ショッキングな米11月PPI(卸売物価指数)

ショッキングな米11月PPI(卸売物価指数)

先日の米11月CPI(消費者物価指数)が、6.8%(前年同月比)と悪化したけれど、ただコンセンサス(予想値)と同じだったという理由で安心感が出たとか、織り込み済みだった、とか言いながら株価が上昇したことがどうにも納得できなかった。いくら何でも、インフレが6.8%と言われてイケイケになった米国市場に失望した。もう少し、まともな市場だと思って(信じて)株式投資をしていたつもりだったけど、なんかこれじゃ岸田総理のようなもんだ!

Advertisement

というわけで、こんな市場ならデイトレしたやり様がないや、みたいな気分になって半分嫌気もさしていたところ、もう一度やってみるか、ということで、今夜米11月PPI、明日FOMCというタイミングで大きめに売り建てて持ち越し勝負をしたんだけど・・・。

22:30 (米) 11月 卸売物価指数(PPI) [前月比] 0.6% 0.5% 0.8%
22:30 (米) 11月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比] 8.6% 9.2% 9.6%
22:30 (米) 11月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比] 0.4% 0.4% 0.7%
22:30 (米) 11月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比] 6.8% 7.2% 7.7%

先ほど11月PPIが発表されたわけだけど、これは正直サプライズ以外の何物でもなかった。これは少なくとも、12月や来年1月のCPIがより上昇することを意味してるわけで、いよいよインフレが本格化してることが証明されたようなものだよ。

こんな数字が出ちゃって、FRBは今日、明日のFOMCでどんな話し合いが行われてるんだろう?明日はどんな対策を打ち出すんだろう?ってことだよ。これ、ハイパーインフレとは言わんけど、近い将来CPI二桁ってことも十分あり得ることだろう?

Advertisement

昨日はオミクロン株に対するワクチンの効果が低いという理由で株式市場は反落したらしいけど、オミクロンどころの話じゃないだろうに。

と言うわけで、寄りつきと同時に下落した米国市場だけど、何やらダウは今(23時40分)プラ転してるし・・・。やはり米国市場は病んでるね。なんだかんだと理由を付けて、こういう数字を肯定しようとするのだろうけど、金融緩和もだけど、これからバイデンの大型のインフラ投資が始まったり、再生可能エネ投資が始まったりと、財政ジャブジャブも来る。

FRBも腹を括ってやらんと、とんでもないことになるんじゃないの?

あ~あ、ダウは△$70高とかなってるし・・・。まともじゃないよ。