実体経済を織り込み始めた日本市場：6月13日（木）後場

日経平均￥21,032（▲￥97）

後場の相場観

とにかく政府の対応に対し、投資家の不信感は徐々に膨らんできている。香港動乱で中国が断末魔の様相となって来てる以上、Ｇ20で米国に屈すると考えるのは無理な相談で、そうなるとここから再度下値を観に行くことも十分に有り得そうな、そんな状況に見えた。

米国市場も上昇の利食いで済むのか、大きく調整するのかは微妙な位置で、少なくとも来週のFOMCでの利下げを期待し過ぎていると思う。ここで、FRBが利下げモードに突入するならば、状況からして米国市場はバブル可能性もあり、世界中の資金が米国一極集中となってしまうことをFRBが良しとするか否か・・・。

簡単ではない。

後場の取引

9984 ソフトバンク　￥9,985（△￥13）
空売）￥10,045×2000
空売）￥10,040×2000
空売）￥10,035×1000
空売）￥10,030×3000
買戻）￥9,940×3000（+￥270,000）
買戻）￥9,935×1000（+￥100,000）
買戻）￥9,930×2000（+￥220,000）
買戻）￥9,925×2000（+￥240,000）
空売）￥9,990×2000（含み益￥10,000）
空売）￥9,985×2000（変わらず）
空売）￥9,980×4000（含み損￥20,000）
ここで一旦利食いをしてポジションを中立に戻してみようと思った。が、この銘柄戻るのよ。恐らくショートカバーだと思う。昨日空売りが相当に入って今日も前場のショートを最後にカバー。ならば、もう一度売ってポジションを建てて持ち越そうという欲が出た。

中国関連の本命と見てる銘柄で、徐々に海外勢が引くのではないか？という読み。何か出なくても、おいそれと買えるめいがらではないことは確か。ならば、ノンポジの必要なし（と勝手に考えた！）

7203 トヨタ　￥6,726（▲￥92）
空売）￥6,850×7000（含み益￥868,000）
空売）￥6,847×3000（含み益￥363,000）
買い戻すチャンスはいくらでもあったけど、日経平均の指標ということで、持ち越すことに決めた。言われている通り、利下げを織り込むとして、ドル円の今の水準は非常に不愉快。しかも中国関連で、さらには日米交渉の主役。

そういう立ち位置ならば、なおさらキープする価値はある。

6758 ソニー　￥5,334（△￥13）
空売）￥5,375×2000（含み益￥82,000）
空売）￥5,373×5000（含み益￥195,000）
空売）￥5,370×2000（含み益￥72,000）
空売）￥5,367×3000（含み益￥99,000）
ソニーは多分、持ち越しは失敗。けれども前場の担がれ方が不自然で、明日は売りが一発くるのでは？という妄想もある。まぁ、そういうのは大抵外れるわけで、やられるならやられろ！みたいな半ば自棄気味の持ち越し。

6954 ファナック　￥19,305（▲￥40）
空売）￥19,290×800（含み損￥12,000）
空売）￥19,285×200（含み損￥4,000）
空売）￥19,280×200（含み損￥5,000）
空売）￥19,250×1200（含み損￥66,000）
ここも持ち越しは非常に危険なんだよ。けれど、何故か買い戻す気になれなかったのは、自分でもよくわからんけど、この地合いそうそう戻せる状況じゃない、みたいな先入観があったからかも。

今の日本株の中で、ファナックが戻すというのは、ある意味最も不自然な株価の動きの一つには違いない。

短期投資家にとっていよいよ勝負の夏相場到来。今回の金融相場がひとたび逆回転を始めると、リーマンショック級では済まないのは明らか。個人投資家にとっては一生に一度のチャンスかも！

で備える。一方通行になる前に！

本日の収支：（前場・後場合算）+￥6,640,000

後場の反省と今夜の米国市場予想

今の日本株の立ち位置と米国株の立ち位置は、ほぼ真逆のはず。にもかかわらずここまで来てなお連動して動くことに、相当に違和感がある。米国は利下げ期待で買われるのは分かるけど、日本株に買う要素は何一つないはず。第一、ドル円だけ見ても、真逆だろうし、挙句に消費税なんかあって、ロングで持てるはずがない。

そう考えると、日本株のポジションは実に微妙なんだよね。

米国が下げてくれたら、文句なしに空売りで獲れる。けれども米国が上昇したら、日本株も連動となると、これが買えないから厄介なんだよな。後場も一瞬買ってみようか、なんてことがちらりと頭をよぎったんだが・・・冗談じゃない。買えるわけがない。