今度は中国かな、いや習近平だな
- 2021.07.11
- 放言
週末に大きくリバウンドした日経平均CFDだけど、来週はここから順調に戻りを試す、みたいなコメントが多いけどね。本当かな?って感じがしないでもないね。
どうも中国が怪しくなってきた。とうとう習近平は毛沢東になるつもりで本格的に動き出してる。いままでなんだかんだと言っても「国家の近代化」「技術立国」「米国を追い越す」みたいな国家目標を掲げてきて2000年代の急激な経済成長がもたらされたわけだが・・・。
国家の理想を掲げているうちは良かった。けれども共産党独裁とか人民解放軍の支配とか言ってるうちはまだ良かったけれど、今度はどうやら違うよ。習近平独裁への道。もはや中国は香港の思想統制・洗脳を始めてるし、大資本はすべて共産党の参加に収めようとして、アリババやテンセントの規制を次々に繰り出してる。そして今度は滴滴をターゲットにしたし、徐々に米国上場200社以上の中国系企業に対しても、米国が規制する用も先にほかならぬ中国が、というか中国共産党が支配しようとしている。
中国系大企業を香港市場に上場させることで、十分にやれるとどうやら判断したようだしね。米国が台湾に接近すればするほど、習近平は米国の資本市場を相手に喧嘩をするぞ!という姿勢をあらわにしてきてる。バイデン大統領になって一見、穏やかに推移している米中関係は、トランプ時代よりはるかに危なくなってると思うし、独仏はなんとなく中国に接近したくて仕方ない。新型コロナ禍で疲弊した経済の成長エンジンを中国に求めたいという腹が見え見え。
たとえが悪いかもしれんけど、こんなのはナチスドイツ、ヒトラーとほとんど同じような感じだろう?雰囲気が似てきてる。習近平はヒトラーもスターリンも毛沢東も取りつかれた独裁者の魅力に堕ちたな。
実際、中国がヤバイっていうのは、ウォール街や大口投資家は分かってるだろう・・・。中国比率の高い日本企業を買いたくないのは、恐らくそういう警戒感の表れだと思うし、もっと言えば米国債10年物が買われまくった根本には、恐らくそうした背景があると思う。
ちょっと長い目で見ても、今くらいが株価のピークのような気がするよ。
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