荒れた9月相場の最終段階は権利取り!?:6月27日(火)後場
- 2022.09.27
- トレード日記
日経平均株価 ¥26,571(△¥140)
配当権利落ちを見据えたポジションをみんな取ってるのかも・・・
後場の相場概況
今回の平均の暴落は、13日(火)の戻り高値から昨日の引け値まで、▲¥2,190のマイナス値幅になった。これだけ下落したのだから、今日リバウンドのつもりならば、ショートカバーを加味しても¥400~¥500の戻りはあっても不思議ではないけれど、結果的に¥140しか戻らないという部分にヒントがありそうな気がする。
日本市場のザラ場から強かった米国ダウCFDは、いま(16:20pm)簡単に$280プラスになっていて、下落条件をすべて織り込んだ、とでも言いたそうに、なし崩し的に株価が上昇してゆくのは、いつも通りと言えばそれまで。これで米国市場も戻り相場になって、ダウ辺りは底打ちになる、という期待も確かにあるけれども、今夜戻ったとしてもその後はそんなに簡単じゃないと思うけどね。
ここまで来て買い転換だから狙いは月末の米国PCEに違いなく、また今回は金利絡み、債券絡み、という要素も残っているわけで、易々とは$30,000を回復出来ないかもね。
今日米国債10年物金利が上昇したことで、米国の実質金利はプラス1.82pまで来てる。さらに、ドル高一極集中を助長するようなポンドの暴落と、かなり激しいマーケットになった。だから株式投資は、メチャメチャやり辛いはずなんだけど、短期資金はそんなこと無視で、テクニカくリバウンドをしっかり演出してくるかもしれない。しかしダウCFDが速攻で△$388高まで来てます(16:30pm)。
しかし、¥145/$オーバーから、介入して¥140まで円高にしたのはいいけれど、たった3日でほぼ変わらずの¥144.79まで伸びちゃうんだから、このままでは介入は無理筋かなと思えてくるよね。為替市場ももしかしたら¥145がトリガーかもしれないということで、手前で利食いに転じてるところを見ると、それなりの警戒感は多少残ってるのだろうし、その分だけでも効果があった!?
後場の取引とポジション
(明日は中間決算期の権利取り最終とあって、前場に息巻いて後場勝負、と書いたけれど権利取りを思い出して、個別に動かれるのはまっことやり辛いので、思い切って見るだけのいしておいて、ポジションを建てなかった。なので、後場は取引なしです。)
本日の収支(前場・後場合算):+¥12,410,000
雑感彼是
米国実質金利プラス1.82、HYG底値割れ売り気配(暴落注意)、米国債2年物金利4.268p、米国債10年物金利3.837p、VIX30.85、ポンドドル暴落中、コモディティリバウンド気・・・、そして日本国債10年物金利0.250p貼りつき、ドル円¥144.300気配。
今日の日本市場、そして今夜の米国市場はこうした環境下で、それらを織り込み(?)上昇したし、しようとしているわけで、これを跳ね返すのは至難の業とでもいうか、単発または2日くらい頑張っても3日目には息切れしてしまうという感じになるだろう。
【ポイント】
なので、買いで獲る場合は、今日ショットガンすればいいし、デイトレならば今日は買い、明日以降は売りも視野で取引すれば成功率は高いのでは?と思ったり。
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ただ、もしも今夜の米国市場が跳ね上がった実質金利1.82を意識するようならば、引け値マイナスもあり得るかも。ということで、今夜がこんな感じなので持ち越すにはかなりリスクが高いと判断したんだよね。
そこに日本市場は明日の権利付き最終、明後日の権利落ちが絡むから・・・平場ならば勝負したかもしれないけれど、ちょっとそれも無理だよね。
それに、いろいろプライベートで精神的なダメージもあるんで、こんな時勝負してもあまり良いことはなさそう。大荒れの9月相場の最終段階です!
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