素直に戻り過ぎてるけど・・・：10月11日（月）後場

日経平均株価　￥28,498（△￥449）

後場の相場概況

今日は小型株も含めてほぼ全面高ということで、個人投資家の買い意欲も旺盛だったろうし、明日の相場に対する期待感は相当なもの。だから大引けにかけて売り物（利食い）が出なかったのだろう。

しかし、今夜の米国市場はなかなか厳しいと思ってる。もしも、岸田首相が前言を撤回するようなブザマなことをしなければ、今日の相場は恐らく下値を見に行くような展開だったと思う。がしかし、岸田首相の金融所得課税増税ばかりがこの相場の下落要因ではないはずで、やはり原油価格高騰や半導体不足といった問題が、世界経済に大きく影響を与えそうだ、という見識も手伝って、ということではないかな。そして中国リスクはやはり日本株の場合、絶対に無視できないファクターだと思うしね。

そして、今夜の米国市場は、米国債10年物金利高、原油高、インフレ、等々を気にする相場だと思うので、厳しいと思う。しかも、個人消費もまたかなり厳しい状況で、GDPも相当に落ち込んでいる。そうした経済状況を意識して売られるのではないか？と思っているけれどね。

後場の取引とポジション

1605 INPEX　￥965（△￥31）
買）￥948×20000（含み益￥340,000）
買）￥947×20000（含み益￥360,000）
買）￥946×5000（含み益￥95,000）
WTI原油がザラ場中に一貫して上昇をし続けたことで、強く推移したINPEX。ここまで来たら￥1,000はタッチするだろうと思うし、今夜の流れ次第では明日の寄り付きで、と考えられなくもない。なので、ここはギャンブルで持ち越すしかないだろうと思った。

9101 日本郵船　￥7,700（△￥310）
空売）￥7,830×3000（含み益￥390,000）
買）￥7,620×3000（含み益￥240,000）

9104 商船三井　￥6,920（△￥230）
空売）￥7,120×2000（含み益￥400,000）
空売）￥7,100×1000（含み益￥180,000）
買）￥6,890×3000（含み益￥90,000）

後場に入り、前場の押しからジワジワと買いが優勢になった船株。75日線上で非常に微妙なところであって、両建てを外せるような感じではなかった。こういう揉み合いは上も下も両方あると思うし、動いたらそこで勝負を賭けるしかない。みんな船株は狙ってるだろう。それは売り方も買い方も同じだからね。

6758 ソニーG　￥12,385（△￥525）
空売）￥12,385×2000（変わらず）
空売）￥12,360×2000（含み損￥50,000）
空売）￥12,350×2000（含み損￥70,000）
大幅高になったソニーだけど、ここに関しては非常に強い動きになったのは、決算期待ってことなのか？でも、ちょっと買われ過ぎのように感じたので、後場寄りから売りで入ってみた。こういう時のソニーは強いから、難しいかもしれないねぇ・・・。まぁ、今夜の米国頼み。

8035 東京エレクトロン　￥46,810（▲￥570）
空売）￥47,420×1000（含み益￥610,000）

6857 アドバンテスト　￥9,040（▲￥50）
空売）￥9,160×4000（含み益￥480,000）

6920 レーザーテック　￥23,460（▲￥680）
空売）￥23,780×1500（含み益￥480,000）

半導体は今夜の米国債10年物が跳ねるという予測のもとに勝負した。現時点では1.612Pだが、いずれにしても30年債の入札もあり、もう一段の金利上昇があると見る。NASDAQのチャートは弱いということもあるけれど、今夜米国市場はどう見ても上がれないだろうと思うからね。これで上昇なら・・・仕方ないね。

6532 ベイカレント　￥48,900（△￥2,600）
空売）￥49,200×500（含み益￥150,000）
戻りを試した感じで大幅高。でも急落後2日戻りでちょうど戻り売りの出やすい位置になるんで、米国が弱ければ・・・まぁ、ギャンブルだけど。

9983 ファストリ　￥73,520（△￥1,040）
空売）￥74,230×200（含み益￥142,000）
空売）￥74,120×400（含み益￥240,000）
指数を引っ張るというよりも、このところのファストリは指数について行くみたいな感じになってる。ならば、今夜の米国市場は売られると見るなら、売れることになるから。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥2,110,000

雑感彼是

もう一つ、仮定の話だが、もしも中国が辛亥革命の演説で習近平が言ったように、台湾統一に動くとすれば、これはもう世界的に暴落の危機になるんじゃないかと思う。すくなくとも今のこの半導体不足の折に、それをされると世界経済は中国の思うがままに操られることになる。

この地政学的リスクに対して、日米の株式市場、債券市場は全くケアしていない。けれども、問題なのは中国経済が実質的には瀬戸際に立っていることは事実で、恒大集団が倒れると連鎖的に不動産市場が崩壊しそうであって、さらには電力不足で生産もままならないとくれば、習近平は何か行動を起こさざるを得ない。

その場合、台湾を統一してしまって台湾の企業や技術、もっと言えばGDPが喉から手が出るほど欲しいんじゃないかな。

こんなことを書くと妄想だ！と言われるかもしれないけれど、本当に中国が何を考えているか、何をしでかすか、予想できる人は一人もいないはず。最近地震が多発しているけれど、例えるとこういう話は、地震を予知するようなもの。

絶対にないとは言い切れないし・・・。

もうこういう金融ジャブジャブ経済と言うのは、予想もできないような終焉を迎えるんじゃないか？とこの週末にふと思った次第。