年末にきて日本市場は天下分け目に遭遇!?:12月18日(月)後場

年末にきて日本市場は天下分け目に遭遇!?:12月18日(月)後場

日経平均株価 ¥32,758(▲¥211)

明日植田総裁がマイナス金利を解除すれば、日本経済は厳しい方向へ!?

後場の相場概況

日本市場も12月の半ばを過ぎて、ここまで弱い展開になるとは此の先が思いやられると感じる。逆を言えば俺にとっては絶好の地合いになってくれるという意味でもあるけれど・・・。とにかく外資の短期筋の見方は、日本株はドル円次第、というもの。流石に良く分析してて、主力企業は円安に甘え切っている。

此の先、米国経済も徐々に悪化することは、もうFRBが利下げに言及したことで、宣言したも同然だと思うし、その上ここで日銀が現在の政策を変更して利上げ方向を模索しようとするのであれば、日本株に対する見方は非常にシビアになるんじゃないかな。

今のこの状況で金融政策を弄る意味は何もないと思うけど。そんなことをしたら日銀が過去に何度も間違えてしまって経済に悪影響を与えてきた歴史を繰り返すと思う。ならばどうしてそういうことが起こるかと言えば、組織のトップが変わると、新しいトップはいたずらに自分のカラーを出そうとするからだ。

今の日銀で言えば、前任の黒田総裁がアベノミクスと呼応するような強烈な金融緩和を続けてきた。そして今度は政策を引き継ぐと宣言して新総裁になった植田氏は、とにかく新しい方向性を打ち出したくて仕方ないんだよ。

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けれど財務省が賛成した人事であって、財務省の意向通りの政策をするしかない植田総裁なのだから、当然アベノミクスを否定する、つまりは黒田路線を方向転換する機会を狙ってるのは間違いない。

国会で「年末から来年にかけてチャレンジング・・・」と口が滑ったのは、経済の状況を丹念に分析すると政策変更の必要はないはずなのだが、やはりやってしまうのではないか?って思う。あの植田総裁の顔を見れば、腹に一物ある人物としか見えない。なのでまずは明日、マイナス金利を撤回するだろうと思ってる。

そういえば岸田も政策継承を言いながら総裁選にでて、今は安倍氏と180度反対方向を向いている。岸田も植田も財務省の飼い犬だからね。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥20,185(▲¥285)
空売平均)¥20,132×1600(含み損¥85,000
アンバランスなポジションになったとはいえ、日経平均はここから上に行けるのか?という疑念が拭いきれず・・・。今夜の米国市場は利食いになりそうだったのでね。

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8306 三菱UFJ ¥1,198.5(▲¥6)
買)¥1,179.0×40000(含み益¥780,000
買)¥1,178.0×40000(含み益¥820,000

8316 三井住友 ¥6,635(▲¥125)
買)¥6,576×8000(含み益¥472,000
買)¥6,574×4000(含み益¥244,000

8411 みずほFG ¥2,359.5(▲¥31)
買)¥2,327.0×20000(含み益¥650,000
買)¥2,325.0×10000(含み益¥345,000

メガバンクが大きく売られたのは、外資が大きなポジションを外したから。理由はパウエル議長発言とFRBのドットチャートで米国金利低下の方向性が見えたから。ロングなら当然の選択と言えるかも。そして今度は日銀会合がある。今回「現状維持で1月のマイナス金利示唆発言」というのが多数意見なのかもしれないけれど、個人的にはマイナス金利解除を植田総裁はやるだろう、と思った。

概況にその理由は書いたので・・・。

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7203 トヨタ ¥2,619.5(△¥19)
空売)¥2,619.5×4000(変わらず)
空売)¥2,618.5×4000(含み損¥4,000
空売)¥2,618.0×8000(含み損¥12,000
空売)¥2,617.5×4000(含み損¥8,000
空売)¥2,614.5×4000(含み損¥20,000

6501 日立 ¥9,852(▲¥7)
空売)¥9,852×4000(変わらず)

6758 ソニーG ¥13,075(▲¥290)
空売)¥13,075×4000(変わらず)

ドル円は現時点で¥142.350(16:50)辺り。けれども米国債10年金利は3.909pとジリジリと3.900を割り込むような雰囲気になってる。これで、明日日銀がマイナス金利を解除するとすれば、これは利上げへのメッセージと受け止められるだろうから、ザラ場中に一気に¥140を割れてくるような動きになってもおかしくない。

その意味では、現時点で無理筋のような売りポジを建てたけれど、仮にそうなったときには追加で追いかければいいかな、という覚悟。裏目に出れば、担がれるだけなので、そのくらいは覚悟してる。

けれど、今の日本の流れ、財務省が政治と金融を完全に支配するような展開は、これはもうどうにもならない事態になってると思う。2024年は日本にとって嫌な時代になる予感。

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9432 NTT ¥168.9(▲¥0.9)
現買)¥168.8×50000(評価益¥5,000
定期的に少しずつ買って行こうかと思った。この先どうなるか分からないけれど、NTT法廃案ならば、とんでもないことになりそうなので。


本日の収支(前場・後場合算):+¥9,880,000


雑感彼是

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もしも明日、日銀の会合で「マイナス金利解除」となった場合、それを外資はどう受け取るのだろう?と、後場はずっと考えていた。マイナス金利を解除するということは、印象としては日銀の金融緩和政策が完全に修正方向に舵を切ったと受け取られるだろう。その場合、一番予想外な展開になるのは、米国債金利がレパトリ懸念によって上昇してしまう事。

その場合は円安に傾くことになるので、日本市場の株価は上なのかな?とも思う。けれども自分の想定では、マイナス金利解除の場合は、株式市場全体が下落すると読んだ。そしてメガバンク株だけが上値を追って戻りを試す展開になると考えたんだよね。

また日銀が現状維持すれば、株式市場は年末ラリーに突入する可能性もある反面、メガバンクは戻れないかなと思う。でも、そんな訳の分からない地合いで主力を取引するよりも、日本市場は小型株ラリーに突入するんじゃないかな。

全く政治は出鱈目放題で、財務省も検察も信用できないような事態に突入した今、日銀までが取り込まれるというのはねぇ・・・。2024年は当然のように、米国は大統領選挙まで大混乱が続くことになるだろうけど、日本も最悪の年になる可能性がある。

ここまで来てそうなってしまったらもう、取り返しがつかないような気がしてね。なんだか最近、じっとしていられない、と思うようになってる・・・。