アメイジング!:9月14日(火)後場

アメイジング!:9月14日(火)後場

日経平均株価 ¥30,670(△¥222)

前場の急落をこなして再度高値を伺う強さ・・・

後場の相場概況

とりあえず日経平均は前場に年高を更新したわけだが、引け値ベースでもバブル後高値を回復した。この理由がもう、新政権への期待とかなんとか理由ともなんともつかない観測をブルームは載せている。けど、新政権に期待している日本人は少数派だろうし、それよりもワクチン接種の進捗の方が買い材料にはなるだろうけどね。

いずれにしてもザラ場を見る限り、下げる気配はまったく感じないというか、前場の下げの後の押し目買いパワーの強烈さにちょっと呆気にとられるような動き。イケイケで押し目買いをしたものの勝ち、みたいな相場になってる。

だがしかし、今夜は米国CPIの発表があって、これが高い水準を維持したならば、いよいよ年内テーパリングが本決まりになるだろうし、時期的にも数字によっては10月、11月が視野に入る。22日(火)はFONCがあるんで、今回はWSJが言うようにテーパリング合意を取り付けてくるだろう。

さて、先週の雇用統計で先送り期待もあったろうけど、これで米国経済はいよいよリーマンショック後からのジャブジャブ、そしてコロナショック後のジャブジャブから、金融政策を転換する第一歩を踏み出すことになる。

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だが、テーパリングそのものの影響はそれほど多くないにしても、今夜は流石に10年物国債金利が動くだろう。場合によっては今夜が、金利上昇の起点になるやも知れず、そうなると米国市場も調整局面を余儀なくされる可能性が高い。

そうした可能性を全く無視した日本株だけど・・・そろそろ流石に一服の局面じゃないのかな。

後場の取引とポジション

6532 ベイカレント ¥59,800(変わらず)
空売)¥60,400×500
空売)¥60,300×500
買戻)¥58,700×500(+¥850,000
買戻)¥58,600×500(+¥850,000
空売)¥59,800×800(変わらず)
値嵩でしかも値幅も大きいこの銘柄は、はっきり言って相当に怖い。で、ここまで上昇してくるともう理屈ではないだろうから、どのタイミングで大口が放してくるかだけの相場になってる気がする。なので、変な動きが出なければ、今の状況では勝負で入れる銘柄だと思うけど、いつ何時、大口が変な動きをするとも限らないから、本当に慎重に構える必要があると思う。

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6920 レーザーテック ¥28,140(△¥230)
空売)¥28,440×500(含み益¥150,000
空売)¥28,430×500(含み益¥145,000
空売)¥28,420×500(含み益¥140,000
空売)¥28,410×500(含み益¥135,000
PER120まで上り詰めて、あとは市場が緩むか否かの勝負になったと思う。今は、日経平均が調整しないので、この株価の位置を保っているけれど、このところ上手く調整しているようなそんな値動きなので、かなり怖い。けれども、今夜の読みは下なので・・・。


9101 日本郵船 ¥9,960(△¥130)
空売)¥10,150×2000(含み益¥380,000
空売)¥10,140×2000(含み益¥360,000

9104 商船三井 ¥9,130(△¥210)
空売)¥9,240×2000(含み益¥220,000
空売)¥9,230×2000(含み益¥200,000

9107 川崎汽船 ¥6,690(△¥280)
空売)¥6,690×4000(変わらず)

船株は、全体相場が中途半端に軟調ならば、かえって資金が集中して上昇しやすくなる。それが最も怖いというかね。需給的にはどう考えても一旦は利食い局面だと思うし、このまま延々と上昇などあり得ない。それよりもPBR2とか言う財務体質なのだから、そろそろ敬遠する大口も出るんじゃないかと思うけどね。

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8035 東京エレクトロン ¥55,610(△¥240)
空売)¥55,800×500(含み益¥95,000

空売)¥55,780×500(含み益¥85,000
空売)¥55,700×500(含み益¥45,000

6857 アドバンテスト ¥11,300(▲¥20)
空売)¥11,390×4000(含み益¥360,000

4063 信越化学 ¥21,365(△¥365)
空売)¥21,480×500(含み益¥57,500
空売)¥21,450×1000(含み益¥85,000
空売)¥21,410×500(含み益¥22,500
空売)¥21,400×500(含み益¥17,500

