消去法で日本株!?:11月21日(月)後場
- 2022.11.21
- トレード日記
日経平均株価 ¥27,944(△¥45)
消去法で日本株!?年末相場はそういう動きになるのかな!?
後場の相場概況
いま米国市場は大いに迷ってると思う。年末にかけてラリーにしても大丈夫なのか、FRBに落とされるんじゃないか?という迷い。利上げペースが緩むという想定は間違ってはいないだろうし、インフレが6%台になるにはそう時間はかからないと思うけれど、いまは金利の上限を考えるよりも、インフレは果たしてどこまで下げられるか?と考えた方がいいのかも。で、仮に6%台になったとき、FRBの金利水準はどの程度なのか?という予想が結構大事なんだと思うんだよ。
例えばインフレが6%台になったとき、5%前後の金利水準を半年程度キープしたら米国経済はどうなるだろう?ということを考えるべき時が、刻々と近付いているような気がするんだけどね。
さて、欧州経済はほぼ終わってて、中国経済も新型コロナ急増中でなかなか大変な状況になりつつあって、その中で米国経済がどういう道筋なのかは、それこそ日本企業にとっては死活問題に近い。景気減速時には、企業業績にはタイムラグが必ず出るし、少なくても3ヵ月や半年くらいは遅れるはずなんだよ。そして景気回復もまずは在庫調整からなのでやはりタイムラグが出る。
部品供給国となった日本経済は、強いから、強くなったから海外よりも値持ちが良い、と考える人もいるだろうけど、恐らく経営者たちはそうは考えていないと思うよ。この先の状況を一番よく知ってるのが大企業の経営陣で、彼らがどんな見通しをもっているか・・・そういう視点で2Q決算を見てみると、円安差益以外に獲りげるものは何もないような、そんな決算だった。
にもかかわらず日本株は年末高値を獲りに行く、とか年明け3月には日経¥33,000という人物までいて、そう考えるのは彼等の「勘」「思惑」以外の何物でもないんだろう・・・。保身で解説されたんじゃ、個人投資家は堪らんよねぇ・・・・。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥14.620(△¥30)
空売平均)¥14,610.7×3720(含み損¥35,000)
あまり値動きはなさそうとは思っていたので、こうなっても仕方ないよね。日経平均はこの5日間、完全に横這いの揉み合いになっていて、まもなく25日線と75日線のGCになりそう。そうなると、担がれるんだろうなぁ・・・。まぁ、今夜は我慢してみるけど・・・。
9983 ファストリ ¥82,160(▲¥200)
空売)¥82,630×800(含み益¥376,000)
ファストリに関しては決算は上出来だと思うし、冬に向かって3Q、4Qもまた好調だろうと思う。けれど、それとこの株の位置とはあまり相関がないんだよね。あくまでも日本市場の需給で上下する。海外勢主体の相場を常に作っってる。だから、常に見てることが大事だと思ってるんで。
7270 SUBARU ¥2,310.0(△¥41.5)
空売)¥2,284.0×4000(含み損¥104,000)
空売)¥2,282.0×8000(含み損¥224,000)
空売)¥2,280.0×2000(含み損¥60,000)
7203 トヨタ ¥2,003.0(△¥10)
空売)¥2,003.5×4000(含み益¥2,000)
空売)¥2,003.0×4000(変わらず)
空売)¥2,002.5×4000(含み損¥2,000)
空売)¥2,001.0×4000(含み損¥8,000)
空売)¥2,000.0×4000(含み損¥12,000)
さて自動車株をこのタイミングで何故買うのか?個人的にはそれがよく分からないというか、来年は極端に自動車が売れなくなるんじゃないか?と思うよ。ましてEVになってコモディティ化したら・・・。そう考えると自動車株で資産形成はいまは考えられないし・・・。もっとも相場が堅調なら買う投資家は山ほどいる!?
6954 ファナック ¥20,515(▲¥70)
空売)¥20,505×2000(含み損¥20,000)
ますます新型コロナが増える中国で、ゼロコロナ廃止は望み薄。ゼロコロナは習近平の威厳だからね。そういう意味では、来年はますます中後気宇離れが進む気がするし、そのなかで台湾云々が来る気がするし・・・。どうもキナ臭いんだよ。
6758 ソニーG ¥11,255(△¥35)
空売)¥11,300×4000(含み益¥180,000)
インフレに強いソニーって言うよりも、BtoBは契約なので極端に業績は落ちない。それをソニーはインフレに強いと誤解すると痛い目にあう・・・。俺はもっともインフレに弱い企業の一つのような気がするけど・・・。
8035 東京エレクトロン ¥44,750(△¥160)
空売)¥45,130×1000(含み益¥380,000)
空売)¥45,100×600(含み益¥210,000)
買われる局面だったかなぁ・・・と、いろいろ見直してるけど・・・。よく分からない。
6861 キーエンス ¥58,760(▲¥110)
空売)¥59,130×600(含み益¥222,000)
よく分からないといえばキーエンス。とにかくこの企業がどうしてこれほどの業績を延々と続けられるのか、日本市場の七不思議の最右翼(苦笑)
6594 日本電産 ¥8,680(▲¥25)
空売)¥8,761×2000(含み益¥162,000)
空売)¥8,725×1500(含み益¥67,500)
空売)¥8,720×500(含み益¥20,000)
空売)¥8,711×2000(含み益¥62,000)
相変わらず短期筋に弄られまくってる日本電産。ここの業績も不思議だよなぁ・・・。
3445 RSテクノロジー ¥8,890(△¥160)
買)¥8,790×1000(含み益¥100,000)
買)¥8,890×1000(変わらず)
これから景気後退局面になれば・・・もしかしたら化けるかも。というか化けてもおかしくない会社じゃないか!?
本日の収支(前場・後場合算):変わらず
雑感彼是
さて、これから日経平均はGDして移動平均線が上昇体勢に入ると多くの投資家は期待してる。年末というのは国内投資家はあまり関係ないだろうけど、海外勢が決算で、ファンマネ達は首を賭けた勝負になるわけで、株価を何としても吊り上げて、年度末の成績をプラスに持って行かないといけないという事情がある。また投資銀行やファンドにとっても資金集めのために何としても好業績を残したい。
特に今年はこういう下げ相場で、かなり傷付いているだろうから帳尻を合わせるのに必死になる可能性が高い。毎年この時期になると、そうした期待感、思惑が出てくるので株価は上昇する傾向が高いわけだよね。
けれども今年の場合は、そんな株高をFRBは素直に歓迎するのか?っていう特殊な状況がある。どうやらクリスマス商戦が不調となれば、FRBにとってはインフレ退治の絶好のチャンス到来ということもあって、ここを逃したら・・・という思いが必ずあるだろう。
なので、妙に株高になることを相当に警戒していると思うし、今年に限っては頭を抑え込んでくる可能性は結構高いのではないかな。
そんな警戒感もあってドル円は再び¥142台を伺ってるし、米国債金利も怪しい動きになりそう。簡単じゃないと思うけどね。
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