単に米国市場を追いかけてるだけの上昇！？：1月23日（月）前場

日経平均株価　￥26,852（△￥299）

前場の相場概況

でも日経平均はファストリ、エレク、ファナック、SBG、ダイキンなんかが買われてるから、当然大幅高を維持した前場。このところ、円高にもかかわらず、日本株の異常な強さにちょっと疑問を感じてるのは確か・・・。それと言うのも、日本の物価上昇が4.0％となり、また岸田首相が日銀総裁交代を明言したこともあって、嫌でもドル円は円高方向に動きそう。その中でこうして日経平均が上昇してゆくというのも、何だか怖い。

さて米国のインフレは急激に低下しているけれど、それを喜ぶ相場がいつまで維持できるか？と言うのが問題なんだよね。このまま原油価格に大きな動きが出なければ、個人消費がダメなのでインフレはさらに低下するだろう。けれども、此の先原油価格は恐らく上昇傾向になるんじゃないか？と思うし、そうなると米国の戦略備蓄による売りオペ？も出来ないほど減少してるので、抑える術がない。

同時に個人のファイナンスが限界を迎えている状況では、やはりインフレ再燃を警戒すべき状況だと思うし、そうなってくると今度はコモディティ全般の価格が再度沸き立つ可能性も出てくる。今の米国のセンチメントからして、その場合、スタグフレーションのような厳しい状況に陥る可能性も十分にあると思うので。

兎に角1月から2月にかけては一応「節分天井」って言うけれど、まさにそれかもしれないね。

前場の取引とポジション

8306 三菱UFJ　￥938.9（△￥1.3）
買）￥933.9×40000
買）￥931.0×10000
買）￥930.0×20000
売）￥950.0×70000（+￥1,234,000）　

8316 三井住友　￥5,530（△￥63）
買）￥5,459×6000
買）￥5,441×1000
買）￥5,436×1000
売）￥5,575×2000（+￥273,000）
売）￥5,570×6000（+￥666,000）

こういう相場の中で気配が弱くGDスタートになったメガバンクは絶好のチャンスとみて買いついた。岸田首相が黒田総裁の交代を明言したことも、政策変更への期待感が増幅されるだろうしね。そこにGDじゃ放っては置けないからね。けど現物もあるんで、ヘッジの意味でも少しでも取っておきたいということで、利食いしてしまったけれど。現物があると、信用に躊躇いが無くなる気がする。でも逆もあるから・・・。

1699 原油先物　￥331.7（△￥1.5）
買）￥330.0×30000（含み益￥51,000）
買）￥329.8×10000（含み益￥19,000）
買）￥318.2×30000（含み益￥405,000）
買）￥317.7×20000（含み益￥280,000）
買）￥317.6×40000（含み益￥564,000）
買）￥317.5×10000（含み益￥142,000）
WTI＄81台の持ち合いになったけど・・・。月替わり上方に乖離して欲しいなんて甘いことを願ってるんだけど、それまでに変化があるかどうかは分らない。先物は難しいし、先物ETFは頭が痛くなるから真剣に勉強は出来んよ。

7201 日産　￥435.3（△￥4.9）
買）￥426.0×20000（含み益￥186,000）
買）￥425.8×20000（含み益￥190,000）
買）￥422.6×20000（含み益￥254,000）
買）￥422.2×10000（含み益￥131,000）
買）￥421.2×40000（含み益￥564,000）
買）￥421.0×5000（含み益￥71,500）
買）￥420.0×20000（含み益￥306,000）
買）￥419.5×5000（含み益￥79,000）
買）￥419.0×5000（含み益￥81,500）
買）￥418.8×5000（含み益￥82,500）
買）￥418.4×10000（含み益￥169,000）
大きくGUして寄り天という嫌なパタ―ンになった日産は、この信用取り組みで何処まで上昇余力があるのか？というと、正直厳しいことは確か。けれども寄り付きとは言え、先日の高値を抜いているので意欲は残ってるかな？と。

ルノーとの交渉は決算前に結論が出て資本関係の対等を実現するだろうけど、EVの新会社でどれだけ知的所有権を獲られるかの一点が注目かな。交渉事なので何がどうなるか分からないし、表面化しないものもあるだろう。でも、体裁だけは整えて株価を上げてほしいけどね。しかしドル円がなぁ・・・。

5401 日本製鉄　￥2,670.5（△￥42.5）
買）￥2,644.0×2000（含み益￥53,000）
買）￥2,639.0×2000（含み益￥63,000）
買）￥2,638.0×2000（含み益￥65,000）
買）￥2,637.0×2000（含み益￥67,000）
ある意味企業の体質改善に成功した日本製鉄が評価されて当然だと思う。世界の景気状況が悪いにも関わらず利益を押し上げる体質が株価に現れてるという事なんだろうね。そういう意味で、とりあえず板の状況を見てみる意味でも、指してみたんだけど、日経が高いからあまり参考にならない。けれど、水準訂正に向かってることは確かだと思う。

【現物】

8306 三菱UFJ　￥938.9（△￥1.3）
現買）￥904.9×120000（評価益￥4,080,000）

8316 三井住友　￥5,530（△￥63）
現買）￥5,250×20000（評価益￥5,600,000）

5713 住友金属鉱山　￥5,224（△￥5）
現買）￥5,142×2000（評価益￥164,000）
現買）￥5,140×1000（評価益￥84,000）
現買）￥5,138×3000（評価益￥258,000）
現買）￥5,134×1000（評価益￥90,000）
現買）￥5,131×2000（評価益￥186,000）
現買）￥5,130×1000（評価益￥94,000）

7012 川崎重工　￥2,850（△￥14）
現買）￥2,875×10000（評価損￥250,000）

7011 三菱重工　￥4,919（△￥21）
現買）￥4,870×2000（評価益￥98,000）
現買）￥4,860×2000（評価益￥118,000）

日経がここまで高くてもあまり変化なしのポジションってどうなの？みたいなね。長い目で見るしかないけれど・・・。

前場の収支
信用（前場・後場合算）：+￥1,590,000
現物評価損益：+￥10,522,000

雑感彼是

唐突にYCCの許容変更を打ち出した12月の日銀政策決定会合で、何やらゴタゴタがあったという記事がブルームに。よく分からないのは、岸田政権は一体何をしたいのか？ってこと。恐らく米国からの圧力が相当にあったのではないか？というのが個人的な推論だけど、それとYCC変更をすり合わせることが出来ていないんじゃないか？と思うんだよ。

政府から出席した副大臣クラスでは、全く理解できていないし、それを米国側にどう説明していいのか分からなかったんじゃないか？そんな輩を政策決定会合に出席させていること自体、日銀の独立性の侵害じゃないの？とにかく岸田政権は、自らの意に沿うような政策をしてくれる日銀総裁がいいんだよ。

で、はっきり言って財務省の試算では2024年に金利1.6％を想定していて、その場合だと利払いが20兆円以上増えますよ！って言ってる。今までは国民一人当たりの借金が・・・てまやかしを言っていたけれど、それが通用しなくなると今度は財政が・・・ってなる。その方向で世論誘導というか馬鹿な政治家誘導をすれば、増税は楽勝、みたいなロジックだろう？

岸田は増税のための財務省の傀儡なんだけど、頭悪すぎて何も（経済のことを）わかっていないから始末に悪い。これから景気悪化するというのに増税って、完全に亡国の理屈だよ。それさえも分からない岸田・・・。日本の未来は相当暗いよ。