日本株は底堅い動きを確かにしているけれど・・・

日本株は底堅い動きを確かにしているけれど・・・

こんばんは^^

早速ですが、米国市場が寄り付いて今、約40分間ウォッチしてるんですけどねぇ・・・もう溜息しか出ないというか、もちろん序盤に米国市場は昨夜の利食いから始まるのは読み筋だけど、何と言っても日経CFDの追随性というか連動性というか、もう全くついて行かないんだよねぇ・・・。

日本株が買われてるとか、そういうことには見えないし、ドル円が急激に円高方向に調整しているというネガティブさもある中で、連動性が高いと言われてたNASDAQの半分も下げないし、S&P500と比較しても見劣りする。ダウが粘るのは昨夜の値動きを見ても分かるけれど・・・。

今(23:15)ドル円は¥126.520、米国債10年物金利は2.745pで、これって結局は、ドル高が行き過ぎてるためにポジションの巻き返しが起こってるだけではなくて、米国の先行き懸念が高まっている結果として長期金利が下落してることの影響もかなりあると見てる。

Advertisement

つい先日まで、ドル円は¥130とか¥131とか言ってたのに、あっという間にこれだけ円高になるというと、株価も下値追いを本来であれば思い切ってするはずなのにね。

まだ、僅かに50分しか経っていないので、今夜の先行きは分らないけれど、こういう値動きをしてくれるってことは、要は日本株を売り目線で見ていていいのか?っていう(俺にとっては)基本的かつ重要な問題なのよ。

評論家の多くは「日本株は底堅い」「日本株は(米国株に比較して)強い」「日米株式市場のセンチメントが逆転する」とコメントしだしてるけど、どれも根拠がはっきりしない。いままでの下げっぷりを見てきて、結果として日本株の下落は米国株に比べてはるかにマシなレベルだからそう思っているだけだという感じ。

Advertisement

そうではなくて、ドル建てで換算すれば、日本株も米国株と同じくらいの比率で(実質的に)下げていることが分かるし、つまりは急激な円安が起こった結果として、円建てではいまはこの株価に保たれているだけなんじゃないか?と思ってるわけで・・・。

米国の投資家から見れば、今日本株を売れば米株をロスカットする以上に損失が出る。なので今後為替が円高に急激に動くとなれば話は別だけど、基本的に米国市場がこれからまだ下値模索をしていって、下落するとするならば、近い将来に必ず日本株を売った方が良いというタイミングになると思うし、またドル円が¥120程度になったなら、それ以上の円高は見れないだろうから、俄然日本株を売ってくると思う。

需給だけを考えても、そういう株価の位置にあると言うことだけど、ファンダメンタルズで見れば、とにかくこれから日本は本格的なインフレに襲われるわけだし、少なくとも今、足下の経済環境は相当に悪化していると思った方が良いのかもしれないよね。それが、多分次回の1Q決算で明確に出てくるのは必至だろうと思うし、日本株が底堅いという理屈は何処から来るのか分からんよ。

Advertisement

米国経済がダメで、欧州は年内もっと危険で、中国経済はボロボロで。内需は全くダメダメで、これで一体日本経済が、日本株が、底堅い理由って何なんだ!?今日、UFJと第一生命を売り建てたけれども、今、足下で外債運用で大きく喰らってるってことを、もっと意識しないとダメな気がしてるし、最も不安なのはGPIFがどれだけ喰らってるのか?ってこと。FRBが利上げとQTを来月から来る出すわけで、そうなると外債と米国株はさらに突っ込むんじゃ?

もっと怖いのはこれ以上インフレが加速しても日銀は金融政策を変えられないというか、利上げも出来ない状況にあること。これはどう考えてもヤバイとしか言いようがない。一体年金はどうなる?みたいなね、不安が日本中を駆け巡っちゃうよ。

Advertisement

岸田は英国で、インベストフォー岸田とかいう訳の分からない寝言を繰り出して、なおかつ金融死産倍増計画みたいなことを言いだしてるくせに、金融所得課税増税を目論むという、増税マッチポンプぶりをいかんなく振りまいてるし・・・。とにかくこのヤバイ人物は、外交できると嬉しそう。増税しないのでみんなNISAをやってください、みたいなインチキを言うだろうし、蚊の鳴くような枠しか設定しないくせに!

まぁ、それはいいとして、日本株が底堅い理由はどうやら、ドル円と大いに関係があることらしいのは分ってきたけれど、今後のことを考えるとどうなるか分からんよ。まぁ俺は米・欧・中・内需がダメダメで日本株だけいいなんて御伽噺は信じないよ。

くそっ~~~、今は耐え時かな。