結局弱かった大納会:12月30日(木)後場

結局弱かった大納会:12月30日(木)後場

日経平均株価 ¥28,791(▲¥115)

国民が頑張ってコロナを抑え込んだのに1年を通じて突出して弱かった日本市場・・・

後場の相場概況

今頃東証ではみんなマスクして大納会をやっているのかな?そんなことを思いながら改めて大引けを見ると、例によってとても引け味の悪い大納会になってる・・・。結局この大納会の大引けこそが、今の国内投資家のマインドそのものだと思うけどね。新しい年の相場に夢を持てなくなってる・・・。リスクばかりが気になって、と言う感じだよね。

今のこの日本市場のポジションは、中立というかどっちつかずというか、米国次第で上にも下にも簡単に動いてしまうという位置。ところが米国ダウを見ると現在強烈な陽線6本を連ねて急上昇中!となれば、ポジションを持ち越したくない気持ちも十分に理解できる。とにかく急落を示唆するような急激な上昇なので、恐らく日本市場が休みの間にドスンと来るかもしれないね。いかなクリスマス相場、ニューイヤー相場と言ってもやり過ぎなんだよね。

まずその兆候は様々な指標に表れていて、まず米国債10年物金利がいよいよ急上昇したというのが一つ。オミクロン感染者がとんでもない数字で増え続けているということが一つ、これから需要が増える原油価格が上昇を始めていることが一つ、それにいよいよ為替が¥115を突破し、上放れと言う感じになっている。これらの大半はインフレ懸念の増大がもたらす副産物に違いない。

そういう意味では、米国株はここからストンと来ても何ら不思議ではないと思うし、それに伴って日本市場もメチャメチャに振り回される可能性が高いと思う。なので、この局面で株を手放しておきたいという投資行動となった大引けと言える。

なのであまりリスクを取らずに年末年始を過ごすというのは正解かもしれないし、株式投資に課題に期待できる2022年ではないと思うので。

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後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥15,655(▲¥90)
買)¥15,465×1000
買)¥15,455×1000
買)¥15,440×1000
買)¥15,430×2000
売)¥15,655×5000(+¥1,050,000
大引けにこれほど手仕舞い売りが来るとは・・・。まぁ気持ちはわかるし、第一自分自身も同じだから。今年はレバは結構うまく触れたけれど、来年はいろいろな意味で難しくなるだろうなぁと思ってます。


1605 INPEX ¥1,002(▲¥5)
買)¥1,000×40000(含み益¥80,000
買)¥999×10000(含み益¥30,000
買)¥998×10000(含み益¥40,000
買)¥997×10000(含み益¥50,000
唯一買持越したのがINPEX。それでもここでさえ大引けはかなり売られたからね。けれども今は、天然ガス価格が大分落ち着いてきているから動きが鈍い。ただ原油はこれから上昇すると思うので・・・。あとはインフレも追い風になるからね。

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8306 三菱UFJ ¥624.9(▲¥0.7)
買)¥625.0×10000
買)¥624.5×10000
買)¥623.8×10000
買)¥623.6×10000
買)¥623.5×10000
買)¥623.0×50000
売)¥624.9×100000(+¥136,000
今回の米国債10年物の上昇は結構本物だとは思うけれど、米国債の需要も相当に多く、ここまで金利が上昇すると買いが入るという繰り返しになっているので、それが止まるかどうかは分からないからね。大引けで手仕舞いしたけれど、危うくマイナスするところだった。危なかった。


7203 トヨタ ¥2,105.5(▲¥5)
買)¥2,094.0×2000
買)¥2,093.0×8000
買)¥2,092.5×12000
買)¥2,092.0×12000
買)¥2,091.5×3000
買)¥2,091.0×2000
売)¥2,105.5×39000(+¥512,000
トヨタ、というか来年は自動車受難の年かもしれない。いまはトヨタに大きな期待感騰がるから順調だけど、嫌でもEV戦略を加速せねばならず、今後はトヨタと言えど過当競争に突入してゆくので。年末年始の相場云々じゃないけれど、暴落が嫌で手仕舞いしておいた。

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6501 日立 ¥6,230(△¥34)
買平均)¥6,196×18000
売)¥6,230×18000(+¥612,000
大いに期待していた日立だけど、これが意外に買われないというか、この板でこの程度の買われ方じゃ、大口はまだ日立買いをしていないのかもしれないし・・・いまは全般的に買いが入ってないんだろうね。とにかくFRBのテーパーと利上げが出て、一度は急落しないと、とみんな考えてるんだろうね。


6758 ソニーG ¥14,475(▲¥105)
空売)¥14,550×2000(含み益¥150,000
空売)¥14,540×2000(含み益¥130,000
大引けの売りを予想したわけではないけれど、年内で一旦は上昇相場にキリか付くと思っていたので売りポジを改めて建てた格好。

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8035 東京エレクトロン ¥66,280(△¥140)
空売)¥66,280×1000(変わらず)

6857 アドバンテスト ¥10,900(△¥20)
空売)¥10,900×4000(変わらず)

6920 レーザーテック ¥35,290(△¥60)
空売)¥35,290×1000(変わらず)

ソニーGもだけど、半導体関連はいま米国市場がピクピクしてる。どのタイミングで利食いしようか?という感じに見えるんだよね。高値から落ちていまは戻り相場。新値を取るまでは収まらないとは思うけど、運悪くこのタイミングで米国債10年物金利が上昇して始めてるので、ここは年末年始にさらなる金利上昇が来ると売られるだろうということで、半導体3銘柄を勝負した。まぁどうなるか、年末年始のお楽しみだ。


6861 キーエンス ¥72,280(△¥400)
空売)¥72,280×500(変わらず)
個別でこの超優良銘柄も今は調整局面になっている。日本一の企業と評判も高いけれどね。それでも相場が急落したら水準訂正が来ても不思議じゃないと思い、初めて手を出した。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥2,020,000


雑感彼是

何とか大納会の取引をプラスで終えることが出来た。しかし、今年の年末年始はいつになく難しい局面だと思う。米国の強気派はインフレはむしろプラス、みたいな主張をし始めてるし、一方極度に警戒を始めているファンドもある。しかし米国の相場は見ての通り、すこぶる堅調に上昇をしている。

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けれども、やはりインフレは経済にとっては大きな足枷であることには変わりはないし、そこにオミクロン感染者の爆増というそろそろ無視できないネガティブが加わって、ハイボラになる可能性は大いにあると見てる。

とりわけ今回はそれに米国債金利上昇という要素が加わったから、年末年始の警戒感はザラ場のダウCFDの動きでは推し量れないものがあると思う。

ここで一つ、今の米国ダウは6連騰(大陽線6本)というとんでもない相場になっているけれど、これが軽い揉み合い程度でさらに上昇をするのであれば・・・いよいよ株式市場は最終局面のバブル相場に突入するのだと思う。もし、そうなるならば半年間は、狂気の相場が続くかもしれない。

けれども忘れてはならないのは同時にインフレも高進し続けるということ。だからこそその相場の行方は「暴落」何だよね。今回仮に暴落するとすれば、世界中の中銀が同じ過ちを繰り返してたか、とてもじゃないけど止められないかもしれない。

多分新型コロナの次は暴落・不況なんじゃないかと思うけど、まぁ今日は大納会、一年の無事を感謝することにしよう。