仕手株のような日経平均チャートに呆れた!:6月6日(火)後場

仕手株のような日経平均チャートに呆れた!:6月6日(火)後場

日経平均株価 ¥32,506(△¥289)

引けピンで¥32,500陥落となった日本市場。日経チャートはほとんど仕手株!



後場の相場概況

昨日同様に後場の日本市場もイケイケ継続で・・・。と言うか良くもまぁこれだけ続けて買いを入れられるものだな、と感心するよ。こうした海外大口投資家にとっては、相場を動かすことなど造作もないことのように感じちゃうね。実際はそんなにイージーではないと思うけど。上手く共闘できれば日本市場だってこんなことになっちゃう・・・。やはり株式市場は資金力が物を言う世界だなとシミジミ感じるよね。

けれどもこんな地合いでも、常に売りタイミングを狙ってるというか、こんな急騰相場だからこそ余計に虎視眈々で僅かなヒントを探し回ってる。で、今日は大きな変化があった日でもある。それは言うまでもなくドル円が¥139台に居所を変えたこと。

米国債10年物金利がいきなり下げたのは、恐らく30年債の入札が良好と見られたことが原因じゃない?今の米国市場は、短期債大量発行による金利懸念があるわけで、その中で「米国債の買い手は十分いる」という安心感が出た。恐らくドル円の動きはその影響だと思う。

あとは、日経平均株価は引けピンだったけれど、この辺りって昨夜の日経CFDの高値接近だからね。まさかこんなに上昇するとは思わなかったけど、とにかく昨夜は¥32,565が高値でその水準から一気に売られたわけで、流石にその印象は強かったはず。

というわけで、以上の二つの点で、少し気合を入れて売り建ててみようと思ったんだよね。

とは言え、このカンカン相場で買い玉を売るに売れず、結局は引けまで待ってドテンするしかないと思った次第。僅かな理由ではあるけれど、ザラ場にいて売ろうか、買おうか、それとも休むか、の判断はいつもこの程度の事なんだよね。

それととにかく気になるのは米国VIX指数の水準。14台なんていうのは、いつ株価が急落してもおかしくない水準だしね。こんな状況下で買持越はいい加減(俺にとっては)怖すぎるから。

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後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥19,985(△¥385)
空売平均)¥19,937×2240(含み損¥108,000
調子に乗って売り上がってしまったレバ。まぁ、この水準じゃ売るでしょ。昨日の今日だしね。


8306 三菱UFJ ¥969.3(▲¥5.9)
空売平均)¥967.8×40000(含み損¥60,000
迷った末に後場暇だったというのもあって、UFJに手を出してしまった。米国金融は商業用不動産関連という爆弾を抱えてるけど、今度は短期国債の大量起債という不安も出てきた。MMFの金利に影響するかもしれないってことで、ますます地銀は追い込まれそう。チャートが苦しそうなので参戦したけれど・・・。

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8058 三菱商事 ¥6,180(△¥183)
買)¥5,973×4000
売)¥6,180×4000(+¥828,000
空売)¥6,180×4000(変わらず)

8031 三井物産 ¥4,893(△¥182)
買)¥4,695×4000
売)¥4,893×4000(+¥792,000
空売)¥4,893×4000(変わらず)

いくら何でも商社は買われ過ぎ?いやいやまだまだPERは低いし割安!?ってことでバフェットは神様らしいからみんな信者になっちゃうみたい。彼らは総合商社の苦難の時代をしらないしね。環境が変われば一気にコケルのも商社だし・・・。

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6501 日立 ¥8,616(△¥63)
買)¥8,495×1000
売)¥8,616×1000(+¥121,000
空売)¥8,616×2000(変わらず)

7011 三菱重工 ¥6,459(△¥210)
買)¥6,197×1000
売)¥6,459×1000(+¥262,000
空売)¥6,459×3000(変わらず)

7012 川崎重工 ¥3,354(△¥119)
買)¥3,210×1000
売)¥3,354×1000(+¥144,000
空売)¥3,354×3000(変わらず)

