定、メガバンクが止まってしまい、本来動くべき景気敏感が売られてしまうと、日本市場はどうにもならなくなってくる。

本来、今日あたり日銀がETF買いを遣らないといけない地合いだと思う。これで日経平均のPERが14割れになってしまって、またしても欧米から出遅れると言う有様。政府も日銀もこのデフレ状況を何とかしないといけないという使命感みたいなものは微塵も感じさせず、何のために存在するのかもわからないくらいの無能ぶり。

何度も書くけれど、本当にいま、デフレ脱却を真剣に考えなければ、下手すれば東京五輪開催とともに（日本経済は）押しつぶされるんじゃないのか？国策で半導体を支援するというのなら、具体的なプランを出すべきだしね。選挙対策の掛け声ばかりで、なにもできない政府など、いらないね。

ガースーを評価する人も多いけど、経済を知らない首相であることの悲劇にいま、見舞われてるんだよ。そんな日本の株を外資が喜んで買うはずもないかぁ・・・。

後場の取引とポジション

5401 日本製鉄　￥1,896.0（▲￥75）
買）￥1,919.0×2000（含み損￥46,000）
買）￥1,913.0×1000（含み損￥17,000）
買）￥1,912.5×2000（含み損￥33,000）
買）￥1,911.0×1000（含み損￥15,000）
買）￥1,910.0×6000（含み損￥84,000）
買）￥1,908.0×4000（含み損￥48,000）
買）￥1,907.0×2000（含み損￥22,000）
買）￥1,906.5×2000（含み損￥21,000）
買）￥1,906.0×4000（含み損￥40,000）
買）￥1,905.0×6000（含み損￥54,000）
買）￥1,885.0×6000（含み益￥6,000）
買）￥1,884.0×4000（含み益￥8,000）
如何に景気敏感株とはいえ、▲4％を超える下落ってどういう事なんだ！？って思いながら板を見ていた。そして月末安は気になるけれど、海外勢が決算で叩いてくるかな？と思って、我慢に我慢を重ねたけれど、とうとう我慢できなくなって、勝負に出た。よしんば、明日落とされても、▲4％2連発はないかな、ということと、7月月初の戻りも期待できるということで、イケイケな気分になってしまったよ。

それとザラ場のダウCFDが戻り気味で推移したことも大きい。これで、米国債10年物金利が大人しければ、三市場高の目もある。

しかし、好業績期待の割安株が、大した戻りもできずにこのまま沈むようでは、日本株は本当に撃沈だと思うしね。そうなればロスカットしても諦めがつくってもんだ。

4063 信越化学　￥18,805（△￥130）
買）￥18,725×2000（含み益￥160,000）
はっきり言って全く自信がない信越化学の買い。ただ、結局落ちてきた半導体関連と比較しても、強い動きをしてくれたわけで、前場からの買われ方からして、相当に根拠のある買いをしてるんじゃないかと思ったよ。普通、今日の地合いではここまでは買わないだろう・・・。

6981 村田　￥8,328（△￥28）
買）￥8,328×5000（変わらず）

6762 TDK　￥13,360（△￥80）
買）￥13,360×3000（変わらず）

今日の相場で最も目立ったのは、ソニーが前場から終始プラス圏で買われていたこと。さりとて無理に買い上がるようなそんなイケイケでもなく、玉を集めるようなそんな買われ方だったと思う。それを見ていて電子部品もそろそろトレンドが変わるかな？という見方をしてたけれど、後場になって村田もTDKもガシガシと買われて、案の定という感じ。だが日本製鉄を何とか、というのが先行してしまって、買いを逸したのは痛恨。でも、もうそろそろ買いが入ってもいいセクターのような気がするんで、ここは思い切って引けで買持してみた。売られまくってきた電子部品セクタだけど、それほど悪くなないのかも。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥960,000

雑感彼是

しかし、日本製鉄の売られ方はえぐかったなぁ・・・。もしかして75日線？と思ってみてたけど、本当に75日線まで売りまくってたのには呆れた。いかに3連騰したからと言って、そこまで売る意味があるのか？って感じだよ。これで75日線・25日線のDCとなって、非常に嫌な感じなのは分かるけど・・・。MACDは買い転換だぞ！なんてね（苦笑）

さてさて、日経平均はいよいよ月末安にチャレンジと言うことになる。今年に入ってこれが強烈なアノマリーになってて、ETFの売り需要を見込んだ仕掛けを海外勢がしてくるわけだが、今月はそんなことをしてくるのかな？と思ったり。無暗に決算の成績を下げないだろうというのが根拠で、後は配当還流買いもある。ただ、買われるのは限定的かもしれないし、やはり狙いは売られまくった銘柄とか、割安の主力じゃないかと思うんだよね。

そういう意味では今夜の米国市場は確かにカンカンの高値圏ではあるけれど、地合いは全く悪くないし・・・。弱いとは思えないんで、買持で勝負することにしたよ。

こうなってくると、全体相場はそれほど強くはならないと思うけど、現時点で狙えるのは8月の1Q決算好業績銘柄しかない。なので、これからは個別に狙うしか方法がないかもしれない。