日銀、我が道を行く！6月17日（金）後場

日経平均株価　￥25,963（▲￥468）

後場の相場概況

また日本国債をショートで揺さぶる海外投資家に対し、「長期金利の変動幅拡大は考えていない」という決定的な一言を浴びせかけた。これで日本国債10年物金利は日銀のYCCにおける上限としての0.250pを上回る0.260p辺りまで上昇し圧力を掛けてきたものの、諦めたか否かは定かでないけれど結局は0.218pに収斂した。

同時に円高方向にショートポジションを積み上げた海外勢も結局かいもどしを余儀なくされるだろうし、纏まってカバーされると￥140近くまで行きそうな雰囲気。ここ当分は日本市場はドル円次第の地合いが続くのではないだろうか。

さて大幅な戻しを示唆する今夜の米国市場だけど、いまは需給の偏りが非常に大きいわけで、まだまだ戻りは売りたいとするロングやショートの投資家が多数を占めるという状況を考えると、戻りは何処まで？というのは全く分からない。

危険なのはチャートをみてテクニカルでここまでは戻るみたいな予想でガチガチに固めてしまう事。そんな機械的に株価が動くような地合いじゃないからね。

後場の取引とポジション

7203 トヨタ　￥2,063.0（▲￥77）
買）￥2,063.0×30000（変わらず）
日銀が従来の緩和方針継続、となるとドル円はちょっと止まらなくなる可能性がある。￥1円安で400億円のメリットがあると言われてるトヨタは、戻り方向でいいのではないか？ということで買いポジションを建てた。

7270 SUBARU　￥2,434（▲￥16）
買）￥2,434.0×20000（変わらず）
SUBARUのトヨタ同様だけど、こちらはすでに円安メリットで利益は今期予想の2倍以上が視野に入っている。今の株高はそれを計算して入った海外勢、値動きで入ってる個人投資家が持ち上げてるということ。これがさらに円安進行だと・・・。本当に悪運の強い会社なんだよね（苦笑）

7211 三菱自動車　￥436（▲￥21）
買）￥436×100000（変わらず）
さてSUBARU同様、いやSUBARU以上に国内メタメタでも、海外では評価の高い三菱自動車を買った理由はズバリ信用の取り組みかな。売り買い拮抗で円安に動くとなると・・・。仕手化すれば面白いのに。

6501 日立　￥6,504（▲￥216）
買）￥6,549×6000（含み損￥270,000）
買）￥6,504×2000（変わらず）

7011 三菱重工　￥5,207（▲￥170）
買）￥5,207×2000（変わらず）
買）￥5,205×1000（含み益￥2,000）
買）￥5,200×1000（含み益￥7,000）
買）￥5,197×6000（含み益￥60,000）

7012 川崎重工　￥2,767（▲￥118）
買）￥2,794×4000（含み損￥108,000）
買）￥2,788×1000（含み損￥21,000）
買）￥2,785×1000（含み損￥18,000）
買）￥2,772×6000（含み損￥30,000）
買）￥2,767×8000（変わらず）

さてこの日米株式市場の急落局面で非常に強かった重電三社だけに、大きな下振れのあとは必ず戻すのでは？ということで狙ってた。けれどもそういう気持ちで買いつくから必ず失敗するという見本のような取引をしてしまったよ。

でもここは弱気にならずに、戻りを信じてみよう。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥23,140,000

雑感彼是

こういうある意味滅茶苦茶な荒れ相場と言うのは、短期筋にとってはまたとない大きなチャンスの到来でもあると思う。相場が大きく動いてるときと言うのは上でも下でもポジションが成功したら大きく獲れる。けど逆目になれば大きくやられちゃうけどね。

その理由は（師匠直伝なんだけど）普段は人は何を考えているのかよく分からないから、センチメントが非常に読みづらいけど、急騰、急落の場面ではそれが非常に読みやすくなる。そして往々にしてそういう相場はテクニカルよりもセンチメントが優先される傾向があるからね。

けれどもっと大事なのは、相場全体がどの方向に向かっていて、その中の値ブレなんだと言いうことを把握しておくことだよね。

例えば今は明らかに下降トレンドで、そこで逆行して買いで勝負するときには、逆目に出たときに躊躇いなくロスカットできるかどうか、また売りで勝負したら我慢して待っていることが出来るかどうかなんだよ。

そういう意味では今はショートの方に分がありそうだけどね。