文春砲、岸田政権を撃沈させる!?実は党内権力争いか?
- 2023.07.25
- 時事問題
7月5日(木)は文春オンラインで木原スキャンダルが報じられ、6日(金)に週刊文春が8ページスクープとして今回の木原スキャンダルを掲載し、騒然となったわけだけど、6日の夜中にこの件についていろいろ調べていたら、ある知人が「これはバックに大物がいる」と電話で言ってたんだよ。それで長電話の末にある動画を見つけ出し、その人物が「バックに大物がいないとスクープ出来ない内容」と言ってある人物を示唆した。それがどうやら菅前総理(ガースー)なんじゃないか?と知人と結論に達したわけだ。菅降ろしをやられた本人としてはいつか返しをやってやると思うだろうからね。そういう意味では二階降ろしをやったのも岸田だし、二階幹事長も絡んでる可能性があると・・・。
それで早速7日(金)の前場のブログに「日本市場は調整後にガースー暴騰がくるかも」なんて書いちゃったんだよね(アイキャッチ画像をガースーにしてね)。
菅内閣の官邸ブレーンは警察官僚の大物が務めていたし、何より菅前総理は安倍元総理の官邸ブレーンの多くを留任させたし、安倍政権での官房副長官・杉田和博氏と内閣情報官から国家安全保障局(NSS)局長だった北村滋氏は、警察庁のドンと言われる存在だったから、官房長官の菅氏とは懇意になったのだろう。
菅前総理は安倍元総理の体調不良によって実質的には指名された形で総理就任したけれど、それが面白くなかったのが「今度は俺たちの番」と思っていた宏池会であり、岸田だった。岸田は何よりも財務省と敵対していた安倍政権とは真逆の財務省中心の立場を取っているから(もちろん宏池会がまるまる財務省のようなものだから)、今度はコロナ禍という状況の中で「菅降ろし」に奔走したわけだ。
全くくだらない学術会議を問題化し、菅首相が強権発動したのは問題だという雰囲気を作り上げ、立憲にけしかけてこの問題を煽った。安倍元首相の自民党総裁任期だけの登板というレッテルを張り、派閥のない菅氏はいくら二階派を頼っても無理だ、ということで菅氏は総裁選出馬せずを選んだ。
総裁選では岸田文雄(宏池会)、河野太郎(麻生派)、高市早苗(細田派のちの安倍派)、野田聖子(二階派)という面々。河野太郎は口先大将で領袖の麻生が呆れ、高市早苗は無派閥ということで細田派の全面支持を得られず、野田聖子は二階が河野太郎を落とすために立てた無理筋候補。と言うわけで岸田はまんまと総理の座を射止めた。そしてなんと自民党役員人事で二階降ろしを実行した!
