PK戦で負けてしまった日本代表チームに感じること。

PK戦で負けてしまった日本代表チームに感じること。

負けちゃったねぇ・・・。延長戦に行ったらもう疲れ果てちゃってそこまでは体力残ってないって感じがした。ましてPK戦だから・・・あれ、トップの南野が外しちゃって心理的にもう崩れちゃった。しかし、これで4回予選突破して、4回ともベスト8に進めず敗れた。それも2回PK戦。長いねぇ・・・。4回って16年間だから。

確か7回連続で出場できたのは、常に「悔しさ」が裏にあるからかも。28年間、いやその前のドーハの悲劇以来、本当に、常に、土壇場で悔しい思いを背負ってしまって、選手達もいい加減に嫌になるだろうね。その間に世代が常に変わってゆくわけで、ほぼ全員の選手が悔しさを背負って代表を離れるわけで・・・。

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でも、まぁ、それはそれで常に目標があって、ある意味幸せなことかもしれないね。優勝しちゃうとなでしこJAPANのように後が難しくなっちゃうってこともある。

でも二つ気になるところがあった大会。一つは毎度のことだけど、個の力量の差というのは、やはりボールの収まりで違いを感じるよね。パスを収まり良く受けれたら、多分全然違った試合になるんだろうと思うし、強豪チームとの力量差ってそこじゃないかと思う。パスサッカーを前面に押し出すなら、パスを出す側も受ける側も、レベルを上げないと無理だし、またペナルティエリアでドリブルで持ち込めないというのは、弱点だと思う。パスもいいけれど突進出来たらPKが怖いので意外に相手は止められないと思う。

だからもう少し、ボールの扱いが上手くならないと壁は崩せないかなって感じがする。で、もう一つはやはり、監督に対する信頼感とか安心感とかを凄く気にするけれど、監督が作戦を最重要視して、選手の個性を引き出せなくなってるところがちょっと嫌かな。それってサッカーだけじゃなく、企業とかにもそういう手枷足枷を嵌めたいのが日本だからね。

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みんなで前習いをさせて、揃ってないと注意されちゃう、っていう教育も個人的にはあまり好きじゃない。リスクはもちろんあるけれど、それを覚悟で選手や社員の個性を尊重してみるという姿勢は、絶対に必要なことだと感じるけど。世界を相手にするならば、日本人がメチャメチャと感じるようなことがワンサカあるし。

強豪と言われるチームには必ず大スター選手がいる。で、代表監督もあまり強く選手たちを縛らないように見える。どちらがいいとか悪いとかじゃなくて、日本代表と強豪チームを比べてそう感じるだけだけど。

ドーハの悲劇の時からもう30年以上、代表の戦い方を見てるけど、後輩たちにいつも食事を奢って可愛がってるカズみたいな人が監督なくらいがちょうどいいと思うけどね。存在感でチームを引っ張れるよ。

まぁでも、今回もまた楽しませてもらったし、頑張った選手を称えたいと思うよね。日の丸を背負うって大変なことだから。