同意できない買われ方:3月23日(木)後場

同意できない買われ方:3月23日(木)後場

日経平均株価 ¥27,419(▲¥47)

同意できない買われ方をした後場。意味が分からない・・・。

後場の相場概況

もはや何を言ってるのか分からないイエレン財務長官ってもしかして痴呆なのではないか?と思うくらいコロコロと発言内容が変わるんだよね。ある時は預金を保護します、といいまたある時は預金全額なんて到底保護出来ない、と言ってみたり、今度は全額検討中と言ってみたり・・・。正直老人介護をしてる身としてはこういうのはかなり典型的な痴呆の初期段階でもあると思うんだよ。

またパウエル議長も裏ではとんでもない額の銀行救済貸し出しをやっておきながら利上げでインフレ抑制しますと言っている。これはまさに矛盾そのものだと思う。言ってみれば銀行は助けるけれど、他業種は助けません。銀行は助けるけれど、個人はもっと苦しんでください、と言う事だろう。

もちろん何度も書くけれど、インフレ抑制のためには個人消費を全滅させないと無理。なのでパウエル議長の言うことは一見正しいように見えるけど、やってることは支離滅裂だ。いままでQTで不動産関連の企業は絶命寸前だというのに銀行だけは助けるわけだからね。

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FRBは大量資金の貸し出しは銀行支援ではなくて預金者保護のためだというだろう。でも完全に建前論でしかないわけで・・・。なので金融システムは頑強だとは言うけれどね。預金が引き出せないのに健全も頑強もないだろう。

もっとも何を言っても米国の銀行からの預金流出は、景気後退するので止まらないよね。住宅ローンやらカードローンやら自動車ローンやら・・・市中ではどれだけ金利が上昇したと思ってるのだろう?取り崩せるものは何でも取り崩さないと生活していけないレベルに、米国民の多くがすでに陥っているというのにね。個人的には本当の金融危機ってこれから始まるんだろうという感覚を持ってる。

クレディスイスの不良債権はこれから山ほど出てくるだろうし、UBSはスイス政府の瑕疵担保協約を付けたらしいけど、そうすればまたぞろデリバティブが取り残されるからね。UBSのクレディ買収は1日、2日でやっちゃった。でもそんなことで出来るわけもないし、デユーデリを本格的にしてからと言うのが筋。まぁ、何でも出るだろうけど、そんなものはまた出鱈目やって闇に・・・ってね。でも、今の時代、リーマン時代とは違うから・・・。

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米国銀行はまだまだこれからだよ。でFRBが救済するんだろうけど、結局QT分全額元の木阿弥ってこともある。そんなことをしたら、もう金融界は無秩序に陥るね。なので、統一した基準で秩序立てて遣らないと、個別対応ばかりしてると、おかしくなるのは当たり前だ。結局、今回の景気後退を助長するのは金融システムだって事かもね。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,015(▲¥30)
空売平均)¥13,957×3640(含み損¥210,000
期末の権利取りだか何だか分らないけれど、日本市場はやけに強いんだよ。日中の米国CFDが強いというのもあるけれど、¥130台の円高にもかかわらず、そんなのを無視してバンバン買われたよねぇ・・・。けれどもこういう動きのなかで獲ろうとすれば、一緒になって同じように動かないといけないわけで、いまはそういう投資行動はするべきじゃないと俺は思ってます。なので市場と逆をやってそれでたとえ負けても構わない。そういう覚悟かな。局面が変わったとき、(他の投資家と)同じように負けるのは嫌だ。

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8306 三菱UFJ ¥839.2(▲¥11.6)
空売)¥844.0×4000(含み益¥19,200
空売)¥843.0×4000(含み益¥15,200
空売)¥842.0×4000(含み益¥11,200
空売)¥841.0×4000(含み益¥7,200
空売)¥840.0×4000(含み益¥800
空売)¥838.2×4000(含み損¥4,000
空売)¥838.1×4000(含み損¥4,400
空売)¥838.0×8000(含み損¥9,600

空売)¥837.9×8000(含み損¥10,400
空売)¥837.7×8000(含み損¥12,000

8316 三井住友 ¥5,217(▲¥58)
空売)¥5,242×1000(含み益¥25,000
空売)¥5,241×1000(含み益¥24,000
空売)¥5,240×1000(含み益¥23,000
空売)¥5,235×1000(含み益¥18,000
空売)¥5,230×1000(含み益¥13,000
空売)¥5,207×1000(含み損¥10,000
空売)¥5,205×2000(含み損¥24,000
空売)¥5,204×2000(含み損¥26,000

メガバンク株を弄ってる投資家の多くは「売られ過ぎ」「戻り相場になる」と考えてると思うんだよ。日足チャートを見ててもそんな感じにしか見えないし、欧米の金融不安が落ち着けば戻るんじゃないかって普通は考えるかも。

でも個人的にはUFJが¥500からここに至るまでのチャートを見て、そうなのかな?という思いが拭えないんだよね。上昇して揉み合ってまた上昇して揉み合って、それで¥1,000取りになって・・・という形の逆になるんじゃないかってね。今、銀行株を買う理由があるのかな?って考えると、日本が利上げをするという前提がないと成り立たない。じゃ、日銀は利上げするの?ってなると、それまでに一波乱あったら利上げ出来なくなるんじゃないか?って思うからだけど。

揉み合いだろうということで、売り上がったけれど、勝ち目もそれほど期待できない。もし今夜上昇すればまたロスカットになる。それも覚悟の上だけどね。

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9983 ファストリ ¥27,650(▲¥220)
空売)27,650×2000(変わらず)
分割してその後にいろいろな投資家が参入したみたいで、以前のような弄られ方をしなくなった可能性が高いファストリ。ならば円高ならもう少し売られてもいいはず、とばかりに売り建てたけど、こういうやり方は負けパターンだなぁ・・・。


本日の収支:(変わらず)


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雑感彼是

このまま金融の危機的状況が落ち着いたとして、まだまだ懸念はたっぷりと残って、それが経済の後退とともにどういうタイミングを噴出してくるのかが問題だよね。具体的に言えば・・・
〇個人カード使用残高、ローン残高
〇奨学金問題
〇住宅ローン、自動車ローン問題
〇SPAC
〇仮想通貨
〇新たな金融機関破綻
で、よく考えてみるとこれらに関連した金融業だけでなく、一般企業の破綻が次の決算辺りから取りざたされることになるだろうと思ってる。理由は前年決算でかなり無理な会計処理(今期にしわ寄せ)をした企業が多いと思われるから。

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買掛金は在庫計上である程度相殺されるけれど、売掛金の計上を今期売上に組み込むような形を作っちゃう。仕分けで事務的な手続きが多いので、厳密に不正とは言えないけれど、ある意味ドレッシング的な要素が強い決算を作ってくる。これをすると今期が非常に苦しくなってくるから、この際一気に出してしまうという企業ならまだ健全だけどね。

金融機関との絡み、株主との絡み、株価、等々いろいろな要素があるので、そうするのだろうけど。配当するためにやってる企業も少なくないだろうし・・・。なので企業の資金繰りがタイトになって来て、ドレッシングもして、その次に人員削減をしてくる。それでもキャッシュフローにために安売りするようになると一般的には本格的なリストラをしないとダメだよね。

でも大抵は、特に中小だとそういうのは遅れるから・・・。米国も日本と同じように中小企業に勤める人が大半なので本当に景気が悪化してくるとなかなか止まらなよね。要するにFRBはそこを狙ってるのだろうけど。そうでなければ利上げばかりはしないもの。

なんか苦しむのはいつも経済的に弱い者だね。