大口ロングはリセッション警戒に舵を切った！？：10月3日（火）前場

日経平均株価　￥31,365（▲￥393）

前場の相場概況

けれど、得体のしれない売りで大火傷を負ったという感じ。俺もこんな相場は全く予想出来ていなかったし、だからこそポジションを建てられなかったわけだが・・・相場の行方と言う意味と、自分の下落予想を確認するという意味で、日経レバだけは売り建玉を持ち越した格好になっている。それとてこんな相場を予想出来たわけじゃない。

いずれにしても、もはや下がり様が無くなってしまった米国債10年物金利は、このまま上昇が続くようならば、逆イールドが解消されるんじゃないか？と思ってる。けれど、本当の怖さはその逆イールド解消のタイミングにあるのだと思うので、まだ日経レバを手仕舞い出来ないでいる・・・。

兎に角、今の米国経済は、国債金利がこうなってもなお、財政当局は国債の増発を止めようとしない。当たり前だけど、それがバイデンの政策であり、民主党の政策だからね。月末の米国議会をみても分かる通り、もはや民主党、共和党は関係なくて、ジャブジャブに賛同するんだよ。

こうなってくると、これは真面目に、ドルがいきなり逆行することだって十分にあり得る事態なんじゃないか？これ以上ジャブジャブにしたら流石にドルは信認を失いかねないし、少なくとも原油決済のステージでは・・・。

なにやら、とんでもない状況が起きそうな、そんな嫌な予感がするんだよね。

前場の取引とポジション

1570 日経レバ  ￥18,705（▲￥495）
空売平均）￥20,143×6840（含み益￥9,830,000）
大きく売られることになった日経レバ。日経平均の売り原因が大口ロングのリバランスと言う事なので、それって国内ではなくて海外勢の、特に欧州勢かもしれないと思って、下げると見てた。このところの日経平均は、そういう意味ではアナリストや評論家の予想をことごとく裏切る動き。そりゃ、需給は絶対に予想なんかできないわけで・・・。だから確定的なことをさもさも、という感じで言うのを俺は信じないよ。

そもそも、9月27日の大陽線でのリバウンドでみんな、日経平均は反発と言っていた。そこからどうだ？陰線4連発じゃないの。しかも昨日なんか高値からザラ場で￥600以上落とされてる。それでもごめんなさいの一言もいわないんだから気楽な商売だと思ったよ。

と言うわけで案の定、今週は変な値動きが出るだろうという俺の予想は結構当たったんじゃないか？確信をもって言ってるわけじゃないけれど、いろいろな思惑で動きが出るだろうから、くらいの感じで週末に書いただけ。でも、ここまで荒れると、本当に買い方さんは辛いだろうね。

日経平均は底抜け寸前だけど、気配としてはまだまだ行きそうな雰囲気はあるんだけどね。あまりガメっても、と思うけど・・・。

1699 原油先物　￥423.9（▲￥8.5）
買）￥436.8×2000
買）￥436.7×2000
買）￥435.7×20000
買）￥435.4×16000
買）￥432.6×10000
買）￥432.4×20000
売）￥426.2×30000（-￥253,400）
売）￥425.3×40000（-￥350,000）
米国金利上昇、ドル高を嫌気して今売られるとは思わなかった。だって売られるなら例えばシェール報道があったときとか、いくらでもあったはず。金利もドル高も問題にしないと思い込んでいた。その痛烈なしっぺ返しを喰らった格好。こうなるとWTI$85くらい下げてくれたら、もう一度行くんだけど・・・。

6723 ルネサス　￥2,258.5（▲￥21.5）
空売）￥2,300.0×4000（含み益￥166,000）
空売）￥2,299.0×2000（含み益￥81,000）
空売）￥2,298.0×4000（含み益￥158,000）
空売）￥2,295.0×2000（含み益￥73,000）
空売）￥2,293.0×2000（含み益￥69,000）
空売）￥2,285.0×2000（含み益￥53,000）
米国のSOX指数がプラス圏に浮上ということで、一気に買いが入ったルネサス。板を見ててどうするか迷ったけれど、この下げの原因がどうやら大口ロングのリバランス、って事らしいから、こんなに急激に買われたら売り返されると思って、売り上がってみた。案の定、日経平均の下落とともに売り物が出て、朝寄りとほぼ行って来いまで下落。そりゃちょっと無理だよ、この地合いではね。

前場の収支：-￥620,000

雑感彼是

いやいや、何とも難し過ぎる相場展開になった日本市場・・・。それもそうなんだが、米国市場の今の状況を相当に警戒する意見が出始めてる。で、その根拠は？と言えば、それは一にも二にも個人消費だと思うんだよ。もしかしたら、9月、10月の個人消費は大幅に落ち込んだ数字が出るかもしれないね。

9月の落ち込み幅よりも10月は断然大きくなりそう。そして11月のクリスマス商戦が不発になると、これはもういよいよ問答無用のりセッション入りになるかも。でも株式市場で問題なのは、それまでに大きな事件・事故が起こるだろうという事。

中国経済は人民元の国際的信認が無いにもかかわらず、米国の真似をして、信用を再現なく膨張させた結果、今後確実に崩壊してゆく。でもカウンターパートの米国経済も、いま、財政の急拡大と金利の上昇で、もはや金利負担で財政が維持できるのか？というところまで来てしまった。

それでもなお、バイデン政権は財政を拡大することしか考えていないし、もっと言えばドル自体、ペトロダラーの役割を失いつつあるわけで、今までのような基軸通貨の信用とばかり言ってはいられないだろう。

となると、この相場は、インフレがどうの、と言うよりももっと大きな問題に向き合うことになるのではないか？と言う気がするんだよね。