とても買えない!:8月3日(火)後場

とても買えない!:8月3日(火)後場

日経平均株価 ¥27,641(▲¥139)

簡単に買えるタイミングとは思えないが・・・

後場の相場概況

後場の日本市場は要するに前場突っ込み過ぎた反動で、買ってみるかぁみたいな疑心暗鬼の買いが優勢で戻し気味に推移したのでは、と俺は思ってる。もちろんデイトレ売りの買戻しと言うのもあったと思うけど、そうした買いをみて勘違いした買いもまた入ったのでは?ザラ場でダウCFDが高く推移すると、精神的に強気になる傾向があると思う。でも、米国の状況を見ると、簡単に買いで行けるような状況ではないと思ってる。

さて、お昼にブリッジ・ウォーターの空売り王、レイ・ダリオが中国への投資はOKみたいなことを言ってるという記事が出て思わず笑ってしまった。

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まぁまぁ、完全にポジショントークだろうと思うし、ダリオ自身、万に一つもそんなことを思ってはいないと思う。つまり・・・、米上場に中国系企業に対し、バカバカと売りポジションを建ててるはずで、こういう人はそんな時に限って真逆のコメントを吐くものだよ。

中国のリスクは本当に半端ないところまで来てる。昨夜記事を書こうと思って書きかけで寝てしまったけれど、いろいろ調べると本当にヤバすぎて、とても買いなんか入れられた状況ではないと思う。

今日も今日とて、中国系メディアが「ゲームは精神的アヘン」とテンセントをこき下ろした。もちろん、こういうメディアってのは共産党の、それも習近平派の息がかかってるわけで、こうして帰属を誓うまで、ジワジワと攻撃し続けるだろうしね。もちろんテンセントの株は急落したらしいけど。

レイ・ダリオが中国共産党と特段親しいわけでもなく、中国の状況に詳し訳でもないだろうに・・・。もしも相場が天井を打つ準備をしているとすれば、ダリオは完全復活してしまうなぁ・・・。

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というわけで、大きく売られて、大きく買い戻されて、という繰り返しでは、多分個人投資家の信用買残は減らないだろうし、むしろ増加する傾向なのだと思う。とすれば、日本市場は「このまま年末に向かって上昇」なんて考えない方がいいのでは?10月くらいになればそうかもしれないけれど、今年の場合、相当に警戒すべきと思うけどね。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,460(▲¥130)
空売平均)¥14,467.8×2960(含み益¥23,000
後場になって戻りを必死で売り上がって、玉数を稼いだ。もしも今夜のCFDが戻れば、明日はまた追加できるように、抑えたつもり。日経平均はどこかで厳しく突っ込むようなことがなければ、この信用買残は消化できない。それでなくても今月、そして9月は、信用期日売りが出る月だからね。そのタイミングを短期筋が狙わないはずがないし・・・。(と個人的には思ってます)

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8604 野村 ¥534.0(▲¥8.0)
空売平均)¥537.5×32000(含み益¥112,000
バカげた買い物を集めた野村だから、¥500割れくらいはあるだろうと思うし、そうならんと買残は解けないかも。8月は日本市場にとってXデーが必ずあると思うけどね。


6758 ソニーG ¥11,445(▲¥105)
空売)¥11,450×2000(含み益¥10,000
空売)¥11,445×4000(変わらず)
空売)¥11,440×2000(含み損¥10,000
まぁ、決算期待もあってか順調に買いを集めてるソニーの貸借倍率は10倍!ってちょっと困った取り組みじゃないか?なので入ったわけだが、何やらブルームがネガティブ記事を・・・。だからこそ、そういう情報が出てるからこそ任天堂は厳しい売りを喰らってるのか、とようやく理解できた。でもソニーはゲームだけじゃないから・・・。下げも内場だったわけだろうね。

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984 SBG ¥6,911(▲¥51)
空売)¥7,020×3000(含み益¥327,000
空売)¥7,010×1000(含み益¥99,000
空売)¥6,986×2000(含み益¥150,000

空売)¥6,985×2000(含み益¥148,000
空売)¥6,982×1000(含み益¥74,000
空売)¥6,980×2000(含み益¥69,000
空売)¥6,962×4000(含み益¥204,000
とにかく8月のXデーの鍵を握るのはSBGじゃないの?って気がするんだよね。その辺りのことは、今書きかけてる記事を読んでもらえれば・・・。ここは、まだまだ強気で売り追加!


本日の収支(前場・後場合算):+¥1,390,000


雑感彼是

米国政府が債務上限が復活したことで、大量の米国債を買い戻す(償還?)という憶測が出て、米国債10年物金利は、見るも無残な水準(1.190P)にまで下落していて、秋以降本格的に買戻しにかかるとすると1.000割れも視野に入るということらしい。

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そしてそうなると、手持ちのキャッシュを数十兆円減らすということだから、その分の資金が新たに出回ることになる。とすればFRBがテーパリングをしても、相殺じゃないか?と言うのがブルーム記事の趣旨だけどね。

だったら、この金融ジャブジャブ相場はテーパリングをしたところで全然終わらないということなのか?そんなばかな!と俺は思うけれどね。

FRBのテーパリングは米国債じゃなくて住宅ローン担保債券からだと言われてる。そしてその後に各種債券に波及するわけで、そうなると少なくともテーパリングの影響は債券市場をかき回すことになるんだろうからね。資金量だけ考えて相殺だ!なんて阿呆みたいな記事を書くんじゃない!って言居たけれど(苦笑)

それよりも重要なのは、立ち退き猶予措置の失効だよ。当然株式市場もこればかりは無視できないさ!なぜなら米国市場は内需依存度が高いから。これは消費に半端ない影響を与えるだろうしね。

いろいろ考えると、やはり簡単に株は買える時期じゃないと思ってるけどね。