トンガ火山噴火無視相場：1月17日（月）前場

日経平均株価　￥28,318（△￥194）

前場の相場概況

がしかし、週末金曜の空売り比率が50.5％と馬鹿みたいに膨らんでいたことを受けて、逆を取られた短期筋の買戻しが優勢で、日経平均は結構な上昇相場となった。

でも、やはりよく考えると火山噴火の影響はかなり出ると思う。昨夜フィリピンのピナツボ火山の時と比較してみたけれど、今回これだけの大規模噴火だけに、様々な影響が当然出てくるはず・・・。

まず、真っ先にこの冬の電力供給の不安が懸念されるはず・・・。一時的とはいえ、ピナツボ火山の時は5％以上の太陽光が減少した。それを単純だけど、ソーラーパネルによる発電に対する影響が5％と考えてもいい時代になっているわけで、電力供給の余裕が5％以上ある国家はほとんどないことから、微妙な水準に落ち込むことはほぼ間違いない。

で、その時、大規模な停電にでもなれば、それはそれで影響は小さいはずがないし、原油需要が水面下では増大するだろうから、原油価格は下がらなくなると思う。

そして原油と米国長期金利の同調性からして、10年物金利の一段の上昇も十分に考えられると思う。そうなると流石にNASDAQは売り返されるだろうから日本市場は明日以降弱い可能性がかなり高い、と言うのが個人的な見方だけど・・・。

（ああああっ今夜はキング牧師のメモリアルで休場だった）

前場の取引とポジション

8306 三菱UFJ　￥716.0（△￥8.2）
空売平均）￥720.6×80000（含み益￥368,000)
いくら米国10年物金利連動とかバリュー買いとか言っても、ちょっと短期間に上がり過ぎてるんじゃないか？と思っての売り建て。買い残も膨大なので、利食いが出ると結構深押しする場合も十分にあると思うが・・・。

8750 第一生命　￥2,681.0（▲￥25.5）
空売）￥2,751.5×1000（含み益￥70,500）
空売）￥2,750.5×2000（含み益￥139,000）
空売）￥5,750.0×1000（含み益￥69,000）
空売）￥2,749.0×2000（含み益￥136,000）
空売）￥2,747.5×1000（含み益￥66,500）
空売）￥2,745.0×1000（含み益￥64,000）
空売）￥2,740.5×2000（含み益￥119,000）
UFJよりもさらに高値追いが顕著だったここも、同様に売り始めたんだが、一足早く利食いが出始めた。後は結構な売り物が出てマイナス圏へ。こういうのが狙いなので。

6954 ファナック　￥22,750（△￥55）
空売）￥22,970×400
空売）￥22,960×200
空売）￥22,950×400
空売）￥22,930×600
空売）￥22,925×200
買戻）￥22,845×1800（+￥182,000）
空売）￥23,050×600（含み益￥180,000）
空売）￥23,040×400（含み益￥116,000）
空売）￥23,030×400（含み益￥112,000）
空売）￥23,020×400（含み益￥108,000）
空売）￥23,010×600（含み益￥156,000）
含みああった分、押し目で買い戻して（小掬い）利食いになったファナック。今夜の米国市場を考えると、まだグロース売り、高PERは継続すると見て売り建て。後は半導体の2銘柄とか、ソニーとか・・・。

6506 安川電機　￥4,985（▲￥65）
空売）￥5,060×2000
空売）￥5,050×6000
買戻）￥4,970×2000（+￥180,000）
買戻）￥4,965×2000（+￥170,000）
買戻）￥4,960×4000（+￥360,000）
空売）￥5,000×7000（含み益￥75,000）
安川の決算は悪くはないしむしろかなりの好決算。ところが高PER売りの地合いで売られてるから持ち玉を踏まれないで良かった。そういう事情なので戻りは再度売り。せいぜいPER30くらいまでは下げてもいいかも。

6920 レーザーテック　￥29,825（▲￥175）
空売）￥30,000×1000
買戻）￥29,390×400（+￥244,000）
買戻）￥29,370×600（+￥378,000）
空売）￥30,200×1000（含み益￥375,000）
半導体売りか高PER売りか、どちらを意識するにしても多分75日線は触りに行くと思っての売りだけど・・・。

9983 ファストリ　￥64,850（△￥940）
空売）￥63,910×600
買戻）￥63,900×400（+￥40,000）
買戻）￥63,750×200（+￥32,000）
かろうじて待って待って買戻し出来たから残ったけど・・・ここもなんとかマイナスは回避できた。だいぶ売り辛くなってるんでもう手が出ない。

4911 資生堂　￥5,782（▲￥106）
空売）￥5,902×2000（含み益￥240,000）
高PERそして中国絡みと売られ続けてるこの銘柄を、今頃になって売るのはどうかと思ったけど・・・。

4443 サンサン　￥1,793（▲￥1）
空売）￥1,890×500（含み益￥48,500）
空売）￥1,885×2500（含み益￥230,000）
空売）￥1,880×1000（含み益￥87,000）
空売）￥1,873×1200（含み益￥96,000）
空売）￥1,872×500（含み益￥39,500）
空売）￥1,871×500（含み益￥39,000）
空売）￥1,870×1000（含み益￥77,000）
まだグロース売りは全然終わってないと見てる。特にこういう銘柄は買戻し一巡であとは弱い展開だろう。まだまだ深い穴を掘りに行く！？

6694 ズーム　￥1,580（▲￥16）
買）￥1,652×500（含み損￥36,000）
買）￥1,651×1000（含み損￥71,000）
買）￥1,587×500（含み損￥3,500）
買）￥1,583×500（含み損￥1,500）
放置（せざるを得ない）。

前場の収支：+￥1,080,000

雑感彼是

しかし新型コロナといいトンガ火山の大噴火といい、この地球には予期できない様々な災害が突然やってくるものだなぁ・・・と、週末は本当に考えさせられた。

それでも、人間はそうした災害に対してはあまりに無力なので、日常を繰り返すしかやり様がないんだろね。まぁ、株式市場はこうして堅調に上昇することとなったけど、此の先本当にどうなるか分かったものじゃない。

いまは、株式市場にとってはネガティブ・ファクターがあまりにも多すぎるよね。だからこそ、慎重にやるしかないのだけれど・・・。

中国経済の減速がいよいよ鮮明になってきた。これも最大級のリスクの一つだけどね。