この複雑怪奇の地合いに大いに迷う!

この複雑怪奇の地合いに大いに迷う!

昨夜の米国市場は爆上げ状態!ダウは△$614、NASDAQ△3.06%、S&P500△2.47%の戻りは強烈だった。そして日経CFDは金曜に△¥461してなおかつCFDが△¥440って・・・1日で¥900以上の上昇になってる・・・。こりゃ凄い!木曜のブログで2日は日経平均¥27,000台じゃないか?と書いたけれど、とんでもない!今のCFD価格は\27,290とかなってて・・・。個人的に最高のタイミングと思えるのが、¥27,500~¥28,000くらい!?今回の決算でも今期予想では日経平均EPSは最高に行っても¥2,150くらいじゃないかと思うので、PER13.0で日経平均¥27,950ということになる?

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でも決算本番は4日のFOMCの後だから、どのように評価されるかは全くの未知数!株式市場が金融引き締めをどう消化するのかによって、状況が全く変わってるからね。米国市場は強烈な戻りを演じたけれど、米国経済には大分陰りが見えてきてる。まず、住宅関連が大分陰ってきてる反面賃料は高止まり!そして1ー3月期のGDPがマイナス(-1.4%)に転じたことも大きい。

そして、引け後に発表されたAMAZONINTELの決算がアナリストの予想に届かず急落中!APPLEも4-6月は供給制約の影響が出ると言うことで下げ?これらが今夜の相場で波及すると、大幅高後の大幅安、と言うことになりかねない。とすれば、やはり日経CFDも¥27,290なんて良いところなのかも。ほぼ日銀の黒田バズーカのような金融政策決定会合の内容でドル円が¥131台まで急騰して、現在¥130台だけど、結局NASDAQの△3.06%以上に木曜の日経平均は評価されてる(日中+夜間△3.3%)わけだから・・・。あまり下がらないとは思うけれどね。

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GW入りして各地の人出は凄いことになってる日本。コロナは実質的にはインフルエンザと同等の扱いになってきて、欧米では半数以上が感染経験者といわれてて・・・。でも日本人は予防対策をきっちりやってるから伸びていない。だから新規感染者数がなかなか減らないのかもしれないけれど、怖がってもいない感じ。でも社会全体のコストは感染予防にしても値上げにしても、これからどんどん重くなってくる。日銀は日本の物価が円末までに1.9%上昇するとか言ってるけれど、生活実感としては可処分所得は5%とか場合によっては10%とか影響が出るわけで、これは相当にタイトになる。その上ウクライナが長引くとか、円安に目途が立たないとなると、深刻な影響はこれからなんだろうね。

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日銀は利上げが出来ない、と世界中に宣言しているようなものだから、日本経済は相当に危ない状況だと言うことは覚悟しておかないとね。日銀は当面、毎営業日で0.250%の指値オペをするとか・・・。そうしておいて、米国のインフレが収まるのを待つという作戦。日米金利差はFRBが決める、みたいなね。FRBは今年中に3.000%とか言ってるわけで、2.750%というとんでもない金利差が何をもたらすのか・・・。完全に確実に儲かる国債ゲームは出来るし、これから嫌でも円売りが加速するわけで・・・。と言うことはもしかしたら、表面上厳しい金融引き締めをしているFRBだけど、巨大なバッファーをドル円のキャリートレードで用意してるという事かも。資金が不足したら日本で調達しなさい!という暗黙の金融政策!?

財務省、日銀は完全に米国経済の金庫と化していて、扉をあけっぱなしにして、「さぁどうぞ!」って言ってるようなもの。日本の国富を無限に提供する代わりに、ロシアが来たら守ってね、みたいな・・・。

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あ~嫌だ嫌だ、そんなこと考えたくもない!短期間で20%も円安になってしまって・・・それを埋めるには株で40%も勝たないといけないというこの状況・・・。その上株価が下がったら、日本は本当にヤバイ。海外勢は円安になればなるほど、株価を上げていかないと大損する。だから日本株はこれから上昇するという理屈が、なんだか、マジに思えてきた!

ということは・・・2日に大勝負の売り建てとかしたら・・・命取りということも十分にあり得るということか・・・。う~ん、困った!