マインドが過熱してる日本市場！？：9月25日（月）後場

日経平均株価　￥32,678（△￥246）

後場の相場概況

例えば今日ブルームの記事から国内インバウンド関連が買われるのはある程度分かるし、アルツハイマー治療薬の国内承認ということで薬株が買われるのも分かったけれど、なぜ相場全体が持ち上がるのだろうというのが不思議でならない。

権利取りで買えるタイミングという人もいるけれど、確かに先週末から「来週は絶好の買い場」なんて言ってるアナリストも多かったから・・・。でも例えばA氏のように過去のテクニカルからばかり値動きを予想するような、そんなアホな意見はとりあえず今は信用できない。

もっと地合いというか経済状況を前面に押し立てて、予想するなら予想する、みたいなことが必要な時期でもある。

例えば権利取りの買いがきそうだ、というタイミングで別の理由で買い推奨することは、あの人たちはよくやるけれど、外したら「ごめんなさい」ではなくて、〇〇下がりました、で済ませてる。

けど株式の解説をするならポジショントークの方がよほどマシ。ポジショントークなら理解できるからね。けど、中立を装って解説されるのは本当に厄介だよ。

週末から書いている通り、今のタイミングは米国債金利と原油価格だと俺は思ってて、そこだけはしっかり見て、ポジションを決めないといけないと思ってる。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ  ￥20,075（△￥370）
空売平均）￥20,598×4560（含み益￥2,380,000）
買）￥20,020×3000（含み益￥165,000）
上も下も一本調子で行かないのが株、と言うけれど、このところの日本市場は上昇トレンドに入ると一本調子で上昇していく傾向があるのは確か。そして押し目は、3日、または4日で終わり、場合によっては2日で終了というのもよくあるパターン。なので、下げる理由如何なのだと思ってて、需給が崩れることはほとんどないと言ってもいい感じ。それをして日本株は広義の上昇トレンド継続、または強い、と表現するのだろう。

確かに強い。それは十分に認める。そしてドル円が￥148台などとこの時期になれば、2Qは当然として3Qも業績は強い方向なのだ、という予想も出来る。でもそれならば、下がり続けてるEPSは一体どういうことなのだろう？

先週末の日経平均EPSはなんと￥2,058とダダ下がり中だ。これで今日の引け値を考えるとPER15.87になる。今年の最高値は9月19日のPER16.11と言う事なので、この調子ならば5日線をぶち抜けるのか否か、かなり微妙だということになる。

とにかく今夜の米国は金利上昇がどこまであるのか、その際にNASDAQが売られるのか否か、勝負処になる気がする。

9984 SBG　￥6,424（△￥226）
空売）￥6,431×4000（含み益￥70,000）
空売）￥6,424×4000（変わらず）

6758 ソニーG　￥12,390（△￥190）
空売）￥12,390×4000（変わらず）

とくに意味があるとすれば、まずSBGはアーム連動ということで、金利の影響を受けるだろうと。そしてソニーは続伸するとは思えなかったから。そして両方とも配当がペラペラなので、権利取りにあまり影響されないと思ったからです。

8035 東京エレクトロン　￥20,940（△￥530）
空売）￥20,940×3000（変わらず）

6857 アドバンテスト　￥16,500（△￥615）
空売）￥16,500×3000（変わらず）

6723 ルネサスエレクトロニクス　￥2,276.0（△￥21.5）
空売）￥2,276.0×4000（変わらず）
空売）￥2,275.0×2000（含み損￥2,000）
空売）￥2,274.5×2000（含み損￥3,000）
空売）￥2,274.0×4000（含み損￥8,000）
空売）￥2,273.5×4000（含み損￥10,000）
空売）￥2,272.0×4000（含み損￥16,000）
空売）￥2,271.5×2000（含み損￥9,000）

大引け後、思った通り米国債10年金利は4.500pを目指して上昇を開始してるよ。こうなってくると、リバウンド期待で日本株を買った投資家は結構不安になってきてるんじゃないか？今日買うという事は権利取りも意識してるはずで、余計に苦しいと思うよ。

その意味で利回りの高くない半導体関連は、前場から監視してた。今日売り勝負するなら半導体しかないと思ったのでね。ところがその半導体が強い強い！金利上昇なんか関係ないよという感じでNASDAQ CFDがザラ場中ずっと高かったので、この局面で相当強気だと感じたよね。

ルネサスを大引け間際まで売り上がったら高値引け！エレクも引けで売って高値引け！アドバンは高値引けこそ免れたけれどメチャ強かった。

けれども、金利急騰の中ではやはり無理があると思うのよ。なので敢えてここは半導体勝負！相当気分はビビってるけどね。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥5,630,000

雑感彼是

しかし上昇するとは思ってたけど、日本市場が引けた途端になぜ米国債10年金利がこう、急騰に近い状況になるかなぁ・・・。いつもこのタイミングなんだよね。でも米国はまだ夜中なんじゃ！？それが不思議で仕方ないよ。というか仕掛けでもないと思うんだけど・・・。

もう一つ、懸念してる原油だけど、こっちは今夜動く可能性が結構あるとおもってたので・・・。流石に金利と原油がダブル出来たら、今夜の米国市場は急落もあり得るんじゃないか？

とは言え、今日の大引けで玉建てするのは、本当に怖かった。でも高値引けは売れ、というのも師匠に言われたことでもある。高値引けと言うことはちょっと状況が変わると、売り圧力マックスになるからだ。

まだ分らないけれど、その状況が・・・変わりそうじゃないか！？

さてさて、中国が嫌な感じになってきたね。ハンセンは▲1.82％と来てるし。うわっ！米国債10年金利が4.489pだって!

来るかな。

（アイキャッチ画像はボストン連銀コリンズ総裁）