ウクライナ侵攻の確率は五分五分!?
- 2022.02.06
- 放言
ロシアのウクライナ侵攻にいよいよ現実味が出てきたという感じ。今開催中の北京五輪の開幕に際して招待されたプーチン大統領御一行様が、オミクロン感染者が出捲っているホテルに宿泊してくださいという中国当局の姿勢に激怒!習近平との会談で恐らくウクライナや台湾に関して意思疎通を行ったのでは、と伝えられたけれど、宿泊予定のホテルでオミクロン感染続発を知ったプーチンは激怒して、夕食会をすっぽかしてさっさと帰国してしまったんだね。
これでプーチンの頭から北京五輪への遠慮はすっ飛んだと思う。そもそもウクライナ侵攻はやるとすれば2月中と言われているけれど、習近平との合意で開催期間中はやらないということだった(らしい)。でもそうなると、やるとなったときに氷や雪が解け始め、足場がぬかるんでどうにもならなくなる可能性があった。
一方、習近平としては、プーチンにウクライナをやらせてみたいというのもある。というのも米国がどう出るのかを見たいわけで、それは台湾侵攻のために大いに参考になるからね。結構プーチンに対する対応は意図的だったのかもしれないなぁと思ったりもする。
ロシアと中国はある程度利害が一致しているから、共闘するような雰囲気を見せているけれど、曲者同士だから実際のところは分らない。ただし両国ともに今がチャンスと思っているのは確か。米国が実際バイデンや民主党に対する失望感でボロボロになってるから。日本では感じられないけれど、今の米国は分断がより進んでいて、内戦が起きるんじゃないか?というくらいボロボロだから、そういう情報はロシア、中国はもちろん掴んでる。
いままで何度も書いてきたけれど、ロリコン・痴ほう老人同様のバイデンを選んだ米国の悲劇ということかもしれない。戦略的にもいま日本海に米国海軍の空母が3隻も集結して睨んでる状況だけど、そこに北朝鮮はミサイルを実験と称してぶっ放してるわけで・・・世が世なら攻撃と受け取って反撃しても不思議じゃないしね。バイデンの調子が狂ってくると嫌な感じがするし・・・。
プーチンはそういう状況を知っていて、敢えて極東の軍をウクライナに派遣した。いまはガラガラの状況で背後の米打撃艦隊は完全無視してて、正恩にミサイル打たせて引き付けてるだけ。なのでいま、日本周辺やウクライナを守ってるのは実質的にはブリンケン国務長官一人だけといった状況です。
とういうわけでウクライナ問題に対する俺の読みは、プーチンはウクライナに侵攻するけれど、クリミアの時と同じようにロシア系ウクライナ住民の保護という名目だろうと思うし、ウクライナのほぼ東側半分は親ロシア系住民が住んでいるから、そこを占領するという感じかな?クリミアがそうであるように広大なウクライナを分割占領してしまいそうな気がする。武力衝突は小競り合い程度で本格的な戦闘にはならないと思う。
それに対して今ならウクライナは加盟国でないからNATO軍は出動できないし、バイデンも結局何もしないと思う。その結果米国の威信は一段と低下して、アフガン撤収と同様の批判が米国内で高まって・・・。プーチンもこれだけ軍を動かしてしまってるから、引いたら自身のロシア内での立場が相当に弱くなるだろうし。第一ロシアとしてはウクライナ領内に核を再配備したいのよ。そうしないと欧州の均衡は保てないらしいしね。
もしも、そうした事態がこの2月に起きるとするならば・・・株式市場は激震に見舞われるのは必至。エネ価格は暴騰するだろうし、米国のインフレはそれこそ止まらなくなる可能性が高くなる。そうした状況に耐えかねてFRBは3月、禁断の0.5%利上げを繰り出すかも・・・。
確率は低いかもしれないけれど、まだまだこれから株式市場は荒れる!ということを改めて覚悟してる週末です。
-
前の記事
行き過ぎの修正(株式市場急落に思う) 2022.02.06
-
次の記事
株式市場は暴落する!? 2022.02.07