重電三社はこのところ本当に強いけれど、誰がこれだけ買ってるんだろ?って思うほどだよ。特に地合いが悪化したときにGDからの買いは重工と川重は本当に強烈なんだよね。売っちゃったけど、勝てる気は全くしないんだよね。

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6758 ソニーG ¥13,875(△¥15)
買)¥13,650×1000
売)¥13,875×1000(+¥225,000
空売)¥13,875×3000(変わらず)
振れ幅が大きな相場になるとソニーは主役に躍り出る。けれど値嵩株なので、ザラ場の動きは緩慢な部分がある。けれど売りが出ると速いんだよね。理由は値嵩株だからってことと、配当をあまり出す気がない会社の姿勢にあるかな。


6954 ファナック ¥5,118(△¥91)
買)¥5,000×1000
売)¥5,118×1000(+¥118,000
空売)¥5,118×3000(変わらず)
中国経済がダメなのに・・・ファナックは何故こんなに人気なんだろ?でも安川の爆裂チャートにはまったく及ばないけれどね。

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4063 信越化学 ¥4,616(△¥89)
買)¥4,496×1000
売)¥4,616×1000(+¥120,000
空売)¥4,616×3000(変わらず)
先日の債務上限法可決がなぜ信越化学に影響しないんだろう?ちょっと不思議だった。


9432 NTT ¥4,130(△¥66)
現買)¥4,013×20000(評価益¥2,340,000
もう分割まではあまり押し目らしい押し目は期待できないかも。残念だ。¥4,000割れは買い向かうべきだったと後悔。もうこの銘柄のことは忘れよう・・・。金庫株だ。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥3,080,000


雑感彼是

いやいや、とうとう来たというか、日経平均の引け値¥32,506は昨日のEPS¥2,188を考えると、PER14.85となって、これはもちろん年初来高値の水準で文句なし。ジワジワと日本市場の割安感も解消される方向にきてると思う。欧州の主要株の平均がPER16台らしいので、比較論ではまだまだ割安ではあるけれど、この辺の水準で維持してあとはゆっくりと円高を待つ、という戦略もありだろう。

でも、後場になって本当にポジ建てが出来ないから、緊張感も続かないし、眠いし・・・。けど相場なのでザラ場中でも夜間でも、いつ何があるか分からないから。特にザラ場は本気で見てないと、痛い目に会うから、気が抜けないというか、本当にビョーキみたいな感じでずっとモニタを見続けないといけない。ここまで来た株価なんだから、落ちる時は相当に速そうだから・・・。

話は変わるけど、今は日本も米国もちょっとした勘違いの最中だと思うんだよ。日本は連続して実質所得が低下し続けているにもかかわらず、とにかく岸田政権と財務省は増税、増税の一本槍。かたや米国経済はヒタヒタと後退を続けていて、とうとうバイデン政権によるコロナ緊急措置だった学生ローンの返済が再延長されることなく8月から再開されるらしい。

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頼みの消費がますます弱くなると、いよいよこの秋口の米国経済は本格的なピンチになると思われるよね。だからこそ米国ダウの株価は長期横這いを余儀なくされてるわけで・・・。

で、海外勢の日本株に対する強気の理由として、解散総選挙がある。根性なしの岸田首相の胆力が試される局面だけど、ドラの扱いであの夫婦はどっちもだらしなさすぎ。官邸パーティなんかやってる場合かよ!っていう世論はもっともだろうし、女房もLGBTなんて関係ないだろ!

完全に勘違い家族!だいたい公費でホワイトハウスに行ったなら帰国会見くらいしろよ!って思わないか?そういう配慮があの家族にはないのよ。

なので解散できるならして見ろ!って感じでね、優柔不断だから公明党も怒ってる。公明党も卑怯というか、連立政権だから安泰ってなぁ・・・もういい加減にしろよ、全く。

と言う事情を欧州勢は分ってるのかな?