これが岸田のアンポンタンなところで、そもそも2018年2月の時点で木原スキャンダルを二階幹事長に握られてて、それが怖くて仕方なかったのだろう。もちろん二階氏はこの件を官房長官の菅氏に情報を入れ、安倍元総理も分かっていたと思われるけれどね、二階幹事長はジョーカーとして捜査情報を握っていたのだろう。
こうした自民党総裁選の経緯はもちろん分っていることだけど、それが今回の文春砲(木原スキャンダル)とどう絡んでいるかは今一つはっきりしなかったというか憶測の部分も多かったわけで、そろそろ出てくるかな?と思っていたけれど、流石にネタがネタだけに、分っていても書ける人、発表する人がなかなかいなかったんだよね。で、今夜偶然に見たYOUTUBEで元朝日新聞記者・佐藤章と言う人がぶっちゃけてたのでね。朝日新聞っていうと捏造ばかり、という評判だけど、退社してジャーナリストで食おうと思えば、必死になるだろうし、フェイクばかり言ってられないし、内容がかなり俺の情報と一致していたので、聞いててちょっとビックリしたんだよね。なので簡略に紹介しておきます。
木原誠二氏は2018年1月の時点で、岸田首相に告白して事情を説明し警視庁が捜査してるので、どうしたらよいか相談している。そのとき親分の岸田は「幹事長に相談するしかない」と木原を二階幹事長の下に出向かせた。この時二階幹事長は話を聞き終わると激怒して「そんなの、すぐに別れろ!」と言い放った。叱られた木原は最後に「子供が二人います、別れることは出来ないですよ」と伝えたそう。
(この話はすでに情報として出てるわけで、その場に同席していた人物がリークした可能性が高い)
このことを木原は岸田に報告したら今度は岸田が激怒したと・・・。理由は二階幹事長の態度に対して、ということ。
(このことが後の二階降ろしの伏線になったのだと思われる。)
一方コールドケースを調査していた警視庁は、「木原夫人の2006年の前夫変死事件」に関して着々と捜査を進め、一定の確証を掴んだ時点で、自民党議員夫人の問題であるし、政権と自民党に思い切り忖度する行動にでた。警視庁がこの案件をどうしても立証しなければならないと思った理由は決定的な証拠を掴んだからだと思われる。
けれども官邸では警察のドンと言われる煩方の杉田氏、北村氏がいて捜査は差し止められるだろう。ならば自民党に相談しようとなって、何と二階幹事長に捜査継続の許可を求めた。
一連の報告を受けた二階幹事長は・・・
「党に迷惑が掛かっては困る。だから(迷惑が及ばぬよう)公明正大にやるなら感知はしない。その代わり捜査報告を逐一上げるのが条件だ」
と答えたという。
(そもそも、この後、夫人の実家と住まいの家宅捜索が行われたことからして、裁判所が令状を許可するのに十分な確証があったという事だろう)
そして操作報告はすべて二階幹事長に提出されたということになる。佐藤章氏はその資料が菅氏に渡って岸田内閣の息の根を止めるべく文春にリークされた、と結論付けていた。ネタ元がネタ元だけに今回文春は超強気なのだと・・・。
(佐藤章氏YOUTUBEより抜粋)
成るほど、これならはほぼ俺が知った情報に合致していると思った。けれども、木原誠二氏は2018年10月に自民党情報局長のポストに就任している。このポストは幹事長直轄であるわけで、これって一見不思議なことに見えるよね。まさに警視庁に本件の捜査チームが大々的に立ち上がった同月に就任したということは・・・。
そもそも、ブログにも書いたけれど、自民党のこのポストは内閣の内調(内閣情報調査室)と同格ポストで、全警察を足下に置く重要なポストでもあるわけだ。そこに敢えて1年目の城内実氏を退けて就任させたというのだからますます合点が行かないんだよ。
その辺のことは7月15日のブログに書いた通りだけどね。
けれどもこの人事、二階幹事長の恐ろしさの本質が伝わってくるよ。恐らく警視庁に捜査チームが立ち上がって絶体絶命というところで、木原氏をこのポストに就任させたら、必ず木原氏は「捜査差し止め」を指示するだろうし、それを分かってて二階幹事長は敢えて「嵌め込んだ」ということになると思うよ。
二階幹事長の掌で転がされて、木原氏は「政治権力の私的乱用」というとんでもない罪を犯したことになる。
政治の世界は恐ろしいというけれど、それは単にカネや権力の争いだけじゃない。本当に怖いのは、こういう事なんだって改めて感じるよね。このこと以上に文春はあらゆるスキャンダルを掴んでいると思った方がいいし、夜な夜な銀座でホステス総上げみたいな遊び方をしてる木原官房副長官の財布はどうなの?とかガーシーが本当に言いたかった六本木の交友関係とかね。
もう木原官房副長官は終わりだし、その結果岸田内閣も終わりだね。となると海外勢は期待感で日本市場をぶち上げる可能性があるなぁ・・・。この夏は熱いかも。
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