株式市場は買われたけれど・・・:11月8日(火)取引休止
- 2022.11.08
- 放言
日経平均株価 ¥27,877(△¥344)
株式市場の方は、中間選挙のアノマリーやら、10月CPIの低下見込みで堅調に上昇してるみたいだけど、米国市場はまだしも日本市場はどうなんだろう?と思った。けれども昨日も少し書いたように今日はとにかく「足腰が経たず、新型コロナに感染した痴呆老人」を入院させるという大仕事があったので取引できなかったし、帰宅してからも「濃厚接触者」ということで行動制限が掛かったので買いモノにも行けず、ぼんやりと板を眺めてただけ。
女房は4回のワクチン接種をしているので濃厚接触者の割に結構元気だし、今も夕食の支度を始めているけれど、俺はワクチン接種3回で、何やら体温が怪しくなってきてるんでかなりビビってる。オミクロン系のウイルスは早ければ3日の潜伏期間を経て発症するらしいので、最初の濃厚接触は昨日(7日)だから、いまごろ俺の体内でオミクロンがせっせと増殖してる最中なんだろうねぇ。
しかし、まさか新型コロナに感染するとは・・・それも何故か行動範囲が思い切り狭いオヤジが感染してそこから移されるとは夢にも思わなかったよ。感染するとしても市中感染だろうなって思ってた。普段の生活では油断しているわけでもなく、出かけるときはそれなりの注意を常に払っていたし、帰宅時の手洗い、消毒、ウガイは欠かしたことはないし、コロナ全盛期のこの2年半のなかで6回もの入退院を繰り返して毎日怖い思いをしてたけれど、ここまで感染することはなかったのに。
でも、感染者の着替えや、シモの不始末の処理、食事、そして車に同乗とほぼ100%感染するような濃厚接触者になってしまったのだから、逃れようもないな、と諦めてるけどね。昨日の夜は体温計測しても36.5~6℃の平熱だったけれど今日、今現在は何度計測しても36.8~9℃という感じなので、今夜にでも37℃を突破してしまうだろうなぁ・・・。ワクチン3回とは言え最後の接種から半年経過してるし、発症防止は望み薄だ。
さて、この一連の騒動の中で、言いたいことは山ほどあるけれど、少しだけ。これだけ多くの人が苦しんだ新型コロナだけど、結局感染時の対応はほとんど進んでいないし、返って感染者が減少すると油断から対応はお粗末になってると思う。こうなっても日本は医師会が本当に逃げ回った結果、これだけ巷に開業医がいるにもかかわらず、検査対応してくれるのは極一部の開業医だけ。あとは、新型コロナの流行を尻目に通常通りの診療で余裕で生活してる・・・。これが終始一貫した開業医、個人病院の実態だってこと。全部受け入れろとは言わないまでも、検査位やったらどうなんだって思う。
無料検査ならドラッグストアでもやってるし、自治体の検査キットの無償配布なんかもあったけれど、多くの自治体はすでに中止してるらしい。で、感染が疑われた場合どうするか?というと基本は自治体や保険センターに問い合わせると教えてくれる。つまり、市中の病院で検査を受けて、陽性の場合、医師から保健所に連絡することから始まるんだよね。
そのシステムだと緊急対応が全くできないから、基礎疾患があったり介護老人だったりすると、その家族は焦って救急車を要請するしかないんだよ。だから救急隊員は本当に大変な思いをしていると思うんだ。なんでも救急車をコールするから・・・という批判もあるけれど、現実に当事者になったらそうせざるを得ない気持ちが分かると思うよ。
とにかく、世話をする家族は濃厚接触者にならざるを得ないんだよ。しかも、俺の場合だといつ容体が急変するか分からない87歳の基礎疾患持ちで痴呆も入ってる、となればなおさらで、その上歩行できないわけで、こんな状態の老人をたとえ一晩でも世話をすれば、完全に濃厚接触者になるし。だからそれが嫌な人は救急車を呼んでしまうだろう・・・。
俺は一晩、防護服もゴーグルもなしに介護して世話をして入院させたから、感染するに決まってる。一方紹介された病院でオヤジは隔離病棟に収容されて、モニターとセンサーで監視されてるそうで、医師や看護師が接触するときには完全防護服なんだそうな・・・。モニターで24時間行動監視されるって、動くとセンサーが反応するんだって。流石に公立病院だけあって充実した設備だとは思うけど、そこまでしないと治療できないっていうのも、どうなのかなって一瞬思ったりもした。
でも問題はオヤジがどこで感染したかってことだよ。腰椎狭窄症で入院して退院後はショートステイに直行した。そこで約週間入居して先週金曜に女房が付き添ってかかりつけの個人病院へ診察に出向いた。終わるとまたショートステイに直行して、日曜の晩に発熱・・・。
考えられるのはショートステイか個人病院だけど・・・。ショートってとにかく介護老人の出入りが多いからね。考えてみるとあそこで新型コロナの感染者を見分けるのは至難の業だと思った。
いま、入院先の担当医師から病状の説明の電話が入った。本当に親切・丁寧に説明してくれて有難かったけれど、こんな時必ず聞かれるのが、「人工呼吸器などでの延命処置はご希望されますか?」ということ。仮に病状が急変するようであれば、そういう事態にもなる可能性があるのは重々承知の上で、「先生、私の認識では人工呼吸器は装着したら外せないでしょう?」って言うと「そうですね」と。「だったら辞退させてください」といつも言う。
老人介護をやってるとそういう場面にもうなんども遭遇してきてるし、それがたとえオヤジであっても、気持ちは変わらなかった。寿命を全うするのが人間の尊厳だと思うのでね。出来るだけ自然に逝かせてあげる義務が残された人間にはあるなと思うから。
(アイキャッチ画像はイメージです)
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