「もう」は「まだ」なり:9月8日(水)後場
- 2021.09.08
- トレード日記
日経平均株価 ¥30,181(△¥265)
後場の強烈な戻しは、さらなる上昇を示唆していると見るが・・・
後場の相場概況
今回のこの相場は日経平均を構成する主要な、そしてウエイトの高い銘柄が同調し始めたことで、相当に強い展開になっている。今日は海外勢もSQ2日前ということで、前場の寄り付き後はかなり慎重に構えていたのだと思うけど、とにかくSBGが強くて日経平均のプラス分をすべてSBGだけで担ってるという展開で、指数に対する見方を変えてきたということ。
つまりは、オプションにしても先物にしても、日経平均を¥30,000から上に誘導しなくては仕方のないような展開に、一斉に同調し始めたということで、¥30,241の前場高値までカチあげて行った。こうなると、ポジション調整が追いつかず、後場は寄りから押して¥30,000手前でポジション調整をした後、改めて上方向に持っていったということだったと思う。
相場がSBGから離れたのは、前場の11時前あたりからで、後は海外勢が上を見越した買いを入れるにしたがって差が開いたという感じ。結局引け値時点での日経平均(¥30,181)に対してSBGの寄与度は¥70程度であることから、最終的には¥110分の買いが入ったことになる。
SQ前の魔の水曜日ということだから、少なくとも個人投資家はこの局面では買持が出来ないはずだし、ならば海外勢がオプションのポジション調整が出来たかというと、SQ前でそんなに簡単ではないはずで、実態は見えないにしても、¥30,000を基準とした前後でSQを決められるようにするのでは?と読むけどね。なので恐らく出っ張った部分は削がれる方向だろうと思っている。
また、勝負を賭けてくれば、¥29,500辺りを狙ってくる可能性もある。GS辺りはそんな感じに持っていきたいはずで、またアムロとGSの対決構図になっているからね。なので、とりあえずは、この局面で無謀かもしれないけれど、買いポジは閉じて、引けで売りポジを建てて終了した。
後場の取引とポジション
9984 SBG ¥7,265(△¥322)
空売)¥7,500×2000
買戻)¥7,177×2000(+¥646,000)
6500万株というとんでもない商いを作って往復したSBG。なんと単独銘柄で日経平均の上昇分を10時過ぎまで支配するというとんでもない相場になったよね。2日間にわたる強烈なショートカバーに、短期投資家が揃って参加するというほとんど仕手株のような激しい値動きを展開したわけだが・・・。これだけ短期投資家が群がってるということで、後場寄りから売られる雰囲気だったので、やられてもいいという覚悟で参戦して、そこそこの利食いを確保した。
とにかく習近平の次の一手が出るまでは、この上昇基調は止まりそうにない。と言うことはつまり日経平均もまだ上昇が止まりそうにないということかもしれない。まったく何という相場なんだ!
1570 日経レバ ¥17,230(△¥330)
買)¥17,040×3000
買)¥17,030×2000
売)¥17,230×5000(+¥970,000)
後場の見どころと言えば、日経平均が¥30,000を割ってしまうか否かだったと思う。SBGが売られて指数が押し込まれる展開だったわけで、SBGを見ながらどうしようと迷いつつ、日経平均¥30,000ギリでレバに指値。その後の上昇は恐らく、ポジション調整後の海外勢の動きだったんじゃないかな。もちろんSQ2日前ということで、持ち越しは出来なかったけど。買い玉はそれくらいがちょうどいいのかも。
7203 トヨタ ¥9,977(▲¥28)
空売)¥9,980×1000(含み益¥3,000)
空売)¥9,979×1000(含み益¥2,000)
空売)¥9,977×4000(変わらず)
円安傾向にも関わらずどうしてもプラスにならなかったトヨタは、結構重い位置にきてると思う。なので、SQを意識した売り勝負と言う事なら外せないと思ったよ。
6758 ソニーG ¥11,970(▲¥15)
空売)¥11,970×4000(変わらず)
空売)¥11,950×1000(含み損¥20,000)
空売)¥11,945×1000(含み損¥25,000)
頭が重いのはソニーも同じで、この相場はすでに、外資が指数を弄るような相場になってると思う。なので出遅れ以外の主力の頭は重いし・・・。結構ここまで上がってくると提灯もついちゃうから個人も買ってしまうしねぇ・・・。あぶない、あぶない。
9101 日本郵船 ¥9,830(△¥10)
空売)¥9,830×3000(変わらず)
9104 商船三井 ¥8,920(▲¥10)
空売)¥8,920×3000(変わらず)
9107 川崎汽船 ¥5,800(▲¥40)
空売)¥5,800×3000(変わらず)
なんとなくだけど、SBGがとびだしたりしたことで、船株は一段落ついてしまったんじゃないの?という雰囲気。米国が経済の先行きを懸念しているわけで、欧州もテーパリング云々が出ていて、ちょっとこの辺りでいっぱい、いっぱいのような気がする。
6532 ベイカレント ¥58,200(△¥2,600)
空売)¥58,200×800(変わらず)
この銘柄がここまではしゃいでいるのは、本尊あってのこと。株価が戻ってしまったので、この局面はもう一度利食いできる!?いま日本市場でもっとも危ない銘柄が、こことレーザーテックだと思う。
6920 レーザーテック ¥29,620(△¥2,000)
空売)¥29,620×1500(変わらず)
このフザケタチャートを売らないわけには行かない!というわけで、勝負だね。
8306 三菱UFJ ¥633.3(△¥14.2)
買)¥630.0×40000
買)¥629.9×20000
買)¥629.8×20000
売)¥633.3×80000(+¥270,000)
こんな相場だから喜んで買いを狙うなんていう芸当は出来ないまでも、なにかヒントがあれば乗りたい気持ちはなかなか抑えられない。その意味では米国債10年物金利が反発するような日足だったので、UFJを買いついた。レバとほぼ同時だったけど、レバが¥30,000割れたら投げようかなと思っていたくらい。それくらい疑心暗鬼になってるんだよね。結局SQ2日前と言うこともあり持ち越しはしたくなかったので手仕舞いした。
本日の収支(前場・後場合算):+¥6,450,000
雑感彼是
こういう株価の上昇は、買いは急落のリスクが、売れば担がれるリスクが付きまとう。そしてどちらもやられるときは致命傷になるくらいやられてしまうわけで、出来ればポジションを小さく取る、みたいなことが大事だと言われる。
けれど、よく考えてみると、株式投資で勝つには長期投資をするしかないわけで、これはもう年単位で経済が成長するのをじっと握りしめて待っているしかない。その代わり急落であろうと暴騰であろうと、株価の動きは一切気にしないという胆力が必要になる。
もっとも資産家が資産の一部を投資していて、負けようが何しようがあまり影響ない、みたいな状況であれば、株式投資をして、そのことは忘れているくらいの心境になれるだろうけど。
ただ、短期投資と決めたらそうはいかないよね。このとんでもない値動きのなかでもなんとか凌いでいかないとどうしようもない。
SQ2日前ということで、売り建ててみたけれど、強い相場の時はSQは上を見るから、やられる可能性が極めて高いよね。引け後にいくらCFDが下げちゃっても、戻るからね。ただし、オプションで最近冴えないGSが巻き返そうとするなら、¥30,000下じゃないと・・・という見方をしただけでね。
けれども米国の雇用はもう戻らない!?みんな働くの嫌になったみたいだからね。これはかなり大きな懸念だろうね。米国市場にそろそろ連動してくれないと困るなぁ・・・。
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