昨日も書いたけれど、もしも予想通り、米国CPIが予想を上回るようなことになれば、まずNASDAQが売られるのはほぼ間違いないと思う。その上、米国経済に関して言うと、個人のファイナンスがピークに達していて、どんな不都合が生じているのか分からない怖さもある。世界経済が好調なのは分かるけれど、天井知らずの上昇に合理的な理由などないからね。売られるときも同じだと思うけどね。

ただ、今半導体関連部材がブームなので・・・信越化学は全く自信ないけどね。


7203 トヨタ ¥9,946(△¥151)
空売)¥9,930×2000(含み損¥32,000
空売)¥9,925×2000(含み損¥42,000
空売)¥9,921×2000(含み損¥50,000
空売)¥9,920×2000(含み損¥52,000

6758 ソニーG ¥12,350(△¥120)
空売)¥12,310×2000(含み損¥80,000
空売)¥12.300×4000(含み損¥200,000

日経平均が年高に迫る勢いで後場大引け前に上昇してきた。この流れで一気に含み損の領域に突入したトヨタ、ソニーだけど・・・。まぁ、しかし、よくこのタイミングで買いが入るなぁ・・・と感心する。日本株を買ってる投資家は怖いものなしなのかねぇ。

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9984 SBG ¥7,041(▲¥35)
空売)¥7,145×1000
空売)¥7,140×3000
空売)¥7,136×1000
空売)¥7,112×2000

空売)¥7,099×4000
買戻)¥7,041×11000(+¥870,000
SBGを大引け利食いしたのは、これと言った理由はなくて、なんとなく明日買われるんじゃないかというただの勘です。いまは、日経CFDが夜間で滅茶苦茶強い動きをするんで・・・。いい加減にしてほしいけどね。


9983 ファストリ ¥75,530(▲¥140)
空売)¥76,500×400(含み益¥388,000
空売)¥76,450×400(含み益¥368,000
後場ファストリは一貫して売られる傾向だった。この値動きをみて、今日は売り建てても大丈夫と勝手に確信してた。まぁ、いつも警戒感のあるイベントは、通過するとなぜか株価が強くなるんで、嫌な予感もあるんだけどね。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥3,680,000


雑感彼是

まったく躊躇いなく陽線11本を連ねた日経平均。すでにTOPIXは真空地帯を我が物顔で闊歩してるけれど、遅ればせながらようやく日経平均も年高をとってきたということになる。しかし、こうなったのは間違いなく9984SBGと9983ファーストリテーリングのせいだ。とりわけSBGが中国リスクに直面しなければ、¥31,000、¥32,000というレベルに到達していたと思う。

けれど、株式市場はその穴を埋めるために他の主力銘柄をどんどん買ってきた。そして遂に¥30,000をクリアしてきてなお上向きになっている。

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だが、新型コロナの発生で世界経済が傷ついて、いまだコロナ前には戻れていないということなのに、株式市場だけは、とうの昔にクリアしてきて、高値追いをしている。日経平均はコロナ前に¥24,000だったのだが、経済が戻らずとも¥30,000をクリアしてるという現実を理解するのはなかなか難しいことではある。

しかし、その意味では個人的にはどうも納得できない部分もあるんだよね。もちろん、日経平均株価と日経平均EPSは基本的には相関する。現時点ではEPSは¥2,174となっているから今日の引け値ベースで日経平均はPER14.1になる。つい先日PER12台もあったので、今回の上昇劇は一気にPER13台を駆け抜けてしまったことになる。

なので、仮にPER15を想定するならば、日経平均は¥32,600と言うことになるのだが、この流れであと¥2,000をカチあげられるか?と言うことになるといささか無理がある。

日本企業の成長性評価からしてPER14.1というのは、居心地のいい水準なんだと思うし、結構合理的でもある。ただし、大企業の業績が伸び続けていると見るには、違和感があり過ぎるんだよね。もっというとその利益のなかから国内に持ち込めない中国由来の利益って一体どのくらいあるのだろう?って思う。国内にいて好業績を実感できないカラクリって、どうやらその辺にあるのかも、って思ってるけど。