日経平均PER14が遠い！？：7月14日（水）前場

日経平均株価　￥28,659（▲￥59）

前場の相場概況

それはそれで現実なので仕方ないけれど、それにしても米国市場は特にNASDAQとか、とことん10年物金利に連動しているというか、敏感に反応してることにも違和感がある。実際10年物金利が1.300pから1.400pになったからと言って、実態に影響などあるはずがないのにね。どうも釈然としない動きなんだよね。

さて釈然としないと言えば、今日のこの戻り方も全然納得できないというか、明日ファストリの決算発表だけど、内容が良いのかな？と思わせる動き。今の日経平均でファストリとSBGの決算の影響が非常に大きいし、それが良好となれば、第一関門突破、みたいなことになる。

なので正直、そういうことくらいしかこの戻りの理由が思いつかないよ。

まぁ、この前場は買い目線でなければ勝てないような相場だから、俺には勝ち目がないということ！？

前場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥15,570（▲￥70）
空売）￥15,600×120（含み益￥3,600）
空売）￥15,590×320（含み益￥6,400）
空売）￥15,580×680（含み益￥6,800）
空売）￥15,570×80（変わらず）
戻りに乗れなかったので完全に手詰まり状態になってしまった前場。日経レバは売りじゃなく買いじゃないと、というのは分かっていても乗れなかったものは仕方ないから、後場垂れるんじゃないかということで売りまくった。というか、他にどうしようもなかったから・・・。何やってんだろ！

8306 三菱UFJ　￥597.9（▲￥4.1）
空売平均）￥601.5×72000
買戻）￥594.2×72000（+￥525,000）
米国債10年物金利が、30年物国債入札不調で売られちゃって急騰してたので、さほどGDは期待していなかったけれど、地合い悪に押された格好で寄り付いてくれてラッキーだった。しかし、昨日の今日というか昨夜の今朝、こんなに日本株が買われるのは意外だなぁ・・・。日経平均がこの位置でこれだけ戻るって、立派、立派。

7267 ホンダ　￥3,587（変わらず）
空売）￥3,603×2000
空売）￥3,602×2000
空売）￥3,601×4000
空売）￥3,600×2000
買戻）￥3,552×10000（+￥494,000）
どうして自動車がこれほど強いんだろう？って考えると、やはりトヨタ効果としか言いようがないかも。もっともたとえ1Q決算が芳しくなくても、年度後半への期待感は残る。株は期待で買われるものってことで！？それにしても1Qが出た後が怖いよ。まぁ、GDしたんで朝寄り手仕舞いしたけれどね。

6501 日立　￥6,698（▲￥128）
空売）￥6,850×4000
空売）￥6,840×3000
空売）￥6,838×1000
空売）￥6,835×2000
買戻）￥6,734×10000（+￥1,088,000）
空売）￥6,767×2000（含み益￥138,000）
空売）￥6,766×1000（含み益￥68,000）
空売）￥6,765×1000（含み益￥67,000）
とにかくこの株価の位置が位置だから・・・。もう落ちるのは時間の問題かもしれないけれど、決算期待してるのかな？日立が言うように、IT化に大きく舵を切って米国子会社の業績がいいならば、一応超大型M&Aは成功とみなされるんだろうけど・・・。期待にそぐわなければ・・・。そういう意味では、この位置はギャンブルだ。

朝寄りのGDで買い戻して、戻りを再度売り。利食いが入るかも、という想像だけで売った。

9983 ファストリ　￥80,380（▲￥460）
空売）￥81,480×400
空売）￥81,460×200
空売）￥81,420×200
買戻）￥80,510×800（+￥760,000）
ファストリで日経平均を叩く、みたいな動きが出そうになかったね。まぁ、（含みが）マイナスにならずに寄り付いただけでも御の字。深追いは絶対にできない。

前場の収支：+￥2,050,000

雑感彼是

明日、パウエル議長の議会証言がある。ブルームによればこの下院の公聴会で、新たな大型政府支出に対して支持するように誘導するんだとか・・・。なんじゃそれ？って感じだけどね。今の米国経済の最大の課題は間違いなくインフレだろうに、またぞろ大型政府支出ってなれば、火に油を注ぐことになるんじゃないのか？そしてそんなことにパウエル議長が同調するのか？ってね。

パウエル議長は来年の2月で任期満了になるし、続投はまずはないかもしれない。基本的にパウエルはトランプ人事だからね。しかもトランプによって一度利上げを骨抜きにされた経緯もあるし、いざとなると利上げできないジレンマがあるかもね。ただインフラ投資法案にしても、大型予算にしても、財政がインフレを助長する側面は否めないし、なんだか米国経済は結構瀬戸際に立たされてるのかもしれない。

こうして日々、中国問題は微塵も取り上げられないけれど、ウォール街にとっても全く無視できないリスクのはずで、今後の株式市場は秋までにかなり荒れるんじゃないかと思うよ。サマーバカンスもあって出来高も細る。そこでネガティブな地合いになるのは、ちょっと恐ろしいんじゃない？

日本市場もちょっと決算に対して過剰な期待があり過ぎるかも。スカスカでここまで戻してしまった株価だからなぁ・・・・。