浦島太郎相場:1月21日(金)前場

浦島太郎相場:1月21日(金)前場

日経平均株価¥27,377(▲¥395)

米国市場が総じて弱気相場入りの雰囲気。日本市場は一夜明けたら浦島太郎!

前場の相場概況

正直に書くと昨夜の米国市場が2時頃からジリジリと売られ始めたときに、「これはもしかしたら・・・」という予感がしたし、とにかく日中のダウCFDとかが高くて寄り付きからも上値を追い始めたから、そりゃ米国投資家とすれば戻りは売りたくて仕方なかった、という事みたいだね。こうなってくると、相場のセンチメントで株価が動く。業績どうの、は関係なくなってるよね。

年明けは業績相場になるかな?と思ってたんだが・・・冷静に業績を踏まえて個別に投資してゆく、と言う状況じゃないね。とにかく手持ちのポジションを減らすのに必死で、需給は悪化するばかり。何といっても今の米国は年5回の利上げが主流になってきてるし、一度に0.5%をやるんじゃないか、という噂まで出回ってる。

こういう時にFRBは本当に株式市場を下げたくないのなら、週末でもあるし今夜あたり、パウエル議長が口先で介入してくる可能性もある。そうなれば今度はとんでもない戻りになるだろうし・・・安易にポジションを建てられない状況には違いないよ。

また株式市場は少し冷やしておこうというのなら、このまま放置するかもしれなくて、その辺は我々には到底予想などできるはずがない。けれども、とりあえず日本市場が開いている時間には、米国は夜中だろうから何もない。株価が変な動きを始めたら要注意だけどね。

昨日の今日で、おいそれと買う投資家も少ないだろうけど。

もっともバカが総理じゃ、株なんか上がらんかぁ・・・。

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前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,090(▲¥420)
買)¥14,420×5000
売)¥13,950×5000(-¥2,350,000
思うにこういうETFは買いは強いけれど売り局面にはすこぶる弱い。というか特にこいつは売りが出来ないも同然なので回り様がないからね。丁か半か、みたいな感覚で勝負しないといけないからね。少しレギュラーから外した方がよさそうだ。下げ局面ではホント使えねぇ・・・。


1605 INPEX ¥1,058(▲¥60)
買)¥1,111×10000
買)¥1,110×10000
買)¥1,109×5000
買)¥1,108×5000
売)¥1,050×30000(-¥1,795,000
買)¥1,107×10000
買)¥1,106×20000
売)¥1,053×20000(-¥1,060,000
売)¥1,052×10000(-¥550,000
買)¥1,039×10000(含み益¥190,000
買)¥1,038×14000(含み益¥280,000
買)¥1,030×20000(含み益¥560,000
買)¥1,028×10000(含み益¥300,000
買)¥1,027×10000(含み益¥310,000
買)¥1,025×10000(含み益¥330,000

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さて問題の原油だよねぇ・・・。下げるのは覚悟していたけれどまさかこれほど(▲8.5%)もぶっ叩かれるとは思わなかったよ。こんな時は原油価格と同調するような動きになる。とにかく投資家としては指標(目安)が欲しくなるからね。

寄り付きで半分ロスカット。勿論そこから売られるのは分っているけれど、ドテン売りしていたのでは間に合わないから、相
の行方をじっくりと見ながら、▲8%を超えたあたりから買いを入れ始めた。それで戻りを確認しながら含みになったところで後の半分をロスカットした。切らないと押したときに買いが入れられないからね。そして原油が$83割れまで押したところで追加!

原油は恐らくだけど、下がれば買いたい国ばかりだと思うから。需要がないならどんどん下がることもあり得るけれど今は需要期だからね。$84まで戻したら売り抜けようかと思ってるけど状況次第だね。

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7203 トヨタ ¥2,287.0(▲¥55.5)
買)¥2,341.5×20000
売)¥2,287.5×20000(-¥1,080,000
空売)¥2,292.0×4000
空売)¥2,290.0×4000
空売)¥2,287,5×4000
買戻)¥2,237.0×4000(+¥220,000
買戻)¥2,236.0×8000(+¥422,000
米国市場のこんな展開は予想できなかったし、完全にリスクオフモード入りしたんだな、と思ったよ。とにかく寝る前は大幅プラスで朝起きたら怒涛のマイナスだったのだから。そうなるとトヨタも一旦は売られるだろうということで、躊躇なくロスカットしてドテン売りを開始。少しでも穴を埋めようと必死だった。けれども、バリューの筆頭ということで、それほど大きな下落も期待できないし、むしろ買いたい投資家の方が多いのは分っていたので。戻りは躊躇なく利食いした。この相場、何が起こるか分からない混沌としたモードに突入しているからね。迂闊に買持出来ないよ、というか買ったことを大いに反省中。

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9101日本郵船 ¥8,360(▲¥190)
買)¥8,170×4000
買)¥8,000×2000
売)¥8,370×3000(+¥400,000
売)¥8,360×3000(+¥910,000) 

9104 商船三井 ¥8,170(▲¥110)
買)¥7,890×4000
買)¥7,800×2000
売)¥8,180×3000(+¥580,000
売)¥8,170×3000(+¥1,020,000) 

9107 川崎汽船 ¥6,580(▲¥30)
買)¥6,310×4000
売)¥6,580×4000(+¥1,080,000

全く今日ほど船株が頼もしく見えた日はないよ!とにかく決算前で、このバリューエーションは売り辛い。これだけGDすると買いたい投資家は多い。勿論全体相場を見渡すと、持ってていいのか?という疑問が涌いてくることは事実で、だったら大幅GDからのリバウンドを十分に狙えると思って勝負した。この船株3銘柄で爆損の大半を埋めてくれて本当に有難かった。なので自分としては利食いに躊躇いはなかったし、これで十分だと思った。本当に助かった。

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前場の収支:-¥2,510,000


雑感彼是

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もはやこの相場は、細かなテクニカルとかチャートは関係ないし、決算前だからと言ってファンダメンタルズで買えるような相場でもないと思う。さらに言えばPERとPBRとかで高いの安いの、という次元でもないと思う。

極論を言うと、これまで米国市場は金融緩和によって持ち上げられてきた相場なのだから、金融引き締めに入れば、当然その分は全部お返ししないといけなくなる。その時にPERがどうなってるかは関係ないんだろうねぇ・・・。

多分FRBは2度、大きな過ちを犯す。1度はこれまで金融緩和を続けたこと、そしてもう1度は最悪の状況でこれから利上げとQTをしなければならないということ。

これは、その結果相場がどう動くか、全く予想が出来なくなったということだよ。多分、買いも売りも持ち越せばアウト、ロングは毎日憂鬱な日々、そしていよいよ債券市場が崩れ出す。多分債券パニックはもう始まってるね。まずはハイイールド債が底抜ける!それが合図。