相場の勢いに負けて買い転換した後場:12月9日(金)後場
- 2022.12.09
- トレード日記
日経平均株価 ¥27,901(△¥326)
どうしても年末高に持って行くつもり?なら乗ったるか!
後場の相場概況
もうこうなってくると、株式市場は完全に強気相場の様相。結局何処までもヤバくなるまで、行けるところまで持ち上げて遣る!みたいなブル相場になるかもしれないね。最もそれもこれも、来週次第なのだろうけど、年末のここにきてパウエル議長が突如タカになる、みたいなことはしないだろう。FRBと言えどウォール街にも多少は忖度もあるだろうし。となると問題なのはCPIだけ。
大口ロングはすでにクリスマス休暇入りしていて、もちろん大手銀行やファンドのディーリングはガッツリとやっていて、年度末決算で米国基準会計(時価会計)をやってどれだけ利益を上げられるかの競争なのだろうし、マネージャ達は来期の首を賭けた勝負に出てる。
こんな時、FRBがタカタカとなると、株式市場の模様は一転するだろうからね、CPIが思ったよりも強い数字になってしまうと、FOMC後ブラックアウト期間が過ぎると、連銀総裁連中が一斉にモノを言い出す。その辺りのこともあって、とにかくここまま高値追いをすれば、過熱感も出てくるだろうしね。
けれども主力大型とか指数とかは・・・せめてちゃんとした相場になってもらいたいものだよ。小型株のようにディーリングで持ち上げる、みたいな相場はその後が怖い。そしてディーラー連中がそんなことに血道を上げてる間に、着々とショートを積み上げる、というのがGS辺りは大得意だから・・・。
でもね、積極的にこういう相場に参加したくないというのは、正直思ってて、そんなことで株価を形成したらアカンという思いもあるんで・・・。まぁ、表面上はいかにもソフトランディングしそうだけど、そんなに甘いもんでもないだろう。何かの拍子にヤバイ状況になる可能性は十分にある。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥14,585(△¥350)
空売平均)¥14,578×2600(含み損¥20,000)
買)¥14,585×6000(変わらず)
売りっぱなしで後場の間、ずっと板を見てたけれど、ここは自動取引がほとんどなので板読みなんかできるはずもない。なので今は、日経平均寄与度の高い銘柄を前後に配して見ながらの取引なんだけどね。ファストリ、エレク、ファナック、SBG、ダイキン辺りからめを離さずに・・・。大陽線になるときには連騰の可能性が高いから最後に買ってるし・・・。
8306 三菱UFJ ¥754.8(△¥7.4)
買)¥754.8×100000(変わらず)
このところ息切れ気味のメガバンクだけど、復活の兆しを見せてほしい。全然押さなかったことが非常に気になるけれど、板を見る限り不真面目な大口は存在しないと思うし。とりあえず行ってみるしかないね。
7203 トヨタ ¥1954.0(△¥15.5)
買)¥1,954.0×40000(変わらず)
トヨタは・・・円高進行の場合には負ける。でも逆目ったときはヘッジにはなるだろうし・・・。
8035 東京エレクトロン ¥45,700(△¥1,300)
買)¥45,540×1000(含み益¥160,000)
買)¥45,500×1000(含み益¥200,000)
売られ過ぎをなんとか訂正したいというエレク。何かないと難しいという面はあるけれど、日経を吊り上げるのならば必須銘柄だけに・・・。今のところは業績度外視の相場が続くだろうと言うことで。
6857 アドバンテスト ¥9,880(△¥540)
買)¥9,750×4000(含み益¥520,000)
買)¥9,740×4000(含み益¥560,000)
半導体装置関連でも後工程の銘柄で、しかも大量受注をこれから消化するという先高感もあて、もっとも堅調な値動きをしてる。なんだか、プロから絶大な人気を得てるようで・・・。凄い!
6920 レーザーテック ¥27,130(△¥1,350)
買)¥26,905×3000(含み益¥675,000)
兎に角この銘柄の凄いところは・・・この価格でなんと1160万株も出来てしまうという・・・完全に何とも大相場の様相を呈しているというところ。一言、凄い!超人気銘柄!とにかく空売りもバンバン入って来てて、取り組みは恐らく売り長。こんなところで揉めば揉むほど、空売りが積もってくるという恐ろしさ。でも、怖いもの見たさ!ってのはある。
3445 RSテック ¥9,110(△¥470)
買)¥9,050×500(含み益¥30,000)
買)¥9,020×300(含み益¥27,000)
買)¥8,960×1000(含み益¥150,000)
買)¥8,820×700(含み益¥203,000)
買)¥8,800×500(含み益¥155,000)
買)¥8,780×500(含み益¥195,000)
こんな銘柄が買われ始めたのは、もちろん中国のゼロコロナ規制の緩和がきっかけ。これから先を考えると、PER30でも50でもおかしくはない気がして・・・。死んだ子の歳を数えても仕方ないけれど、2日間で放してしまったことに後悔・・・。
本日の収支(前場・後場合算):+¥920,000
雑感彼是
ようやく日本市場は徐々に中国のゼロコロナ規制の緩和方向という報道に反応し始めたんじゃないか?実際買われたのは中国関連銘柄が多いし、何よりも半導体製造装置関連の銘柄が堅調だったことでも分かる。
日本企業はもちろん、米国だけじゃなく中国への依存度が極めて高いと言うことを再認識するような相場で週末を迎えたことになる。とりあえず年末高を既定路線だと投資家は楽観しているわけで・・・。このまま、年末までに上昇し続けるという単純なものではないと思うけれど、来週の米国指標如何では、日経平均¥29,000もあり得ると・・・。
ただし、気になるのはドル円で、来週予想通りにいい数字(弱い数字)が出てくるようだと、もしかしたらドル円が一気に円高に進む可能性もあって、そうなると、日経平均自体は苦しくなってくる。
アナリストの中には、円高を予想しながら同時に株高、という楽観シナリオを普通に言う人もいる。けれど、企業がドル円の想定レートを持ち上げて来ているように、半年前の¥29,000と現段階の¥29,000では全く意味合いが違う。
想定レート¥125でのEPSと¥135になったときのEPSは同じならば後者の方が先高感はない。それを考えて日本株を見ないと痛い目に会うかもしれない。
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