厳しい売られ方をした前場:7月1日(木)前場

厳しい売られ方をした前場:7月1日(木)前場

日経平均株価 ¥28,640(▲¥151)

日本企業に収益懸念。日経225銘柄のEPS¥2,069を維持できるのか?と海外勢は懸念している?

前場の相場概況

米国市場を見るに、今までは米国債10年物金利をコアにして考えていた。この金利が上昇すれば、NASDAQはだめでダウは上昇と言った具合だけどね。しかし、昨夜の展開を見ていると、もうすでに感覚はリフレトレードではなくなったという感じになる。

ただし、米国債10年物金利と言うのは、先々の景気を占う最有力指標のはず・・・。それが1.466pとかならば、それほど好景気の先々を有望視していないということになるはず・・・。ちょうど、今日は、ASEANか何かでリモート会議で法人税の最低税率を決めようという動きになってる。途上国は反対しているらしいけど、バイデン大統領はどうやら押し切りたい考えらしいけどね。それが合意となると、今度は米国内での法人税引上げと言うことになる。

バイデン政権はとにかくインフラ整備法案を飴とする一方、法人税と富裕層の税額を大幅に引き上げたいという思惑がある。そして法人税引上げになると、今期成長分くらいは来期に納税という感じになる。しかも、今期中に明確なテーパリングをFRBは始める公算が大。

そうした流れの中で、米国株が上値を追う余地は、それほど残っているとは思えない。

さてそうなって、日本企業はどうするのか?どうなるのか?と言うと、とにかく今は、大企業の景況感は高水準らしいけどね。だが個別銘柄を選別するのが、非常に難しいと感じる7月相場だと思うし・・・。

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前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥15,560(▲¥170)
空売平均)¥15,859.5×1680(含み益¥503,000
まぁまぁのところで売り建ててるんで、朝寄りから追加するのを躊躇った。多分プラス圏で売れたところで80枚程度だったろう。しかし、朝寄りから本当に売りが早いというか・・・誰が日本株をこれだけ売ってるのか・・・。分からんねぇ。

7203 トヨタ ¥9,640(▲¥70)
空売)¥9,750×2000(含み益¥220,000
空売)¥9,748×2000(含み益¥216,000
空売)¥9,747×1000(含み益¥107,000
空売)¥9,745×2000(含み益¥210,000
トヨタには過剰な期待はしていないし、きっと1Q決算は良好だろうと思う。けれども問題は通期で上方に修正できるかという1点だよ。そのくらいでないと、日本株を牽引できなくなる。仮に今の日経平均の居所を肯定するのなら、少なくともトヨタと半導体くらいは上方修正でないと無理な気がする。いまは、この先が読めないけれど、シブチンのトヨタのことだから・・・。もしかしたら日本製鉄も値上げを蹴飛ばすかも・・・(苦笑)

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7270 SUBARU ¥2,169.5(▲¥22)
空売)¥2,238.0×2000(含み益¥137,000
空売)¥2,234.5×4000(含み益¥260,000
空売)¥2,234.0×1000(含み益¥64,500
空売)¥2,223.0×2000(含み益¥107,000
空売)¥2,222.0×1000(含み益¥47,500
空売)¥2,200.5×4000(含み益¥124,000
朝寄りで追加して、株価の動きを見ていたけれど、まだまだ買い出動するには未知数が大きすぎると思うので、ここはレンジ相場に回帰とみてる。とにかくSUBARUは、EVで出遅れて半導体でコケて、かつてのダメダメ会社に戻ったような感じ。せっかく北米でブランドを確立していながら本当に惜しい。

7201 日産 ¥545.2(▲¥6.1)
空売平均)¥555.3×58000(含み益¥585,000
日経平均は買いの理由が見当たらず続落する、とブルームバーグじゃないけれど、俺もそう思うし、米国市場がADPであれだけダウが上昇してしまうと、ますます買い辛くなってくるからね。なので、昨日も書いた通り売れるセクターということで自動車を。日産も今は(半導体不足で)苦しい立場に追い込まれてると思うので。

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6501 日立 ¥6,323(▲¥38)
空売)¥6,485×4000(含み益¥648,000
空売)¥6,430×3000(含み益¥321,000
空売)¥6,427×1000(含み益¥104,000
空売)¥6,421×1000(含み益¥98,000
空売)¥6,416×1000(含み益¥93,000
日立は・・・売ってるのは個人投資家なのかな?という雰囲気。今日は船株に利食いが入ったけれど、日立は頑強なチャートのまま。まぁ、売る理由がない?そのくらい、北米ITの買収戦略が評価されてるのかねぇ・・・。


前場の収支:(変わらず)


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雑感彼是

しかし・・・ADP雇用統計がまずまずの数値だったからとは言え、米国ダウがはたして△$210するような状況だったか?とかなり疑問を持った。NASDAQとS&P500は史上最高値を更新したものの、ダウは出遅れてるのは確か。でも、ADPだけで、ここまで上げられてしまうとねぇ・・・。しかも、肝心の米国債10年物金利は米国のザラ場中には大幅低下してたと言うのに・・・。

しかし、それにしても日本株は昨夜の米国には付いてゆけず、引け後にCFDが上昇してのプラス寄りには無理があった。例によってダウCFDは、日本市場のザラ場でプラスで推移しているのも、本当に嫌らしい。俺はダウが△$210した後にCFDが$60、$70と上昇することに、ビンビンに違和感を感じるよ。どう見たって、最近の日本市場のザラ場はおかしいし、いかにも海外勢が弄ってますよ、みたいなね。

とにかく、7月相場は、米国株が押してから出ないと、まともな相場にはならないんじゃないか?と思う。いまだに気にしてるのは、6月21日の暴落なんだよね。もちろん、米国ダウの下落の最終を受けてのものだったけれど、あそこまで売る必要があったのか?ってね。

何か嫌なことが飛び出てきそうで・・・。

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