強い上値追いはそろそろ終わりの合図！？：8月31日（木）後場

日経平均株価　￥32,619（△￥285）

後場の相場概況

こうなった背景はやはりジャクソンホールのパウエル発言があった。内容は昨年とほぼ変わらずのタカ派基調。それでも、経済の指標次第では利上げもあり得る、という発言を株式市場はほぼほぼ利上げは終了したという強気な見方をした。

そして株式市場よりも、8月大いに乱れ捲った債券市場が、ジャクソンホールを境に落ち着きを取り戻したことが利上げ終了観測の何よりの証だと思う。にもかかわらず、ドル円がなかなか円高方向に向かないのは、いささか疑問だが、これはタイミングだと思うけど、日経平均が強いうちは現在の水準を維持するだろうと予想してます。

さて、そんな中、9月1日と9月相場の初日にある雇用統計は、今回ばかりは非常に重要なんだと思う。リセッション入りするのであれば、まずは雇用が悪化するのが、最もはっきりしたシグナルになる。その上で雇用が減少したのに、平均賃金が減少しないというのは、かなり最悪のパターン。

それと今夜のPCEの数字次第では合わせ技で、大きく下落するパターンもあり得るかなと。可能性は少ないにしても、株式市場はリセッションをすっかり消してしまってるから、急落したら結構ショックなんじゃないかな。

個人的にはもっと冷静に経済全体を、世界経済を見るべきだと思ってて、余り米国の数字を信じるのはどうかな？と言う気がしてる。勿論中国なんて論外で、8月の中国製造業PMIが僅かに改善した、などと言う数字をぜったに真に受けるべきではない。

高金利下で世界経済の軟調という条件は、それこそ日米がリセッション入りするのに十分な条件だと思うけどね。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥19,980（△￥370）
空売平均）￥18,970×6000（含み損￥6,060,000）
買）￥19,815×4000（含み益￥660,000）
買）￥19,810×2000（含み益￥340,000）
短期上昇トレンドにどうやらはまり込んでしまった感じ。このまま、上昇するとしても、今のところは行って日経平均￥33,000かなとと見てるので、まだまだギブアップはしません。できれば￥32,800くらいから上で売り玉を追加したいと思ってる。

それに明日からSBIでは売買手数料が無料となるから、資金を補充して準備をしました。なので、唐突に大きなポジションを建てる気にもなれずに、今のところがこの日経レバだけで9月に持ち越しです。

それにしても9月相場は、どんなことになるのか、考えただけでも慎重に行かないとまずいと思うし、どこかで勝負玉を建てたいと思うのでね。銘柄数も限定的で、行かないと厄介なので、いまから選別してますよ。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥2,290,000

雑感彼是

さて、いよいよ明日から9月相場になる。とりあえず海外勢は18日の週、25日の週で合わせて1兆円弱の売り越しとなってるから、着々と9月下落の準備をしていると見てもいいんじゃないかな。だからと言って相場が下げるとは限らないという人もいるけれど、外資が本気で売ってきたときのパワーは尋常じゃないから。とりあえず今回の上昇はPCEと雇用統計を無難にこなしたとして9月3日まで、と言う読みだけどね。

〇　中国経済は今度こそ崩壊だろうという予測をする人が多いけれど、流石に中国の天文学的な負債を知ったら、誰でもそういうに決まってるけどね。でも、そうは言っても、中国市場で小売してる日本株はまだ本格的な下げになっていない。甘いかも。

〇　そういえば台風11号は中国を直撃するらしいけれど、またぞろ洪水騒ぎになるのかねぇ。三峡ダムの水位も上昇しているらしいけど、大量放水したらまたとんでもないことになる。ダム自体もどうなるか分からんし・・・。

〇　しかし、アフリカがまたぞろクーデターの嵐に見舞われてる。ニジェールとかガボンも新たな武力衝突に発展してる。こうやってアフリカを弄り回して今でも甘い汁を吸い続けてるのはフランスだよね。ほんと、フランスもとんでもない国家だと思うよ。

〇　5月、6月と日本が実は民主主義国家でないことが、7月、8月と日本が法治国家でないことが露呈したけどね。米国の属国でニコニコしてる首相がトップの国だから、とあきらめるしかないのかねぇ・・・。