短期筋の予行演習:8月25日(水)後場

短期筋の予行演習:8月25日(水)後場

日経平均株価 ¥27,724(▲¥7)

まるで日本市場の需給を確かめるために短期筋が予行演習したかのような叩き

後場の相場概況

高値¥27,897から終わってみると¥27,684ということで、きっちり¥200の落差を取られた日本市場。前場の激しい動きとは打って変わってまったりとした動きという印象のある後場となって、まるで日本市場の需給を試したかのような値動きだった。

前場のあの急落は、あまりに突然で、何かあったのかとあちらこちら探してはみたものの、ニュースとしてはアルジェとモロッコが国交断絶して武力行使も辞さないというくらいで、遠いアフリカと言えど、戦争になりそうという事情を嫌って投げたのかと思った。

Advertisement

それくらいしかニュースも見当たらないのに、先物を投げてくるというのは、何かを警戒した動きであることは確か。単なる値幅取りならば、後場何もしないというのが解せないからね。前場で需給が脆いことが分かったわけで、仕掛け的な売りであれば、後場も嵌っただろう。

しかし、後場は何もなし、値動きもなし、気力もなし、ということで、もしかしたら米国市場で何かある?と言うことかもしれない。

相変わらず中国は本当に連日のように、国内新興企業に対する厳しい規制を次々にかけてくる。今、もっとも危険なのは言うまでもなく恒大集団だ。もはやいつ破綻してもおかしくない状況に突入していて、あの手この手の自転車操業をやってるわけだが、とてもじゃないけれどそんなことでは追いつかない莫大な債務(約33兆円~60兆円)を抱えているわけで、すでにカウントダウンに突入している。

そして追い打ちをかけるような米国SECのIPO規制で、米国での新しい資金調達がほぼ不可能に陥っているし、既存の上場企業に対しても改めて事業リスク、政治リスクを開示することが義務付けられる公算。制度上、今の米国市場に上場している中国企業は、ペーパーカンパニーと言ってのけたゲンスラーSEC長官はなかなか言うよね。

というわけで、ザラ場の日本市場でこんな仕掛けをされたからには、今夜の米国市場を注目しないわけには行かないだろうね。

Advertisement

後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,540(変わらず)
買)¥14,510×3000
買)¥14,500×2000
売)¥14,510×3000(変わらず)
売)¥14,500×2000(変わらず)
リバウンドがあると見ての急落場面での買いだったけれど、どうも(日経平均が)弱含みということでさっさとポジションを解消してしまった。まぁ、正解だったと信じよう(苦笑)


9984 SBG ¥6,213(△¥34)
空売)¥6,415×1000
空売)¥6,414×2000
空売)¥6,413×3000
空売)¥6,412×1000
空売)¥6,410×2000
空売)¥6,400×4000
買戻)¥6,165×3000(+¥748,000
買戻)¥6,161×2000(+¥504,000
買戻)¥6,160×2000(+¥505,000
買戻)¥6,158×2000(+¥504,000
買戻)¥6,156×4000(+¥976,000
空売)¥6,250×2000(含み益¥74,000
空売)¥6,245×2000(含み益¥64,000
空売)¥6,240×2000(含み益¥54,000
空売)¥6,238×1000(含み益¥25,000
空売)¥6,237×1000(含み益¥24,000
空売)¥6,228×2000(含み益¥28,000
もう本当に売られる一方のSBGだけど、前場で大ヤラレしてしまったことが悔しかったし、ショートカバーならば終日は続かないわけで、高値で売り建てたわけだが、そこに前引け間際の急落場面があって、救われたと同時に、後場になっても大き目に売られたので、そこは再度のショートカバーもありうる、ということで買い戻した。

その後反発局面になったので、今度はかなり悪乗りしてまたしても売り建て。闇雲に売り建てた感はあるにしても、今夜の米国を下と見ていたから。でもねぇ・・・ダウが新値を獲るまでは上昇が止まらないかもしれないけどね。そうしたら改めて明日、やられるだろうなぁ・・・。

Advertisement

6954 ファナック ¥23,810(△¥275)
空売)¥24,000×2000
空売)¥23,950×1000
買戻)¥23,630×1000(+¥370,000
買戻)¥23,620×1000(+¥380,000
買戻)¥23,605×1000(+¥345,000
空売)¥23,810×3000(変わらず)
前場の急落で結構な売り物になってくれて、なおかつ後場もガラが出てきて大幅に利食いが出来た。そしてリバウンドしたら引けで売ろうと思っていたらその通りの展開に。ちょっと出来すぎなんだけど。


6981 村田 ¥8,956(▲¥156)
空売)¥9,160×1000(含み益¥204,000
空売)¥9,152×500(含み益¥98,000
空売)¥9,150×1000(含み益¥194,000
空売)¥9,145×1500(含み益¥283,500

6762 TDK ¥11,500(▲¥10)
空売)¥11,660×1000(含み益¥160,000
空売)¥11,650×1000(含み益¥150,000
空売)¥11,640×1000(含み益¥140,000

急落場面でもあまり下がらないTDK、そして下がったけれどロットが薄い村田。どちらも嫌気がさしてというか時間もなくて買い戻さずに放置。村田は値位置からして結構な売り物が出たよね。

Advertisement

6758 ソニーG ¥11,465(△¥80)
空売)¥11,550×2000

空売)¥11,460×2000
空売)¥11,450×4000
買戻)¥11,440×8000(+¥300,000)
空売)¥11,465×4000(変わらず)
なんとも頑丈なこの位置でのソニー。ほとんど取れずに一旦は諦めたけど、大引けで魔が差した!


9983 ファストリ ¥73,220(▲¥240)
空売)¥74,120×200
空売)¥74,100×200
空売)¥74,050×200
空売)¥74,000×200
買戻)¥73,200×800(+¥694,000
空売)¥73,220×600(変わらず)
魔が差したと言えば我慢すればいいものを、調子に乗って大引けに売り建ててしまったファストリ。もっとも今夜の米国は下だって決めつけた自分が悪い。


本日の収支(前場・後場合算):+¥4,040,000


Advertisement

雑感彼是

昨日、そして前場と頓珍漢な相場観とともに売り建てて、ガッツリと担がれたわけだが、本当に2日間、船株に救われたことは、マグレ、ラッキー、偶然、という感じです。大引け後、さしたる材料もなくて、なぜかまたしても上昇機運を見せる米国ダウ、そして日経平均もまだ上昇を諦めてはいない風の動き。

全く売り坊ばかりになってきたんで、やられ始めると、というか予想がズレ始めると、3日、4日は続いちゃう。そんな時に何を考えているかと言えば、もしも転換してやられたらその時は精神的なダメージが大きいだろうな、という想像だよね。なので、なかなか、おいそれと買えられないんだよなぁ・・・。

今日も師匠の「相場の慣性の法則」と言うのを思い出してたよ。そうしたら、いきなりの先物叩きがでてしまって焦りに焦った。だから下げ要因をアルジェとモロッコが戦争?みたいなことを書いてしまったわけ。

でも、少し冷静になれば、そんなことで株式市場が反応するはずがないのよ。まったくお恥ずかしい限り。

でも、だったら、他の要因ならば、まだ売り勝負だ、とばかりに建玉しちゃう、この懲りない性格・・・。最近カミさんにも嫌われ始めてるかも。同じものばかり食べるし、飲む。同じ服をローテーションして着る・・・。その言い訳は出来ないんだけど、何というか、レギュラーは落ち着くんだよね。