閑散に売り在り!?:7月7日(水)前場

閑散に売り在り!?:7月7日(水)前場

日経平均株価 ¥28,363(▲¥279)

閑散に売りなし?いやいや閑散だからこんなに突っ込んだんじゃ!?

前場の相場概況

昨夜の米国市場は三市場が揃って史上最高値を取った裏返しで、単純に利食いになったというだけで相場自体はまったく崩れていないような気がするんだよ。たまたまISMの非製造業景況指数が頭打ちになったということを材料にして、10年物国債金利が下落したことがダウにはネガティブだっただけという感じ。NASDAQやS&P500なんか強い強い!

けれども日経平均は、下げるときは米国の倍下げるという弱さが際立ってる。もちろん、海外勢が日本株を敬遠しているからだが、とうとう懸念してた6月21日の暴落水準にまで達してしまったのは、キツイかも。なんだか、あの暴落がずっと気になっていたわけだが、長い陰線にたいして孕むような陽線ということで、EPS¥2,060だから下値(¥28,161)ではPER13.67まであったことになる。

もちろん、その水準ならば普通は負けることはほとんどないはずだけど、EPSに信頼感がないからPERを鵜呑みにはできないということなんだろう。

だが個人的には今週のSQは今までにないくらいの安心感がいまのところはある。まぁまぁ、ここから叩いてくるようなことはないだろうと思ってるし、米国市場もそれほど今夜は弱くはないと思うけどね。ISM非製造業が頭打ちなら、FRBのテーパリングが遠のくという解釈をしそうだしね。

とにかく何でも良いように解釈するのが、FRB主導の金融相場ってかい!?(苦笑)



前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥15,270(▲¥290)
買)¥15,050×3000
売)¥15,300×3000(+¥750,000
個別銘柄でドテンするのはかなり難しい状況だったと思うけれど、外資のオプション手口からいて、これ以上は突っ込まないと思っていたので、思い切って寄り付きを買ってみた。目安としてはその時点でダウがCFDを合わせて▲$280程度だったので日経平均も▲¥300程度までは戻すと思っていたけど、前場はオーバーシュート。日経平均▲¥220に接近して売り。結構戻したなぁ・・・。


4005 住友化学 ¥566(▲¥14)
買)¥560×40000
売)¥569×20000(+¥180,000
売)¥568×20000(+¥160,000
昨日撤収したこの銘柄だけど、6月21日の暴落を下回る気配じゃ、買うしかない!ということで。少しは戻って見せてよ、みたいなね(苦笑)¥10届かないかぁ・・・と思って指したら届いたよ。

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8306 三菱UFJ ¥592.7(▲¥11.1)
空売平均)¥605.3×84000
買戻)¥594.3×40000(+¥440,000
買戻)¥593.1×20000(+¥244,000
買戻)¥593.0×24000(+¥295,000
朝寄りで半分の売りというのは、米国債金利を考慮してのもの。けれども意外に売り物が来ないので、我慢せずに買い戻した。閑散ということで変な売り物は来ないんだなと・・・。¥600下なのでもう少し緩むと思ったけれど、まぁこんなもんかな。


9983 ファストリ ¥81,320(▲¥550)
空売)¥82,030×200
空売)¥82,000×400
空売)¥81,970×200
買戻)¥80,510×800(+¥1,192,000
もちろん朝寄りで買戻し。先物やオプションの状況から日経平均を叩いてくるとは思わなかったんで・・・。とにかくアムロがどういうショートカバーをしてくるんだろう?ということ。日経平均¥28,500以下なら結構アムロは損失を出すことになるからね。抑止力はGSだけどあまりやる気ないみたいだし・・・。

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6501 日立 ¥6,495(▲¥41)
空売)¥6,630×4000
空売)¥6,620×1000
空売)¥6,619×2000
空売)¥6,617×1000
空売)¥6,614×1000
空売)¥6,610×1000
買戻)¥6,500×10000(+¥1,219,000
昨日から利食いが入ってたので、5日線でピタリととまった日立。やはりメチャメチャ強いなぁ・・・。こんないい押し目が入るようじゃ、どこまで上昇するのか、見当がつかない状況だな。凄いわ。


7203 トヨタ ¥9,724(▲¥70)
空売)¥9,817×1000
空売)¥9,812×1000
空売)¥9,810×3000
空売)¥9,807×1000
空売)¥9,804×1000
空売)¥9,800×1000
買戻)¥9,729×5000(+¥414,000
買戻)¥9,710×3000(+¥281,000
6月の国内新車販売台数はトヨタの独壇場!とにかく半導体調達が6月までは問題ないという役員のコメントは正しかったみたいだな。けれど、通期となるとどうなんだ?というのはある。採算の悪い10ナノ~30ナノはみんな作りたくないからねぇ・・・。メルセデスとか通期の下方修正しているし・・・。プレミア載せて調達してたりしてね(苦笑)

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7201 日産 ¥582(▲¥13.5)
空売平均)¥594.7×62000
買戻)¥578.4×62000(+¥1,010,000
このところ買われまくった日産だけど、6月の新車販売台数を見る限り、見る影もなし。この調子では簡単に業績復活というわけにはいかないのは明白。なぜ買われるのかさっぱり分からなかった。

6758 ソニー ¥11,120(▲¥120)
空売)¥11,440×4000
空売)¥11,420×2000
買戻)¥11,050×6000(+¥2,300,000
電子部品の復活が期待されて買いが入ったソニーだけど、75日線上で需給が緩んでしまったということになる。今日は村田製作所が逆行高しているから、ソニーにも買いは入る。入るけど決算が強いとは思えないけどね。


前場の収支:+¥6,350,000




雑感彼是

昨夜の米国市場で非常に気になるのは、米国債10年物金利が大きく下落したことだよ。理由は6月のISM非製造業景況指数がコンセンサスの63.5に対して60.1と鈍化したことだと言われてる。そこで気になるのは、絶好調と言われる米国経済の実態だよね。本当のところはどうなんだ?みたいな部分で、例えばインフレが止まらず消費に影響が出始めてるとか、家賃高騰が止まらないとか、そういう部分の影響は無視できないだろうしね。

米国では9月になると、雇用保険の特別給付がほぼ全米で打ち切りとなる。これ、例えばサービス業に従事していたひとは、給付の方が依然の給与よりも高いという人が続出しているわけで、そういう人が今後ヤバイというので、求職活動を強めると言われてる。

なので、恐らく7月、8月は雇用統計は悪くないはずだし、9月、10月になるとかなり雇用は戻るんじゃないかな。でもそうなったとしても、消費がこのまま続くのか?っていう部分で不安は残るし、とにかく現状の米国の物価は尋常じゃないからね。例えばラーメン。日本では¥1,000というのはなかなか付けられない値段だけど、米国では¥2,000~\4,000としないとやれないと。

基本的に家賃やら人件費が高すぎるんだろうねぇ・・・。

企業の業績は、例えばハイテクなんかはやはり好調に推移すると思うし、良好なセクターはインフレになるとますます強みを発揮するのかも。しかも今のように長期金利が下落すれば追い風になるしね。木材は高値から50%くらい下落したけど、だからといってすぐに戻るか?と言えばなかなか苦戦してる。今度は労働力不足と人件費の高騰が要因らしい・・・。

そうした一連の経済状況を反映しているのが、米国債10年物金利かもしれないねぇ・・・。米国経済、先行きは結構課題満載ってことなのかも。

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