米国金利低下だけが頼り!?:10月24日(月)後場
- 2022.10.24
- トレード日記
日経平均株価 ¥26,974(△¥84)
中国懸念が改めてクローズアップされる!?上昇する条件は揃っていたのに・・・
後場の相場概況
反発気配の強い米国市場だけれど、習近平の独裁体制が確立してしまった中国経済の不調がにわかにクローズアップされた後場。週末大幅高で戻り気配だった米国市場も、香港ハンセンの急落で、中国からのキャピタルフライトが鮮明になると、CFDの上昇分を打ち消した。同時に日経平均も、主力銘柄は中国依存も高い企業が多く、改めて売り直されてしまった格好。
ロシアーウクライナ戦争、北朝鮮ー韓国の領海紛争、そして中国経済の悪化と一帯一路の壊滅はすべて独裁国家の独善がもたらした危機とも言えるわけで、忘れていた世界の問題は、ロシアーウクライナだけではないと言うことを改めて株式市場は意識することになるのかもしれない。
そうなると、ドル独歩高の弊害もまた意識されそうで、通貨安にあえぐ途上国経済の破綻ということも、十分に警戒する必要があるかもしれないね。
さて、前場の寄り前に急激に円高に向かったドル円は、下落の規模からいっても財務省ー日銀の介入があったと理解するしかない。¥4以上の変動は資金的にも2兆円以上のドル買が必要と思われ、その意味では投機筋のポジション変更があったとも考え辛いためだ。
だとすれば、財務省ー日銀は¥150水準に楔を打ち込んだことが、投資家に鮮明になったということになるわけで、これによって世界に強固な姿勢を示すことは出来たと思うけど、それで円安が止められるか否かは依然として未知数なのかもしれない。
FRBの利上げ観測が緩むと同時に、米国債10年物金利が低下したことは、米株にとっては追い風になる。ダウもナスダックも、上値のトレンドラインをブレイクした値動きからして、特にナスダックは大きく上昇するのではないか?と見ているけれど・・・。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥13,690(△¥110)
買)¥13,840×2000(含み損¥300,000)
買)¥13,830×2000(含み損¥280,000)
買)¥13,690×6000(変わらず)
押し目で買い建てた玉は含み損を抱えることになってしまったけれど、大引けで追加して今夜の米国市場の上昇に賭けることにした。というか、225銘柄を見ていて、買う気になれる銘柄が見当たらなかったという方が正解かも。こんな地合いになってしまったら、何もできなくなる・・・。頼みの綱は米国債10年物金利が下げてくれたことだけど・・・。それもあまり当てには出来ないかも。今日は全く勝つ気がしないよ。
8035 東京エレクトロン ¥39,160(△¥770)
買)¥39,160×2000(変わらず)
6857 アドバンテスト ¥7,350(△¥220)
買)¥7,350×6000(変わらず)
銘柄を見てて、本当に決算だけを考えたら半導体製造装置くらいしか買えないなと。これで、今夜のナスダックが上昇してくれれば、まだ明日の寄り付きで利食いできるかもしれないけれど・・・。いやはや、ここにきて思い切り難しい相場になってしまった。今日はポジ建てすべきでなかった気がする・・・。
本日の収支(前場・後場合算):-¥150,000
雑感彼是
もう全く株価の先が分からなくなった!正直海外勢がこれほど中国を意識するとは夢にも思わなかったしね。結局香港ハンセンは指数で▼6%以上と大暴落してるわけで、まるで中国経済が破綻寸前の危機にあるような、そんな感じの下落になってる。日足チャートを見ても、暴落していることは確かで、これは相当のキャピタルフライトが発生しているという事だろう。
ならば、日本株のこの先はそうなるのか?という意味では、米国に連動して上昇するという考え方が通用しなくなるという事でもあるよね。何せ中国は日本の最大の貿易相手国なわけで、素直に米国連動するとも思えない。
そしてロシアーウクライナ戦争にしても、これから冬季に向かって何らかの動きがあることは予想できると思う。それが、昨日書いた深読みでは「休戦もあり得る」としたけれど、甘かったかもしれない。とにかくロシアは狂ってる。ヘルソン州からの新兵や市民を盾にした撤収が行われているけれど、まさかとは思うけど撤収地帯に劣化ウラン弾なんかを撒いて行くことだって十分にあり得るからね。
そんななか、北朝鮮と韓国の小競り合いもあって、本当に何が起こるか分からないとんでもない地合いになったと思う。
願わくば、今夜の米国市場が金利低下を好材料にもう一伸びしてくれると有難いんだが・・・。
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