ウクライナ情勢を煽っているのはバイデンだ
- 2022.02.13
- 世界情勢
今日まで具体的なロシアの行動は、軍を増強していることくらいにとどまる。もっとも、この増強の数(10万人規模)が、米国の「ウクライナ侵攻が差し迫っている」とコメントする根拠になったことは言うまでもないけれど。一生懸命に衛星とかで(ロシア軍の動きを)監視してて、それがホワイトハウスに伝えられるから、ビビったバイデンの取り巻きが、騒ぎ出すんだよ。
プーチンは「軍事侵攻の意思はない」と言ってるけれど、(バイデン政権は)誰も信じてないみたいね。実際ロシア兵だってウクライナ人と戦闘するのは嫌だろうし、親戚だっていっぱいいるし、ただでさえ疲弊しているロシア財政を考えると、軍事侵攻しても戦争みたいな形は無理だろうし。そのくらいはプーチンも天秤にかけてるよ。
ウクライナのゼレンスキー大統領も、ヒステリックに騒ぎ立てるな、と言ってるしね。当事国のトップが否定してるのに、米国が煽ってるという構図にも見える。ホワイトハウスが煽りに煽ってるという感じ。
で、この週末は記事を書きながら、いろいろ調べて、考えたけれど、結局プーチンは・・・バイデン(米国)が気に入らないんだろうな、と思う。政治のド素人(元コメディアン)のゼレンスキーが大統領になってしまったことで、急激に西側寄りの発言や姿勢が濃くなったし、就任後ワシントンへ行ってるし、昨年あたりはNATO加盟を全面的に支持するという発言をバイデンは繰り返してた。
とにかくそうした姿勢が、ウクライナ国内の親ロシア派との内戦も放置したり、無視することに繋がってて、ゼレンスキーにはちょっとわからないだろうね。ウクライナ国民の半数は親ロシアと言ってもいいくらいだから、独立後のウクライナは親ロシア大統領がメチャメチャな政治をした。歴史からしても親ロシアの国民は少なくないはずだしね。でもやっぱり反ロシアの方が多数だから親ロシア政権の後はコメディアンでもいいや、みたいな選択をしちゃう。そんな中で選ばれてしまった大統領はNATO寄りになる。旧東側の国にとって西側は良く見えるんだよ。
フルシチョフがキューバにミサイルを配備したら、ケネディは激怒して核戦争寸前にまで至ったキューバ危機。今度はNATOがウクライナにミサイルを配備することになったら、プーチンは激怒するのよ。だからバイデンに「正式な文書でウクライナのNATO加盟を否定して欲しい」と要求しているわけ。でもバイデンは「絶対にNO」と回答してる。
そもそもNATOってソ連を敵国にした軍事同盟だから、プーチンは激怒するわな。というわけで、プーチンは何もしないということはないだろうし、クリミアみたいに親ロシア派の囲い込みをするかも。それはウクライナの領土へ侵入という形をとるか、ジワジワと浸食してゆくのかは分からんけど。
そうすると、米国はますますウクライナのNATO加盟を推進しちゃう・・・。そうなったとき、プーチンは中南米のニカラグアやホンジェラス、キューバあたりに派兵してくるだろう(現に援助を含めた交渉をしている)。あの辺はもちろん米国の喉元だけど、パナマ運河とかも近いし、米国はまた激怒するに違いない。
この件(ウクライナ情勢)、冷静に見ると煽りまくって火に油を注いているのはバイデンだよ。これはもう間違いないね。将来確実にバイデンは「米国の悲劇」と言われるに違いない!
蛇足だけど、もしも安倍晋三が総理なら・・・調停役として出陣してるだろう。マクロンなんかよりも安倍の方がはるかにプーチンから信用あるしね。岸田じゃ・・・オミクロンもままならんわけだから・・・。元外相だよ!国際社会において日本はお先真っ暗だな。
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