怪情報:プーチンは末期癌!?
- 2022.03.07
- 放言
英国のタブロイド紙と言えば、ゴシップ大好きの大衆紙と言うことだが、その代表的なデイリースターが、プーチンは「末期癌で苦しんでいて死にかけてる」と報じて、少々騒ぎになっているらしい。
プーチンの最近の写真や動画をみると、やはり顔のむくみが気になるよね。面影に鋭さが無くなっているのは加齢のせいか?と思っていたけれど、それにしてもまだ69歳と若いし、良いものばかり食してるのかな?なんて思ってた。けれども、こういう状況下では必ず「重病説」みたいなのが出てくるのもお決まりのパターンではあるし、もっとも違和感を感じるのは、例えばプーチンとマクロンの会談でも必要以上に長ーいテーブルをはさんでやってたし、閣僚たちとの会議もプーチンからかなり距離を置いているし。こういうの、違和感は感じるよねぇ・・・。
だから、今回重病説が出てくるのはとてもしっくりくる。そういえば北京五輪の開会式にわざわざ出向いたプーチンは、習近平と密談のあと、宿泊予定のホテル内で新型コロナ感染者が複数出たというのを聞いて烈火のごとく怒り、日程を即切り上げて宿泊せずに帰国したというのもあった。普通はそのくらいなら、ナーバスになって怒ることもないだろうと思うけど。
もしもプーチンが余命を意識して、今回のウクライナ侵略に動いた、というのであれば最後まで目的を達成するまでは決してやめることはないかもしれない。プーチンはロシアを旧ソ連時代とまでは行かなくても、それなりに領土を回復したいし、ウクライナはロシアにとっては敵であってはならないし、最低でも同盟国でなければならないと考えている。
けれどもウクライナは政情が安定しなくて、親ロシア政権はろくな奴しか大統領にならないし、このところの反ロシア政権は、ミンスク合意さえ履行しようとしなかったのは事実。いまのゼレンスキー大統領だって就任当初は親ロシア路線だったものが、あっという間に寝返って反ロシアにまわったという経緯もある。要するにゼレンスキー政権は、東部ドンバス地方のドネツク、ルガンスクの高度な自治を認めるとしたミンスク合意が、クリミアのこともあって面白くなかっただけ。そのためにEUと米国は毎年2500億円ほどの援助を行って、ウクライナ軍を強くしてロシアに対抗できる勢力にした。
プーチンにしてみると、ロシアの原点でもあるウクライナが、これ以上欧米化し、ましてNATO入りなどと言うことは許せるはずがない。そしてウクライナ軍が(米国の援助によって)これ以上強くなったらもう手に負えない限界と判断したのは間違いなし。
もちろん戦争は絶対に容認できないし、今回のウクライナ侵攻は暴挙以外の何物でもないと思う。けれども個人間でも国家間でも喧嘩には両者の言い分があるし、事情もある。だから喧嘩にならないようにするのが政治だったり、外交だったりするわけで、そういう意識がウクライナ政権に欠如していたことは否めない事実でもあるかな、と思う。
いま、日本のニュース番組は、ウクライナ一色で、一方的なウクライナ側からの報道意外にないしね。ウクライナ支援ということで民間の業者や個人が次々に支援に動いてる、みたいな話題をこれでもか!と振ってくる。その結果、もはや日本ではロシアは侵略者という悪玉イメージしかなくなった。以前、ロシアの立場を記事にしたけれど、この問題を見るときは、もっと客観的に見ないと本筋を見失うかもしれない。
ただ、過去の経緯や国家間の関係性で、一方的に他国を侵略していいはずもないし、まして武力で国を蹂躙するというのは、いつも犠牲になるのは一般の国民だからね。絶対に許容できるものじゃない。たとえプーチンが余命僅かな末期癌であっても、こうした決断をしたことは本当に残念だよね。今回の侵略の結果、ロシアは資本主義経済から締め出されるだろうし、結果的にロシア国民だって強烈な痛みを伴うのは目に見えている。冷静沈着なプーチンであるだけに、何らかの勝算があるのだろうか?
こうなってきたら、ただただ核兵器を使わないことを祈るのみだ。
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