油断禁物!:2月17日(木)後場

油断禁物!:2月17日(木)後場

日経平均株価 ¥27,232(▲¥227)

大荒れ相場はまだこれから!?ウクライナ問題、緊張感MAXへ!

後場の相場概況

親ロシア勢力に対し、ウクライナ正規軍が迫撃砲をぶっ放したというニュースの出所はロシアの通信社。これならばロシアとウクライナの問題ではなくて、単純に内戦ということになる。しかしロシア議会はウクライナ領内の親ロシア勢力が中心と言われるドネツク辺りを、独立承認してください大統領、という決議を行った。

この辺りの経緯からして、迫撃砲のニュースの真偽は結構キナ臭さが漂っている。しかし、ここまでくると引くに引けないプーチン、という事なので、まったくどうなるのかは分からない状況。昨日は懸念が和らいだということで大戻しした日本市場も、この迫撃砲のニュースにはビビったと思う。

さて、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア議会の決議を問題だとして、国連安保理に審議依頼したらしいが、ロシア、中国は拒否権があるので、まったく紛争解決の合理的な手段にはならない。

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それよりも、衛星監視している米国の情報は、今夜も逐一伝えられるだろうから、株式市場はなかなか上値を追えないかもしれない。何れにいてもプーチンは、米国が妥協することはまずあり得ないわけで、さりとて議会から突き上げられているという、四面楚歌状態いなっている。

こんなとき、往々にして事件が起きるものだから・・・。

インフレは大丈夫、みたいな雰囲気を作って上値追いをしようとしたウォール街の目論見は、迫撃砲一発で崩れる可能性だってあるかも。

後場の取引とポジション

7203 トヨタ ¥2,160.5(▲¥32)
空売)¥2,176.5×4000
空売)¥2,175.5×4000
空売)¥2,173.5×4000
空売)¥2,172.0×4000
買戻)¥2,150.0×16000(+¥390,000
流石にトヨタだけあって急落局面でも他銘柄と比較して、ほとんど売り物が出てこないに等しかった感じ。なんだか肩透かしをくったような感じで買い戻した。

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6758 ソニーG ¥12,160(▲¥175)
空売)¥12,280×4000
買戻)¥12,120×2000(+¥320,000
買戻)¥12,100×2000(+¥360,000
空売)¥12,160×2000(変わらず)
買い戻した後に、ずっと売り返すことを考えていたけれど、結局踏ん切りがつかずに大引けへ。最後に2000売り建てて今夜の相場の張り合いにした。


6594 日本電産 ¥10,060(▲¥310)
空売)¥10,510×4000
買戻)¥10,060×2000(+¥900,000
買戻)¥10,050×2000(+¥920,000
電産はやったという感じ。この銘柄の強さの根源は、個人投資家が多いことかもしれない。それも結構年季の入った投資家っぽい。なので、こんな時は動きが早いのだと思うし、その後を追うように売られるから結構な値幅になる。敵討ちした。

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6954 ファナック ¥22,780(▲¥470)
空売)¥23,170×2000
買戻)¥22,760×500(+¥205,000
買戻)¥22,755×1000(+¥415,000
買戻)¥22,740×500(+¥215,000
戦争とはあまり関係ない銘柄だけに、反応も薄い。主戦場は中国だから。ロシアじゃないから。


9983 ファストリ ¥63,700(▲¥730)
空売)¥64,800×800
買戻)¥63,600×400(+¥480,000
買戻)¥63,550×400(+¥500,000
今日強かったファストリも流石に売り物に押されて、前場の含み損を当然消してのプラス。気分は悪くはない。

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6861 キーエンス ¥54,880(▲¥2,500)
空売)¥56,400×1000
買戻)¥54,510×200(+¥378,000
買戻)¥54,500×400(+¥760,000
買戻)¥54,480×200(+¥384,000
買戻)¥54,450×200(+¥390,000
空売)¥54,880×1000(変わらず)
下落トレンドがやまないキーエンス。ソニーは気合が入らなかったけれど、ここは最後に結構売った。


本日の収支(前場・後場合算):+¥6,750,000


雑感彼是

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[モスクワ 17日 ロイター] – ウクライナ東部の親ロシア派勢力は17日、ウクライナ政府軍から砲撃を受けたと非難した。紛争終結を目指す合意への違反行為だとしている。

過去24時間で4回の攻撃があり、死傷者の有無を確認中という。

攻撃がどの程度深刻なものかは現時点で不明。ウクライナ政府や欧州安保協力機構(OSCE)からの反応はない。

ロシアはウクライナとの国境付近に10万人以上の兵を集結させており、西側はロシアによるウクライナ侵攻を警戒。親ロシア派勢力の支配地域では近年、戦闘行為が散発的に起きているが、この地域での紛争がエスカレートすれば、ロシアと西側の緊張がさらに高まりかねない。

                                (ロイター記事)

人騒がせなニュース、と言えばそれまでだが、上記が親ロシア派の主張。だが、これを真っ向否定するウクライナ政府のコメントも出ている。

[キエフ 17日 ロイター] – ウクライナ政府軍は17日、政府軍から攻撃を受けたとする東部親ロシア勢力の主張を否定した。

政府軍の報道官はロイターの電話取材に対し「われわれは、禁止されている武器による攻撃を受けたが反撃していない」と述べた。                   (ロイター記事)

もちろんどちらの主張が正しいか、ということは分らない。ただ言えることは、戦争というのは子供の喧嘩よりも質が悪いわけで、こんなことからも始まってしまう可能性があるから始末に悪い。しかも、最初のニュースが、親ロシア派に迫撃砲が撃ち込まれた模様、ときたものだから、そりゃ相場は急落するよね。何と言っても時期が時期だからねぇ・・・。

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これどもこんな相場の値動きになるのも、今の状況がどれほど不安定なのかということだよ。とにかく納得できない値動きというのは、昨夜の米国市場のような、イベント通過でとにかく買い、みたいないまだに金融相場の手法が用いられてること。FOMC議事要旨の内容はどうでも、とにかく大きなネガティブファクターがない限りは、買い!みたいなね。

AIは記事の内容とかを判断してキーワードで上下を決めるらしいけど、いい加減にそういうのは止めたら?と言いたくもなる。じゃ、今日の「迫撃砲」というキーワードで売り転換したっていうのかな?

まぁそんなことはないし、とにかく今の状況でなんでも買い!戻り!みたいな投資行動は、全く納得できないしね。

今日はたまたま前場で売り勝負してて、後場にこうなってくれたから買い戻して大きめに取れたけど・・・この不安定な地合いなのだから・・・今夜だってどんなニュースやコメントが出るか分からないからね。買持は危険だよね。